2023年10月13日
FITとFIP、一般家庭にはどっち?2026年からの太陽光の選び方
FITとFIP制度の違いや仕組みを整理し、2025〜2026年の電力買取価格の見直しや賦課金の内容、自家消費との関係まで分かりやすくまとめました。住宅・企業それぞれの太陽光導入判断のポイントを並べて解説し、最新制度がすぐ理解できるガイドです。
目次
「FITは知っているけど、FIPって何?」「太陽光発電、これからどうなるの?」こういった疑問を持っている方も多いと思います。
2012年に始まったFIT制度は日本の再エネ普及を後押ししており、2017年前後には空前の太陽光ブームを生み出しました。
しかし2025年以降、制度は大きな転換期を迎えています。新しく登場した「FIP制度」は、市場価格に連動する仕組みです。
でも安心してください。あなたの立場によって、制度との関わり方はまったく違います。この記事では、FITとFIPの違いをわかりやすく解説し、あなたのタイプ別に「今、何を考えるべきか」をお伝えします。
要点:FITとFIPの違い
固定価格買取制度(FIT)の基本(仕組み・期間・買取価格の考え方)は、まず下記で整理すると早いです。
制度の重要ポイント
- FITとFIPの仕組みの違い
FIT(固定価格買取制度)は、国が決めた価格で一定期間、電力会社が電気を買い取る仕組みです。売電収入が見通しやすく、多くの人が安心して太陽光発電を始められる制度です。
一方、FIP(フィード・イン・プレミアム)は、市場価格で電気を売り、その上に「プレミアム」補助金が上乗せされる仕組みです。
市場価格は変動するため、FITより収入が変動しやすくなります。ただしFIPは主に大規模な事業用発電所向け。住宅用の小さな太陽光なら、今後もFITが使えます。 - 2025年前後の制度移行で何が変わるか
2025年以降、「大規模な太陽光・風力発電」は基本的にFIPが中心になります。国民の「再エネ賦課金」負担を抑え、発電事業者にも市場を意識した効率的な発電を促すのが狙いです。
住宅用(10kW未満)は引き続きFITが利用できますが、「自家消費重視」にシフトしています。 - タイプ別に「どう動くか」が分かる
- 住宅オーナー:卒FIT以降、売電を続けるか蓄電池で自家消費するか
- 企業担当者:RE100対策として、FIT・FIP・PPA・非FIT電源をどう組み合わせるか
- 投資家:高単価FIT案件と、これからのFIP案件で、利回りやリスクの見方がどう変わるか
FIT制度とは?いまも続く「固定価格買取」
FIT(フィード・イン・タリフ)制度は、2012年7月に始まった日本の再エネ普及の大黒柱です。正式には「固定価格買取制度」といいます。
「太陽光をつければ、20年間安定収入が得られる…」こんな時代もあり、希望に満ちた空気が、当時日本中に広がっていました。
FIT制度の基本(対象・期間・固定価格)
FITで対象となる電源は太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの5つの再生可能エネルギーです。特に太陽光は2017年前後、急速に増えました。
一定期間、一定価格で買い取る約束であるFIT制度は、「国が決めた価格で、一定期間、電力会社が電気を必ず買い取る」という仕組みになっています。
- 住宅用太陽光(10kW未満):10年間
- 事業用(10kW以上):20年間
この「固定の金額」という安心感が、設備投資の回収計画を立てやすくし、金融機関からの融資も受けやすくしました。
買取価格は設置年度により変動。初期は42円/kWh(2012年度・住宅用)という高単価でしたが、技術進歩とコスト低下に合わせて年々下がっていきます。
2024年度は16円/kWh、2025年度は15円/kWhと10円台半ば(15〜16円/kWh程度)まで下がっています。
参考:資源エネルギー庁「なっとく!再生可能エネルギー」
FITのメリット・デメリット
メリット
- 売電収入の見通しが立つ:20年間の収入がほぼ確定。融資も受けやすい
- 再エネ導入の後押し:日本の太陽光容量が世界トップクラスに
- 設備メーカーの競争促進:品質向上とコスト削減が進んだ
デメリット
