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2026年02月19日

蓄電池10kWhの価格|知っておきたい見積書の正しい見方

蓄電池10kWhの価格|知っておきたい見積書の正しい見方

蓄電池10kWh前後の価格が変動する理由をわかりやすく整理しました。見積もりの内訳、同じ条件での比べ方、追加費用の見方、補助金の確認先まで蓄電池導入が初めての方でも簡単に分かります。

目次

電気代さげるなら

蓄電池で10kWh前後の価格を見たときに、同じ容量なのに、なぜ金額が違うのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

この記事では、10kWh前後の蓄電池を検討中の方に向けて、蓄電池の見積金額の読み方を解説していきます。価格の内訳を知り、同じ条件で比較できるようになると、導入の判断もしやすくなるはずです。

蓄電池10kWh前後は条件次第で相場が大きく変わる

蓄電池の価格は、容量だけでは決まりません。例えば、全負荷か特定負荷か、ハイブリッド型か単機能型か、設置場所や配線の距離などが金額に関わってきます。

家庭用蓄電池の導入費用には機器本体に加えて周辺機器や工事費も含まれます。同じ10kWhでも、選ぶ種類や設置条件によって、合計金額は大きく変わります。

参考

見積もりを比べる前に、条件をそろえておく

一括で見積もりを取っても、前提条件が揃ってないと、どれが自分の家に合っているのか判断しづらくなってしまいます。

「容量、負荷の種類、工事の範囲、保証期間、税込か税別」か。これらを同じ条件にそろえると、比較がしやすくなります。見積もりを比べるときは、「内訳に含まれているもの」を確認することをおすすめします。

蓄電池10kWh前後の価格が条件で異なるケース

同じ10kWh前後の蓄電池でも、見積もりの金額が変動する点において、蓄電池の負荷の違いや仕様、種類の違いなどが影響するケースがあります。

代表的なものを以下に挙げています。

負荷の違いで機器と工事が変わる

まず全負荷か特定負荷かで、必要な機器が変わります。全負荷は停電時に家全体に電気を供給できる仕組みで、特定負荷は指定した回路だけに電気を送る仕組みです。

全負荷の方が対応範囲が広いため、機器の種類や工事の内容が変わり、価格も変動します。どちらが合うかは、停電時に使いたい家電と予算で変わります。

仕様と種類の違いで本体が変わる

蓄電池には、ハイブリッド型と単機能型があります。ハイブリッド型は太陽光発電のパワーコンディショナと蓄電池のパワーコンディショナが一体になっているもので、単機能型は蓄電池単体で動くものです。

既に太陽光発電を導入している家庭では、パワーコンディショナの交換が必要かどうかで、選ぶ種類が変わります。仕様が違えば、本体の価格も変わります。

設置条件で追加が出やすい

設置する場所や配線の距離、分電盤の状態によって、追加の工事が必要になることがあります。屋外に設置する場合は基礎工事、配線が長い場合は配管工事、分電盤が古い場合は交換工事などが考えられます。

これらの条件は家ごとに違うため、見積もりで確認しておくと、後から追加費用が出るのを防げます。

参考

見積もりの比較は「同条件」にそろえる

見積もりを比べるとき、条件が揃っていないと何を基準に選べばいいか分からなくなってしまいます。比較対象を同じ条件に揃えると、本当に必要なものが分かります。

比較で参考にする項目は7つ

見積もりを比較するときは、以下の7つの項目をそろえると、判断がしやすくなります。

項目 確認するポイント
容量 10kWh前後で統一されているか
負荷 全負荷か特定負荷か
方式 ハイブリッド型か単機能型か
範囲 標準工事に何が含まれているか
保証期間 何年保証で、どこまで対応してもらえるか
申請 補助金の申請は誰が行うか
税込 税込価格か税別価格か

これらの項目が揃っていないと、見積もりの金額だけで比べても、正確に比較できない場合があります。

「見積もりに含むもの・含まないもの」をチェック

見積もりの合計金額が安くても、工事の一部が含まれていないことがあります。

標準工事に何が入っているのか、追加工事になりやすいのはどの部分か、保証期間はどれくらいか。これらを確認すると、後から追加費用が出るのを防げます。

一括で見積もりを取るときも、同じ条件で頼めば、比較しやすくなるはずです。

価格の全体像について詳しく知りたい方は、蓄電池の価格相場|容量別の目安と比較のコツで確認できます。

見積書は4つの項目で読む

見積書の内訳を確認すると、何にお金がかかっているのかがわかります。蓄電池の見積もりは、だいたい次の4つに分かれることが一般的です。


項目 内容
本体 蓄電池ユニット本体の費用
周辺 パワーコンディショナ、リモコン、計測機器など
標準工事 基本的な設置・配線・試運転などの費用
追加工事 分電盤交換、基礎工事、配管延長など

