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2023年10月06日

太陽光発電は後付けできる?可否の判定・工事についても網羅

太陽光発電は後付けできる?可否の判定・工事についても網羅

既築の家に太陽光発電を後付けするか迷っている方に向けて、まず「うちでも付けられるのか」を簡単に診断できます。費用や工事期間の目安、必要な手続き、屋根や保証のチェックポイントを網羅しました。相談すべき業者の選び方まで順を追って整理しています。

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要点:全体像をつかむ

「今の家に太陽光発電を付けたい」。そう思ったとき、真っ先に浮かぶのは「うちでも付けられるの?」「いくらかかる?」「工事は大変?」という3つの不安ですよね。

結論を先にまとめると

  • 可否について
    後付けは多くの場合で可能。ただし屋根の形状・荷重・日照・分電盤の容量で、設置可否と追加工事の有無が変わる

  • 費用について
    太陽光発電は新築と同時のタイミングより、後付けの方が上振れしやすい(足場・補強・既設設備との適合が必要)。リフォームのタイミングや複数見積比較で抑える工夫を

  • 工期について
    工事は短い場合で1〜3日。手続き(連系・認定)含めると数週間〜数か月かかることも

  • 税金・保険について
    固定資産税や火災保険、保証は「場合によって」変わる。自治体・契約書・保険約款を個別確認

  • 後悔しないための進め方
    可否診断→手続き→工事→点検を信頼できる業者へ一本化。比較検討はこちら

太陽光発電、後付けの可否の診断

「うちの家でも付けられるのかな…」。検討を始めたとき、まず知りたいのはこれですよね。

屋根・荷重・形状:安全に載せられるか

太陽光パネルと架台を合わせると、1㎡あたり15〜20kg程度。屋根全体では相当な重量です。特に築年数が経っている住宅では、建物が荷重に耐えられるか事前確認が必須です。

屋根の勾配(傾き)も重要。緩やか過ぎると雨水が溜まって雨漏りの原因に、急過ぎると施工が難しくなります。一般的には3寸〜6寸勾配(約17度〜31度)が適しています。

そして多くの方が心配される雨漏りリスク。特にスレート屋根は経年劣化でひび割れしやすく、状態次第では補強や部分交換が必要なことも。

方位・日照・周り:しっかり発電できるか

理想は南向きの屋根ですが、東西面でも十分発電できます。ただし北面は発電効率がかなり落ちるので避けた方が賢明です。

お隣の建物が高くて影ができたり、庭の大きな木が昼間に影を落としたりすると、発電量が減ってしまいます。最近SNSでも目にする「反射光トラブル」にも注意。設置前に業者と一緒に周りの状況を確認し、必要なら角度調整を。

分電盤・築年数:その他の確認事項

分電盤に新しい回路を追加する必要がありますが、空き回路や容量が足りないと分電盤ごと交換が必要なことも。要件は電力会社・施工者の設計指示に従ってください

また、1981年以前に建てられた住宅は耐震診断が必要な場合もあります。「あと5年で建て替え」なら採算が合わない可能性が高いです。


確認項目チェック内容注意点
屋根面積最低15㎡以上(目安:1kWあたり約5〜6㎡)パネル効率で変動
荷重耐性構造計算で確認業者が調査
屋根材の状態ひび割れや劣化補強・交換が必要な場合も
防水処理雨仕舞いの可否施工写真を保存
分電盤回路の空き・容量交換が必要な場合も
築年数1981年以前か耐震診断が必要な場合も

参考情報

費用と相場の見方

「で、結局いくらかかるの?」。これが一番気になるところですよね。

新築時の導入と後付けを比較した場合

新築と同時に太陽光パネルを設置した友人から話を聞いて、「それなら自分も…」と思ったものの、見積を取ったら想像以上に高くてびっくり。そんな経験ありませんか?