- 国民の再エネ賦課金負担:電気代に上乗せされる賦課金が増加。2025年度は3.98円/kWhで、家庭の電気代を押し上げる要因に
- 市場の変化に追随しにくい:固定価格は「安定」だが「硬直的」
- 競争力の低下リスク:保証に甘んじて進化が止まる可能性
参考:電気事業連合会
2012〜2017年のFIT拡大期に何が起きたか
再エネ普及を目指したFIT制度での高い買取単価に後押しされ、2012〜2017年で太陽光発電の導入が飛躍的に伸びました。「日本の風景が変わった」と言えるほどです。
その反動:課題の顕在化
- 系統混雑:九州などで出力制御が必要に。2023年度の九州エリアでは出力制御率8.3%、制御電力量12.9億kWhに達しました
- 非効率案件:未稼働案件が大量発生
- 国民負担の急増:賦課金が家庭で月数百円、企業は数千万円規模に
2017年「改正FIT法」で未稼働案件排除や事業計画厳格化が進められ、2022年度からFIP制度が本格導入されました。
参考:国民生活センター
【FITとFIPの主な違い(表)】
| 項目 | FIT | FIP |
|---|---|---|
| 買取価格 | 固定(契約時確定) | 市場価格+プレミアム(変動) |
| 収入の見通し | 非常に立てやすい | やや変動する |
| 売電先 | 電力会社 | 市場で売電 |
| 国民負担 | 賦課金で全額 | プレミアム分のみ |
| 対象規模 | 小規模〜大規模 | 主に250kW以上(段階的に拡大中) |
| 発電者リスク | ほぼなし | 市場変動リスクあり |
- FITについて詳しく知りたい方はこちら
FIP制度とは?市場とつながる新しい支援
FIPは「市場価格+プレミアム」という、より市場に近い支援制度です。
FIPの基本構造(市場価格+プレミアム)
3つの価格がポイント
- 基準価格(FIP価格):国が定める「事業として成り立つ」目安
- 参照価格(市場価格):卸電力市場の実際の電気価格(日々変動)
- プレミアム:基準価格と参照価格の差額(国が補助)
発電事業者の収入 = 市場価格 + プレミアム
プレミアムが差を埋めるため、「FITとほぼ同じ収入になるよう設計」されています。ただし市場価格の変動で、収入も多少上下します。
※実際には「非化石価値相当額」や「バランシングコスト」も考慮してプレミアムが決まります。
「完全に守られているわけじゃないけど、見捨てられるわけでもない」そんなバランスがFIPの特徴です。
参考:資源エネルギー庁「FIP制度について」
OCCTO「FIP制度の制度概要」
FITとの主な違い(収入・リスク・売り先)
- 売電先が違う
- FIT:電力会社が全量買取
- FIP:市場で売電(実際はアグリゲーターに委託)
※アグリゲーター:小口の発電・蓄電・需要をまとめて市場や系統と取引し、需給調整と収益化を行う事業者。 - 収入の変動リスク
FITは固定で安心感がありました。FIPは月ごとに増減する可能性がありますが、プレミアムが「極端な減収」を防ぎます。蓄電池で「高い時間帯に売る」工夫をすれば、FITより高収入も狙えます。 - インバランス・バランシングコストの負担
FITでは発電量の誤差を電力会社が吸収。FIPでは発電事業者が自分で管理する必要があり、予測が外れるとペナルティが発生します。「予測精度」が重要になります。
参考:NTT R&D
FIPの対象電源・規模のイメージ
FIP制度は、原則として「ある程度の規模以上の再エネ発電所」が対象です。
太陽光発電の場合
- 10kW未満(住宅用):FITのみ
- 10〜50kW:FIT
- 50kW〜250kW:FITまたはFIP選択可
- 250kW以上:2025年度からFIPのみ(FIT新規認定なし)
2026年度以降は、50kW以上がFIPのみになる方向で段階的に拡大していきます。
住宅用(10kW未満)はFIP対象外で、引き続きFIT利用可能。FIPは主に「事業用大規模発電所」向けです。
「自分の家の太陽光には関係ない」と思った方、その通りです。卒FIT以降の選択肢は、後のセクションでお伝えします。
参考:資源エネルギー庁「FIT・FIPガイドブック」
- 非FITについて知りたい方はこちら
FIT→FIP移行で何が変わる?
