2023年07月04日

太陽光発電の発電量ってどこで見るの?確認方法とメリットを教えます!
太陽光発電の発電量、そういえばどうやって確認すればいいんだっけ?って思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。ソーラーパネルを効果的に導入すると、ご家庭の電力の大部分をまかなうことができるだけでなく、心強い停電対策にもなります。この記事では、太陽光発電の年間、季節別の発電量をはじめ、発電量を増やすためのテクニックや、ご自宅で発電量を確認する方法などをご紹介します。
目次
夜間にたくさん電気を使うご家庭や、オール電化のご家庭にオススメ!

発電量を確認するには?具体的な方法をご紹介

太陽光発電システムを設置したら、発電量を把握することは賢く電気を使ったりシステムの異常に早く気づいたりするためにも大切です。ここからは実際に発電量をどのように確認するか、ご紹介いたします。
専用の表示モニターでリアルタイムに確認
多くの家庭用太陽光発電システムには、現在の発電量やご家庭での消費電力量などをリアルタイムで表示する専用のモニターが付属しています。 このモニターは、リビングなど家族が普段過ごす場所に設置されていることが多く、今、どれくらい発電しているかがすぐに分かります。日・月・年ごとの過去のデータも確認できるため、日々の発電状況を把握するのに役に立ちます。
スマートフォン・タブレットの専用アプリで確認
太陽光発電システムの主要メーカーは、スマートフォンやタブレットで発電量などを確認できる専用のアプリケーションを提供していることもあります。アプリを利用すれば、外出先や家の中のどこからでも簡単に確認できます。 ご利用には、システムのインターネット接続や事前のサービス登録が必要な場合があります。詳細は、設置されたシステムのメーカーや施工業者にご確認ください。
専用Webサービスでの確認方法:ソーラーメイトの場合
ソーラーメイトをご契約いただいたお客様は、専用のWebサービスを通じて、ご自宅の太陽光発電システムの発電量をいつでもご確認いただけます。
ご利用にあたってご準備いただくもの
- お手持ちのスマートフォン・タブレット、またはPC
- 利用者画面クイックガイド
新規ID登録がお済みでない方
①下記QRコード、またはURLからサイトにアクセスする。

②ログイン画面が表示されます。
画面下部にあるIDを新規作成を取得するを押してください。

③ID(メールアドレス)とパスワードを入力し、【次へ】を押してください。 IDとして登録したメールアドレスに確認コードが届きますので、 記載されている確認コードを入力し【確認】をおしてください。

④お手元にあるクイックガイドに記載されている シリアルNo(S/N)、MACアドレスを入力し、 太陽光発電所の所在地を選択します。全て入力し、【確認】を押してください。

※クイックガイドがお手元にない場合はお手数ですが下記お問い合わせ先までご連絡ください※
▼再発行の依頼先▼ ソーラーメイトお問い合わせ窓口 Mail:support@solar-mate.jp Tel:0120-105-110 営業時間:平日9時~17時
⑤個人情報を入力し、利用規約を確認し同意にチェックをいれて【登録】を押してください。 入力内容に問題がなければ【確認】を押したら登録完了です。

既にID登録がお済みの方、または登録完了後
登録済みの方向け、および登録完了後のログイン方法について ID(登録したメールアドレス)とパスワードをお持ちの方は、以下のURLからログイン画面にアクセスしてください。

※既にID取得されている方は操作不要です※ ※必ず系統連系後にアクセスしてください※
利用者画面での発電量確認
ログイン後、利用者画面のコンテンツ画面で、ご自宅の電力状況をご確認いただけます。具体的には、本日の発電電力量や電力状況がグラフで表示されます。 利用者画面をお気に入り登録や、ブックマークに登録しておくと、次回以降のアクセスが便利になります。

太陽光発電の発電量を確認するメリットは?
なぜ発電量を確認することが重要なのでしょうか。では、まず最初に太陽光発電の発電量を確認して得られるメリットをご紹介します。