後付けが高くなる理由は、足場を別途組む必要があったり(10万円〜30万円)、屋根の補強、配線工事の手間、既設設備との適合確認などが必要なためです。

費用の内訳と相場レンジ

経済産業省のデータによると、2024年の実績で新築は約28.6万円/kW、既築(後付け)は約32.6万円/kWです。

※下記は参考程度の目安にて


システム容量新築同時設置の目安後付けの目安差額の目安
4kW約110万円〜120万円約125万円〜135万円+15万円〜20万円
5kW約140万円〜150万円約155万円〜170万円+15万円〜25万円
6kW約165万円〜180万円約190万円〜205万円+20万円〜30万円

※地域・屋根状態・時期で変動します

抑えるコツ:賢い導入方法

  1. リフォームと同時に進める
    足場を共用できるだけで10万円〜20万円以上の節約に
  2. 複数の業者から見積を取る
    見積内容をしっかり比較することが大切
  3. 補助金を活用する
    東京都なら既築住宅で最大18万円/kW(3kW以下)の補助金も

※東京都の太陽光補助は、制度ごとに単価が異なります。
既存住宅向けでは「家庭における太陽光発電導入促進事業」が15万円/kW(上限45万円)、「初期費用ゼロ促進の増強事業」が18万円/kW(3kW以下)で、年度や要件により変わるため最新の公式情報をご確認ください。


参考情報

工事と手続きの流れ

「工事ってどのくらい時間かかるの?」後付けを検討する際、工程や期間への不安も大きいですよね。

流れ:現地調査から連系まで

  1. 現地調査(1〜2時間)
  2. 設計・見積(1〜2週間)
  3. 取付け工事(1〜3日)
  4. 電気工事・試験(半日〜1日)
  5. 各種申請・手続き(数週間〜数か月)
  6. 連系・発電開始

注意:DIY(自分で設置)は絶対NG
太陽光発電の設置には電気工事士の資格が必須。無資格で行うと違法になりますし、感電や火災などの重大事故につながる危険性が。必ずプロに依頼してください。

時間の目安:いつから発電できる?

工事自体は短い場合で1〜3日で完了。ただし手続きに時間がかかるため、合計で2か月〜半年程度を見込んでください。

申請・連系・補助金手続きにより期間が前後します。繁忙期(年度末や補助金締切前)は特に時間がかかります。

参考情報

屋根材別:工法と注意

「うちの屋根、どんな工事になるんだろう…」。屋根の材質によって、適した工法や注意点は大きく変わります。雨漏りや保証のトラブルを避けるためにも、自分の家の屋根に合った施工方法を知っておくことが大切です。

スレート:固定金具の位置と防水処理

最も多くの住宅で使われているスレート屋根。「コロニアル」や「カラーベスト」といった商品名で呼ばれることもありますね。

スレートは比較的軽量で施工しやすい反面、経年劣化でひび割れしやすいのが弱点です。太陽光パネルを固定する際、スレートに直接ビスを打ち込むため、この位置や防水処理が適切でないと雨漏りの原因になります。

「施工写真を見せてもらえますか?」と業者に聞いてみてください。特に防水処理の様子を写真で確認できれば安心です。

瓦:支持瓦やアンカーの工法

日本の伝統的な瓦屋根。重厚感があって美しいですが、太陽光パネルを載せる際は重量が課題になることも。

瓦屋根への設置方法は主に2つ。一つは「支持瓦」という専用の金具付き瓦に交換する方法。もう一つは既存の瓦の下にアンカーと呼ばれる金具を差し込む方法です。

「うちは瓦だから難しいかも…」と諦めなくて大丈夫。最近は瓦屋根専用の工法も充実していて、多くの場合で対応可能です。ただし工法が特殊な分、経験豊富な業者を選ぶことが特に重要になります。

金属:ハゼ・立平への最適な取付方法

金属屋根は軽量で耐久性に優れ、実は太陽光パネルとの相性が良い屋根材です。「ガルバリウム鋼板」といった名前を聞いたことがあるかもしれません。

金属屋根の接合部分(ハゼ)に専用金具を引っ掛ける工法なら、屋根に穴を開けずに施工できることも。雨漏りリスクを最小限に抑えられるのは大きなメリットです。


屋根材主な工法注意点雨漏りリスク
スレートビス固定防水処理が重要、劣化状態を確認中〜高
支持瓦・アンカー重量増加に注意、経験豊富な業者を低〜中
金属ハゼ掴み・ビス穴なし施工も可能、熱膨張考慮

施工写真は必ず保存を
火災保険や屋根保証との関係も重要です。万が一雨漏りが起きたとき、施工写真があれば「防水処理はきちんとやった」という証明になります。

参考情報

デメリットと回避策

「太陽光発電 やめたほうがいい」。こんな検索をしたこと、ありませんか?不安になるのは当然です。良いことばかりじゃなく、デメリットもしっかり知った上で判断したいですよね。