「なぜ国はFITからFIPに移行したいのか?」その理由を知れば、起きている変化の意味がわかります。
国民負担(賦課金)をどう抑えたいのか
毎月の電気代明細、じっくり見たことはありますか?「再エネ賦課金」という項目があるはずです。
FIT制度では、買取費用の全額を電力会社が立て替え、それを電気料金に上乗せして回収します。
太陽光が急拡大した2017年以降、この賦課金は家庭で月数百円、大企業では年間数千万円規模にまで膨らみました。2025年度の賦課金単価は3.98円/kWhです。
FIPでは、発電事業者が市場で電気を売り、その市場価格分は賦課金の対象外になります。国が負担するのは「プレミアム」の部分だけ。つまり、市場が5円/kWhで買ってくれれば、その5円分は国民負担から外れるのです。
「少しでも負担を軽くしたい」それが、FIP移行の大きな理由です。
参考:資源エネルギー庁「FIP制度の概要」
発電事業者の収入とリスクの変化
「でも、発電事業者は損するんじゃないの?」そう思う方もいるかもしれません。
実は、FIPの設計思想は「FITと同程度の収入を維持しつつ、市場を意識してもらう」というものです。プレミアムが市場価格との差を埋めるため、基本的な収入水準は守られます。
ただし、インバランスリスク(発電量の予測誤差)や、市場価格の変動リスクは発電事業者が負います。「守られた環境」から「市場の一員」へ。それは確かにリスクですが、同時に競争力を高めるチャンスでもあります。
系統・市場の安定運用という視点
もう一つ、見逃せない課題があります。それが「系統の安定」です。
太陽光は晴れた日の昼間に集中して発電します。
2017年以降、九州などでは発電量が送電線の容量を超え、「出力制御」(発電を一時停止)が必要になるケースが増えました。
FIPでは、発電事業者が市場価格を見ながら「いつ、どれだけ発電するか」を調整する動機が生まれます。
蓄電池で昼の電気を夕方に売ったり、需給調整に協力したり。こうした柔軟性が、系統全体の安定につながると期待されています。
2025〜2026年のポイント整理
「結局、2025年以降、何がどう変わるの?」具体的な変更点を押さえてください。
2025年度〜の主な変更点
2025年度以降、制度は次のように変わります。
初期投資支援スキーム(2025年10月〜)
2025年から始まった、屋根設置の太陽光を優遇する新しい支援策です。
住宅用10kW未満なら、最初の4年間は24円/kWh、残り6年間は8.3円/kWhという二段階の買取価格となっています。地上設置より屋根設置を重視する方向へのシフトです。
FIP対象規模の段階的拡大
- 2025年度:250kW以上はFIPのみ(FIT新規認定なし)
- 2026年度:50kW以上はFIPのみになる方向
これまで主に250kW以上の大規模案件がFIPの中心でしたが、2026年度には50kW以上の高圧案件もFIPが基本になります。
参考:資源エネルギー庁「2025年度以降の調達価格」
2026年度以降の見通し
2026年度は、さらに踏み込んだ変化が予想されます。
買取単価のさらなる低下、技術進歩とコスト削減を反映し、買取単価は引き続き下がる見通しです。住宅用で15円前後、事業用ではさらに低い水準になる可能性があります。
大規模はFIPが標準に
一定規模以上(高圧・特別高圧)の太陽光・風力は、FIPが標準的な選択肢になります。FITは小規模・住宅用が中心。
「売電で儲ける時代」から「自家消費で電気代を下げる時代」へその流れが加速します。
参考:NTT「FIP制度の最新動向」
【2025〜2026年の主な変更点(表)】
| 項目 | 変更内容 | 影響 |
|---|---|---|
| 屋根設置優遇 | 初期投資支援スキーム開始(10月〜) | 屋根設置が有利に |
| FIP対象拡大 | 2025年度:250kW以上 2026年度:50kW以上 | 事業用はFIP中心に |
| 買取単価 | 引き続き低下傾向 | 自家消費の重要性増 |