メリット1:太陽光発電システムの異常に気づける
太陽光発電の発電量の平均値を把握しておくことは、システムの故障や異常に気づくために役立ちます。 もし発電量が急に減ったり、全く発電していなかったりといった異常が見られた場合、それはパネルの汚れや機器の故障、配線の問題など、システムに何らかの不具合が発生しているサインかもしれません。 もちろん、雨やくもりといった天候の影響で発電量が下がることもありますが、晴れている日にもかかわらず発電量が著しく低いような場合は、機器の不具合などが考えられます。 このように、発電量をこまめにチェックすることで、異常を早期に発見し、速やかに修理やメンテナンスを依頼することができます。また、発電ロスを最小限に抑え、売電収入や自家消費によるメリットを最大限に維持することにつながります。
メリット2:発電量の推移の把握ができる
太陽光発電の1日の平均発電量は、一般的に2.4〜3.8kWh程度が目安とされています。ただし、太陽光パネルの設置条件(屋根の向きや角度、日当たりなど)によって実際の平均発電量は異なります。 日々の発電量を確認することで、天候や時間帯によってどのくらい発電するのかを具体的に把握できるようになります。さらに、過去の発電データと比較検討することで、ご自宅のシステムが設計通りに効率よく発電しているかを知る手がかりにもなります。 また、発電量のデータは、設置時の屋根の向きや角度、周囲の建物による影響などを確認したり、より効率的に発電するための改善点がないかを検討したりする良い機会となります。
メリット3:電気の使い方を理解し節電意識が上がる
太陽光発電の発電量とご家庭での電気使用量を見比べることは、発電した電気をどれだけ自家消費できているか、そして足りない分を電力会社からどれだけ購入しているかを具体的に把握するのに役立ちます。 このように現状を把握できると、電気を効率的に使うための具体的な行動が見えてきます。例えば、「昼間は発電量が多い時間帯だから積極的に家電を使おう」「夜間は発電しないから節電を心がけよう」といったように、日々の電気の使い方に自然とメリハリが生まれ、節電への意識が高まります。 その結果、電力会社から購入する電力量を減らし、電気代の削減につなげることが期待できます。
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【知っておきたい!】kW(キロワット)とkWh(キロワットアワー)の違い太陽光の発電量を確認するには「kW」と「kWh」と呼ばれる2つの単位が使われます。これらは何を表しているのでしょうか?記事を読み進める前に確認しておきましょう。 ・kW(キロワット)とは? 「電力(出力)」を表す単位です。太陽光発電においては、太陽光発電システムの容量や能力を示します。「最大でどれくらいの力があるか」と考えていただくと分かりやすいでしょう。 ・kWh(キロワットアワー)とは? 「電力量」を表す単位です。太陽光においては、特定の時間(1時間、1日)に合計でどれだけ発電したかを表す際などに使われます。発電する電気の大きさ(kW)に時間(h)をかけて計算した発電量がkWhになります。 ・計算式 発電量(kWh)=電力(kW)×時間(h) 例)5kWの発電を2時間続けた場合の発電量の計算式 5(kW)×2(h)=10(kWh) 詳しい計算式などは下記のブログで紹介しています。 太陽光発電の発電容量とは?発電容量と売電収入の関係性も解説
太陽光発電の発電量と設置方角の関係
太陽光パネルを設置する屋根の方角は発電量に直結していることから、非常に重要な要素です。最も発電効率が高くなるのは南向きの屋根に設置した場合です。 太陽光パネルを真南に設置した場合を100%と仮定すると、西・東向きに設置した場合は85%程度の発電量になります。なお、北向きの屋根に設置した場合は発電量が著しく低下し、60%程しか発電量は見込めません。
太陽光発電の発電量と設置角度の関係
太陽光パネルの設置角度は、太陽の向きに合わせて30度の傾斜が理想的だと言われています。ただし、同じ日本国内であっても地域によって緯度が異なるため、理想的な設置角度が変わる点について注意が必要です。 一例として、札幌における最適な角度が34.8度であるのに対して、沖縄では17.6度と大きな開きがあります。

ソーラーパネルの発電効率を上げるための理想的な角度とは?
太陽光で発電するソーラーパネルにとって、太陽光がパネルに当たる量は発電効率に関わる重要な要素です。ソーラーパネルを設置する方位は真南が最も推奨されることはご存じだったとしても、お住...
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ソーラーパネルの1日・1年あたりの発電量はどれくらい?
1日あたりの発電量の基本的な計算方法
独立行政法人 新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)が発行する「太陽光発電導入ガイドブック」をもとに、1日の発電量を簡単に計算してみましょう。 システム容量(kW)×日射量×損失係数(0.73)=1日の発電量 損失係数とは、パネルの汚れや温度上昇など、さまざまな要因によって出力の損失を見込んでかける数値です。つまりNEDOは、年間27%ほど発電しないと見込んでいるということです。 日射量については、NEDOが提供する「日射量データベース 閲覧システム」を使うのが便利です。天候や季節の影響を受けますが、おおよその発電量は以上の方法で算出することができます。