割高要因:新築より費用がかかる理由

後付けは足場代(10万円〜30万円)、屋根補強(状態次第で数十万円)、配線工事の手間、既設機器との適合などで割高になりがち。でもリフォーム時の導入や複数見積比較、補助金活用で抑える方法はあります。

近隣民家への反射などのトラブル

最近SNSの投稿で時々見かける「太陽光パネルの反射光がまぶしい」というトラブル。せっかく環境のことを考えて設置したのにご近所と気まずくなって…という悲しい事態は避けたいですよね。

事前にしっかり確認すれば避けられます。業者と一緒に、朝・昼・夕方と時間を変えて、反射光が近隣に影響しないか確認してください。場合によってはパネルの角度を調整したり、設置場所を変更したりすることで対応できます。

「ご近所に一言伝えておく」だけでも、トラブル防止に役立ちます。

固定資産税・火災保険も知っておく

固定資産税は、屋根一体型は課税の可能性がありますが、屋根置き型は自治体によって扱いが異なります。火災保険は建物の評価額が上がれば保険料も上がる場合がありますが、補償範囲を事前に確認することが大切です。


項目課税・対象の可能性確認先
固定資産税(屋根一体型)課税される可能性ありお住まいの自治体 税務課
固定資産税(屋根置き型)原則 課税されない(自治体差あり)お住まいの自治体 税務課
火災保険評価額上昇で保険料増の場合も現在の火災保険会社

どちらも「必ず〜になる」と断言できないのが実情。気になる方は、お住まいの自治体や保険会社に直接問い合わせるのが確実です。

参考情報

蓄電池の後付け

「停電のときも電気が使えたら安心なのに…」「電気代をもっと抑えたい」。太陽光発電を検討するとき、蓄電池も一緒に考える方が増えています。

方式:単機能PCS追加 vs ハイブリッド置換

蓄電池を後付けする方法は、大きく分けて2つあります。

単機能型(追加型):今ある太陽光発電のパワーコンディショナはそのままに、蓄電池専用のパワコンを追加。電気の変換ロスが大きいが、比較的安価。

ハイブリッド型(置換型):太陽光と蓄電池を一つのパワコンで制御。変換効率が良く省スペースだが、初期費用が高め。

既存の太陽光システムが新しくてまだ保証期間内なら単機能型、設置から10年近く経っていてそろそろ交換時期ならハイブリッド型を検討する、という判断が一般的です。

※停電時の自立運転の考え方については、暮らしの実際の場面を想像しながら選ぶことが大切です。

選び方:容量設計と実際の暮らし

蓄電池容量使用目安停電時の対応向いている方
5kWh前後夜間の電気を賄う半日〜1日程度最低限の備えがほしい
10kWh前後夜間+朝の電気1〜2日程度バランス重視
15kWh以上ほぼ自給自足数日対応可能停電への備え重視

参考情報

業者選びと相談術

ここまで読んで「よし、やってみよう」と思った方も、「でも、どこに頼めばいいの?」と悩んでいませんか?

実は、業者選びこそが最大の投資対効果を左右します。良い業者に出会えれば安心して任せられますし、逆に選択を誤ると後悔することに。

必須チェック:資格と実績

太陽光発電の設置には専門的な知識と技術が必要です。業者を選ぶとき、まず確認したいのが資格と実績

確認したい資格:電気工事士(第一種・第二種)、施工ID、建設業許可

実績の見方:年間施工件数、施工写真の有無、お客様の声、協力者体制(自社施工か、下請けか)

「資格なんて形式的なものでは?」と思うかもしれませんが、電気工事は人命に関わります。無資格者が施工した場合、火災や感電の危険性があるだけでなく、保険が下りない可能性も。

見積比較:内容の粒度を見抜く

複数の業者から見積を取ったとき、「金額だけ」で比較していませんか?実は、見積の書き方や内容の細かさに、業者の姿勢が表れます。

良い見積の特徴:工事内容が項目ごとに細かく記載、使用する機器のメーカーや型番が明記、取れる補助金の情報も記載、工期や申請手続きのスケジュール付き

注意したい見積:「一式◯◯万円」と大雑把、別途費用の記載が曖昧、機器の指定がない

「安い見積もりが一番」と思いがちですが、大切なのは内容と価格のバランス。「この項目は本当に必要?」「なぜA社よりB社が高いの?」と疑問に思ったら、遠慮せず聞いてみましょう。