| バイオマス | 認定条件厳格化 | 持続可能性重視 |
| 出力制御 | ルール見直し継続 | 蓄電池需要増 |
住宅・自宅オーナーへの影響
「自分の家の太陽光、どうなるの?」一番身近な疑問に答えます。
いまFIT契約中・卒FIT目前の選択肢
卒FIT以降の選択肢
FIT期間(10年間)が終わると、「卒FIT」になります。そのとき、あなたには3つの道があります。
- 新しい買取プランで売電を続ける:電力会社の卒FIT向けプラン(7〜9円/kWh程度)※価格は最新情報確認してください
- 非FIT・市場連動で売電:市場価格で売る(変動リスクあり)
- 蓄電池で自家消費:余った電気を蓄電池に貯めて、夜や停電時に使う
多くの方が「売電単価が下がってがっかり」と感じています。でも発想を変えれば、「電気代を減らすチャンス」でもあります。
「FIPは家庭には直接関係ない…」そう思われた方、10kW未満の住宅用太陽光は、FIP対象外です。「FIPって自分に関係あるの?」と不安だった方、安心して大丈夫です。
これから住宅に太陽光を載せる人
新築やリフォームで太陽光を検討しているなら、こんな選択肢があります。
FIT(固定価格買取):10年間、固定価格で売電。2025年度は15円/kWhでしたが、10月以降は新スキーム「4年間24円→6年間8.3円」に。
PPA(第三者所有モデル):初期費用ゼロで設置し、発電した電気を自家消費。余剰分はPPA事業者が売電。契約期間後、設備を無償譲渡されるケースも。
自家消費メイン:補助金を活用して自己所有し、発電した電気をできるだけ自宅で使う。電気代削減が主目的。
蓄電池・蓄電の役割(電気代・停電・CO2)
卒FITを迎えた多くの方が検討するのが「蓄電池」です。
余剰電力の有効活用では昼間発電した電気を蓄電池に貯めて、夜間に使う。売電単価が低いなら、自分で使った方がお得です。
電気代の削減を考える場合、電力会社から買う電気(プランにもよりますが、30〜40円/kWh程度)より、自分で発電した電気を使う方が圧倒的に安いです。蓄電池があれば、この効果を最大化できます。
停電対策を考えるなら災害時、蓄電池があれば数日間は電気が使えます。「安心を買う」という価値です。
「売電だけが太陽光の価値じゃない」それが、これからの考え方です。
【卒FIT以降の選択肢比較(表)】
| 選択肢 | 売電単価 | メリット | デメリット | こんな人に向く |
|---|---|---|---|---|
| 大手電力の買取プラン | 7〜9円/kWh | 手続き簡単 | 単価が低い | 手間をかけたくない人 |
| 新電力の買取プラン | 10〜14円/kWh | 大手より高め | 会社選びが必要 | 少しでも高く売りたい人 |
| 蓄電池で自家消費 | —(自家消費) | 電気代削減効果大 停電対策になる | 初期費用がかかる | 昼間不在が多い人 防災意識が高い人 |
| PPA切替 | —(自家消費) | 初期費用ゼロ | 契約内容を要確認 | 設備更新も考えている人 |
- 卒FIT、蓄電池についてはこちらの記事があります
企業・投資家が押さえるFIT・FIP
法人担当者、RE100担当者、投資家の方へ。もう一段俯瞰した視点で整理します。
自家消費+FIP+PPAの組み合わせ方
企業の再エネ導入には、複数の選択肢があります。
オンサイトPPA:自社の屋根や敷地に太陽光を設置(初期費用ゼロ)し、発電した電気を自社で使う。余剰分はPPA事業者が売電。
オフサイトPPA:遠隔地の太陽光発電所から電気を調達。FIPやFIT電源を組み合わせることも可能。
FIP+自己託送:自社で発電所を持ち、FIPで売電しつつ、一部を自己託送で自社工場に送る。
「どれが正解」ではなく、「自社の目的(コスト削減・RE100・投資リターン)に合わせて組み合わせる」のが賢い選択です。
RE100・脱炭素目標とFIT/FIPの使い分け
RE100(事業で使う電気を100%再エネにする目標)を掲げる企業が増えています。
FIT電源はRE100にカウントされない?