本体の費用:蓄電池ユニット

蓄電池本体は容量や種類によって金額が変わります。10kWh前後の蓄電池でも、メーカーや仕様によって価格に違いがあります。

周辺機器の費用:パワコンなど

蓄電池を動かすために必要な周辺機器の費用です。パワーコンディショナ、リモコン、計測機器などが含まれます。ハイブリッド型の場合、既存の太陽光発電のパワーコンディショナを交換することもあります。

標準工事の費用

設置、配線、試運転など、基本的な工事の費用です。標準工事に何が含まれているかは、取扱会社によって違うことがあるため、見積もりで確認しておくこともおすすめします。

追加工事の費用

家の状態や設置場所によって、追加で必要になる工事の費用です。分電盤が古い場合の交換、配線が長い場合の配管延長、屋外設置の場合の基礎工事などが挙げられます。

蓄電池は追加工事で費用が上がりやすい

見積もりでは標準工事に含まれていても、現地調査の後で追加工事が必要になることがあります。下記に、費用が上がりやすい周辺箇所についてもまとめています。

分電盤まわり

分電盤が古い場合や容量が足りない場合、交換が必要になることがあります。蓄電池を設置するには、分電盤に専用の回路を追加することが多く、既存の分電盤では対応が困難なこともあります。

現地調査の前に、分電盤の設置年数や状態を確認しておくと、追加工事の可能性を事前に把握できます。

配線距離と設置場所

蓄電池を設置する場所が分電盤から遠い場合、配線の延長工事が必要になります。配管の追加や、壁を通す工事が発生することもあります。

屋外に設置する場合は、基礎工事や防水処理が必要になることがあります。設置場所の条件によって、追加の費用が発生しやすいため、注意が必要です。

基礎・配管・搬入の条件

蓄電池の重さや大きさによって、搬入経路の確保が必要になることがあります。狭い通路や階段を通る場合、搬入に時間がかかり、費用が加算されることもあるので要注意です。

また、屋外設置の場合は、コンクリート基礎の施工が標準工事に含まれているかどうかを確認しておくと安心できます。

工事の詳細について知りたい方は、蓄電池の工事内容|事前に確認したい5つのポイントで確認できます。

10kWhで「使える量」の見方について

蓄電池の容量が10kWhでも、実際に使える電力は少し違います。容量の数字だけで判断すると、思ったほど使えないことがあるので要注意です。

表示容量と実際に使える量は異なる

表示の容量(総容量)と、実際に使える量(使用可能容量)は異なることがあります。蓄電池は、電池を保護するために、満充電から一定量まで使うと自動で停止する仕組みになっています。

10kWhと書かれていても、実際に使える量は仕様書の「使用可能容量」として別に示されることがあります。この差を知っておくと、停電時にどれくらい家電が使えるかを判断しやすくなります。

使える家電は目安で確認する

10kWh前後の蓄電池で、停電時にどれくらい家電が使えるかを確認しておくと、導入後のイメージがしやすくなります。

家電 消費電力の目安 稼働時間の目安(例:使用可能容量を8kWhとした場合)
冷蔵庫 150W 約50時間
LED照明(10W×5個) 50W 約160時間
テレビ 150W 約50時間
スマホ充電 10W 約800時間
エアコン 500W 約16時間

あくまで目安の数字です。家電の種類や使い方によって、実際の稼働時間は変わります。停電時に自立運転で使いたい家電を決めておくと、容量を選ぶときの判断材料になります。

容量の決め方について詳しく知りたい方は、蓄電池の容量|家庭に合ったkWhの選び方で確認できます。

全負荷・特定負荷の違いと仕組みについて

蓄電池には全負荷と特定負荷があります。停電時に何を優先したいかで、選び方が変わります。

全体の供給か指定供給かの違い

全負荷は、停電時に家全体に電気を供給できる仕組みです。どの部屋でも電気が使えるため、普段通りの生活に近い状態を保てます。

特定負荷は、あらかじめ指定した回路だけに電気を送る仕組みです。冷蔵庫、照明、スマホ充電など、優先したい家電を選んで電気を供給します。

項目全負荷特定負荷
停電時の対応範囲家全体指定した回路のみ
使える家電すべてあらかじめ選んだもの
価格高め抑えめ

停電時にどの家電を優先するかを考えると、どちらが合っているかが選びやすくなります。全負荷の方が対応範囲が広いため、機器の種類や工事の内容が変わり、価格も変動します。