年間の発電量の一般的な目安と計算
1日ごとの正確な積算も可能ですが、一般的に年間を通した発電量の目安として、以下の基準が広く使われています。 太陽光発電システム1kWあたりの年間発電量は1,000kWhが目安とされています。ご自宅のシステム容量(kW)にこの1,000kWを掛けることで、年間の発電量の概算を知ることができます。

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季節や天気による発電量の変動要因太陽光発電量が、日射時間や天候に大きく影響されるため、季節によって変動します。 ・春 日照時間が長く、気温もパネル効率に適しているため、最も発電量が多くなる傾向があります。 ・夏 日差しが最も強い季節ですが、パネルの表面温度が高温になりすぎると変換効率が低下するという性質があります。 ・秋 日照時間は短くなりますが、秋晴れ日が多い時期は安定した発電が期待できます。 ・冬 日照時間が年間で最も短いため、発電量は少なくなる季節です。天候も不安定で、積雪があった際には発電量が見込めない状況になります。 近年はメーカーの技術の進歩によって、曇りの日でも効率的に発電できるシステムが開発されています。
家庭用ソーラーパネルはどのくらい載せる?

太陽光発電システムの適切な容量は、以前と現在で考え方が変わってきています。かつては、固定価格買取制度(FIT)により売電単価が高かったため、発電した電気を出来る限り多く売るために、ソーラーパネルをたくさん載せる、という考えが一般的でした。 しかし、近年では売電単価が下落し、一方で電気代が高騰しています。このような状況では、売電収入よりも、自家消費にまわしたほうが経済的なメリットが大きくなっています。 1世帯あたりの年間消費電力量は約4,200kWhとお伝えしました。つまり、4.5kW程度のソーラーパネルを載せておけば、必要な電力量をカバーできる計算になります。 ただし、太陽光発電は日中、太陽が出ている時間帯しか発電できません。そのため、発電しない時間帯や天候のときは電力会社から電気を購入する必要があります。

家庭用太陽光発電、何キロのせる?適切な容量と発電量を解説
太陽光発電の導入において重要なのは、適切な容量の選択です。この記事では、容量選びのポイントから初期費用の関係、具体的なアドバイスをご紹介します。
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- 1日の消費電力量はどのくらい?
- 1世帯が年間で消費した電力量は、全国平均で4,258kWhとなります。また、地方別に見た場合、最も消費電力量が多いのは北陸で6,153kWh、最も少ないのは沖縄で3,844kWhです。 出典:環境庁「家庭のエネルギー事情を知る」
発電量を保つためには、メンテナンスや点検が必要

なぜ太陽光発電のメンテナンスが必要なのか
ソーラーパネルはガラスとシリコンでできており、非常に耐久性が高い製品ですが、設置後、時間の経過とともに発電効率がわずかに低下する経年劣化は避けられません。 システムのパフォーマンスを最大限に維持し、こうした異常を早期に発見して適切な修理や対策を行うために、定期的な点検やメンテナンスが非常に重要となります。
発電量が低下する主な原因
日々の発電量を徐々に減らしてしまう主な原因には、以下のようなものがあります。
・パネル表面の汚れ
・鳥のフンの付着
・周辺環境の変化による影
急な発電停止?パワーコンディショナのトラブル
太陽光発電が突然、全く発電しなくなった。という場合パワーコンディショナの故障が原因であることが非常に多いです。何らかの原因でパワコンの電子部品が破損したり、ヒューズ切れが生じてしまい、まったく発電しなくなるケースがよく見られます。 意外と見落としがちなのが、パワコンの換気口やフィルターが埃で目詰まりを起こすことで、内部が冷却されず、故障につながる可能性があります。
まとめ
本記事では、太陽光発電の発電量確認の重要性から、モニターやアプリを使った具体的な確認方法、さらには発電量の目安や設置ポイント、メンテナンスの必要性まで網羅的に解説しました。 日々の発電量を把握することは、システムの異常察知や節電意識向上に繋がります。この記事を参考に、ご自宅の太陽光発電システムを最大限に活用し、クリーンなエネルギー生活を送りましょう。 さらに詳しい情報は、関連記事もご確認ください。

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