実は、FIT電源は環境価値が国に帰属するため、そのままではRE100にカウントできません。ただし「非化石証書(トラッキング付)」を購入すれば、RE100に使えます。
またFIP電源・非FIT電源は有利です。FIPや非FITの電源なら、環境価値が発電事業者に残るため、RE100にカウントしやすくなるからです。
企業・投資家が見るべきポイント
利回りだけで判断しない
太陽光投資で「利回り10%」と聞くと魅力的ですが、次の点もチェックしてください。
- 契約期間:FIT残存期間は何年?
- 市場連動リスク:FIP・非FITなら、市場価格の変動をどう見るか
- 出力制御・系統制約:その地域で出力制御は起きているか?
- 土地・電圧区分:高圧・特別高圧の違いで維持費も変わる
「数字の裏にある本当のリスクを見る」それが、失敗しない投資の鉄則です。
参考:みずほリサーチ&テクノロジーズ FIP制度レポート
- PPAなどに関心ある方はこちら
【企業のFIT・FIP活用パターン(表)】
| 目的 | 推奨手法 | ポイント |
|---|---|---|
| コスト削減 | オンサイトPPA | 初期費用ゼロで電気代削減 |
| RE100達成 | FIP・非FIT+証書 | 環境価値をカウント可能 |
| 投資リターン | FIT中古物件 | 高単価期の残存案件 |
| 脱炭素PR | オフサイトPPA | 企業イメージ向上 |
まとめ
ここまでの情報を、あなた自身の「次の一歩」に落としてください。
すでにFIT中・卒FITが近い人
売電単価は変えられません。考えるべきは「卒FIT以降の選択肢」です。
新しい買取プランで売電を続けるか、蓄電池で自家消費にシフトするか「あなたのライフスタイルに合うか」で決めてください。電気をよく使う家庭なら、蓄電池の削減効果は大きいはずです。
これから新築・リフォームで太陽光を検討する人
「自家消費優先、その上でFIT・PPA・蓄電池をどう組み合わせるか」を考えてください。売電収入を期待しすぎず、「電気代を減らす」「停電に備える」という実利を重視してください。補助金も活用できます。「安定した暮らしを実現する」それが、これからの太陽光の正しい使い方です。
企業・投資家として再エネに関わる人
自社の目的(コスト削減・RE100・投資リターン)ごとに、FIT/FIP・PPA・証書・非FITを組み合わせるとよいです。
「一つの正解」はありません。でも、「何のために再エネに取り組むのか」が明確なら、選択肢は自然と絞られます。
「目的を見失わない」それが、後悔しない意思決定です。
FAQ
最後に、よくある疑問に簡潔にお答えします。
いま新しく太陽光をつけると、FITとFIPどちらになりますか?
住宅用(10kW未満)ならFIT、または自家消費メイン。
事業用で50kW以上なら、FITかFIPを選択できますが、2025年度は250kW以上、2026年度以降は50kW以上がFIPのみになる方向です。
「自分はどの規模か」をまず確認してください。
FIPはリスクが高そうで不安です。小規模でもメリットはありますか?
市場連動やインバランスのリスクはありますが、アグリゲーターやPPAを活用すれば、小規模でもメリットが出るケースがあります。
ただし住宅用(10kW未満)の方は、FIPを気にする必要はありません。事業用の方は、蓄電池との組み合わせで市場価格の高い時間帯に売電するなど、工夫次第で収益を最大化できます。
※アグリゲーター:小口の発電・蓄電・需要をまとめて市場や系統と取引し、需給調整と収益化を行う事業者。
『非FIT』『PPA』『証書』は何が違いますか?
- 非FIT:市場価格で売電する電源(FIT認定を受けていない)
- PPA:電気と環境価値をまとめて調達する契約モデル
- 証書:環境価値だけを切り出して取引する仕組み(非化石証書など)
それぞれの詳細は、関連記事をご覧ください。
- 太陽光の最適容量や費用の損得まで知りたい方へ
-
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【業界最短4年の契約期間】工事費のみで始める太陽光発電 ソーラーメイトみらい
ソーラーメイトみらいは、太陽光発電を工事費のみで導入できるサービスです。
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