暮らしに寄り添った相談窓口

「見積は良かったのに、その後の対応が…」。そんな後悔をしないために、相談のしやすさも重要なチェックポイントです。


チェック項目確認内容ポイント
連絡方法電話・メール・LINE など自分に合った方法があるか
対応時間平日日中だけ?土日や夕方以降も?暮らしの時間帯に合うか
窓口の一本化担当者が何度も変わらないか相談しやすさ
アフター体制設置後も気軽に相談できるか長期的な安心

「工事が終わったら連絡が取れなくなった」というトラブル、意外と多いんです。太陽光発電は設置して終わりではなく、その後も定期点検やメンテナンスが必要。長く付き合える業者を選びましょう。

参考情報

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。「太陽光発電の後付け」について、不安や疑問は少し解消されたでしょうか?

大切なポイントをもう一度

  • 可否診断が第一歩
    屋根・分電盤・日照・築年数を確認。「付けられるか」を専門家に診てもらう

  • 費用は上振れしやすい
    足場・補強・配線で新築より高め。リフォーム時の導入や相見積りで抑える工夫を

  • 手続きと工期は逆算を
    工事は1〜3日でも、連系まで数週間〜数か月。余裕を持ったスケジュールが安心

  • 税金・保険は個別確認
    固定資産税・火災保険・保証は「場合による」。自治体や保険会社に必ず確認

  • 停電と電気代を考えるなら
    蓄電池の同時検討が効率的。方式(単機能/ハイブリッド)は後で入替も可

  • 業者選びが最大の鍵
    資格・実績・見積内容・相談のしやすさをチェック。信頼できるパートナー選びが投資対効果を左右

「本当にうちに合っているのかな」「採算は取れるのかな」。そんな不安があるのは当然です。だからこそ、「つけるべきか」の判断は、信頼できる業者に相談しながら、じっくり考えてください。

あなたの暮らしに合った、後悔しない選択ができることを願っています。

FAQ

Q1.後付けは「やめたほうがいい」場合は?

A.屋根の状態が悪い、荷重余力が足りない、数年以内に解体予定がある、保証を大きく損なう場合は再検討を。

ただし「自分の場合はどうか」は個別の判断が必要です。現地調査で専門家に診てもらうのが確実です。

Q2.工事はどのくらいの時間がかかる?

A.パネル設置と電気工事は短い場合で1〜3日程度。ただし手続きから連系(発電開始)まで含めると、数週間〜数か月かかることも。

地域差が大きいので、時間のバッファを必ず見ておきましょう。繁忙期や補助金申請の有無で変動します。

Q3.固定資産税や火災保険はどうなる?

A.固定資産税は、屋根一体型は課税の可能性がありますが、屋根置き型は自治体によって扱いが異なります。

火災保険は建物評価額が上がれば保険料も上がる場合がありますが、補償範囲を事前に確認することが大切です。どちらも「場合による」ので、お住まいの自治体や保険会社に個別に確認してください。

Q4.採算は合う?元は取れる?

A.電気代の削減効果と余剰売電収入のバランス次第です。電気代の上昇傾向が続けば、採算が取れる可能性は高まります。

ただし各家庭の電気使用量、日照条件、初期費用によって大きく変わるため、試算は業者に相談して「個別に」出してもらいましょう。SNSの体験談は参考程度に。あなたの家の状況に合わせた計算が大切です。

おすすめの関連記事

太陽光発電の後付けについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

比較・判断に迷ったら


費用を抑えたい方へ


停電への備えが気になる方へ


設置後の安心について

最後に:相談から始めてください

太陽光発電の後付けは、決して小さな決断ではありません。だからこそ、一人で悩まず、専門家に相談することが大切です。

相談する際のポイント

  • 複数の業者から話を聞く(2〜3社が目安)
  • 不明点や不安は遠慮なく質問する
  • 見積内容を細かく確認する
  • 保証やアフターサービスも比較する
  • 「この人なら任せられる」と思える業者を選ぶ

「環境に優しい暮らしを始めたい」「電気代を抑えたい」「災害への備えを強化したい」。あなたがどんな思いで太陽光発電を検討しているとしても、その想いを実現するためには、信頼できるパートナー選びが何より大切です。

焦らず、じっくりと比較検討して、納得のいく選択をしてください。

あなたの暮らしが、太陽光発電でより豊かで安心なものになることを、心から願っています。

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