全負荷と特定負荷の比較について詳しく知りたい方は、全負荷と特定負荷の違い|停電時の備え方で選ぶで確認できます。

補助金は「対象かどうか」だけ確認

蓄電池の導入には、国や自治体の補助金が使えることがあります。条件が多いため、対象かどうかだけ押さえておくと、判断がしやすくなるかもしれません。

国の制度は受付状況をチェック

国の補助金は、蓄電池の種類や設置条件によって対象が決まります。受付状況や申請の手順は、公式サイトでも確認できます。

2025年度以降の補助金情報は、経済産業省や環境省のサイトで公開されています。受付期間が限られていることもあるため、早めに確認しておくと良いでしょう。

出典


補助金 事業概要

自治体独自の補助金は居住地で確認

自治体によっては、国の補助金に加えて独自の補助金を用意していることがあります。全国の自治体情報を調べるのは時間がかかるため、自分の居住地の自治体サイトを確認すると効率的です。

自治体の補助金は、予算がなくなり次第終了することが多いため、早めに情報を確認しておくことをおすすめします。

参考

蓄電池の見積もりを依頼する前のチェックリスト

見積もりを依頼する前に、確認しておくと比較がしやすくなる項目をまとめています。

仕様:出力、停電時の動き、対応範囲

確認項目見るポイント
出力停電時に同時に使える電力の上限(kW)
停電時の動き自動で切り替わるか、手動か
対応範囲全負荷か特定負荷か

出力が小さいと、停電時に複数の家電を同時に使えないことがあります。冷蔵庫、エアコン、照明など使いたい家電を考えておくと、必要な出力がイメージしやすくなります。

保証期間:何が対象になるか

保証期間は、機器本体だけでなく、工事や自然災害も対象になるかを確認しておくと安心できます。

10年保証、15年保証など、メーカーや取扱会社によって期間が違います。保証内容も、無料修理か有料か、訪問対応が含まれるかを確認しておくと、購入後のトラブル時に慌てずに済みます。

会社:施工体制、連絡窓口など

確認項目確認ポイント
施工体制自社施工か外注か
連絡窓口困ったときに相談できる窓口があるか
取扱実績蓄電池の設置実績がどれくらいあるか

即決せず、複数の会社を比較すると、納得して購入しやすくなります。価格・容量・工事内容について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

まとめ

蓄電池10kWh前後の価格を探すとき、大切なのは「同じ条件で見積もりを並べること」です。容量が同じでも、負荷の種類、工事の範囲、保証期間が違えば、合計金額は変わります。

比較は「同じ条件で比べること」

見積もりを比べるときは、容量、負荷、方式、工事の範囲、保証期間、申請、税込価格の7つをそろえると、判断がしやすくなります。安さだけでなく、含まれているものを確認することで、後から追加費用が出るのを防げます。

検討中の方は、自分の家の条件を整理し、同じ前提で見積もりを取ることをおすすめします。容量の決め方、全負荷と特定負荷の比較、工事の注意点など、深く知りたい内容は、関連記事で確認できます。

参考


補助金について

FAQ

蓄電池10kWh前後の導入を検討するとき、よく出てくる疑問をまとめています。小さな不安が消えると、家族にも説明しやすくなるはずです。

Q.10kWh前後で家電はどれくらい使える?

A.本文の「使える量の見方」で触れたとおり、仕様書の「使用可能容量」を確認してください。

表示容量と実際に使える量は異なることがあります。停電時に冷蔵庫、照明、スマホ充電を使う場合、数日間は対応できる目安になります。

Q.補助金は国と自治体で併用できることがある?

A.国の補助金と自治体の補助金は、条件が合えば併用できることがあります。

ただし、自治体によっては併用を認めていない場合もあるため、居住地の自治体サイトで確認が必要です。補助金の申請は、購入者が行う場合と、取扱会社が代行する場合があります。

Q.見積もりが安すぎる時に気にする点は?

A.見積もりが安い場合、標準工事に含まれている内容を確認することをおすすめします。

分電盤交換、基礎工事、配管延長などが別途費用になることがあります。保証期間が短い、アフターサポートの対応が限られている、といった理由で価格が抑えられていることもあります。安さだけでなく、購入後の安心も含めて比較すると、納得して導入できます。

Q.一括で比べる時にそろえる項目は?

A.比べる際に確認したい項目は7つです。

見積もりは容量、負荷、方式、工事範囲、保証期間、申請、税込の7つをそろえてください。これらをそろえると、見積もりの数字だけでなく、内容も比較できます。



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