2025年12月17日
大分県の蓄電池補助金はいくら?2025年度実績と来年度申請のために備える方法
大分県の2025年度蓄電池補助金は、太陽光と合算で全国的に見ても高水準。現在は終了していますが、2026年度へ向けた準備は今が最適。生活の安心と節約を叶えるための補助金金額・条件・申請の流れ・準備すべき具体的アクションを分かりやすく解説します。
目次
大分県の2025年度蓄電池補助金の募集は終了しましたが、来年度も同様の高額補助が実施される可能性が高く、今からの準備が重要です。蓄電池導入で「生活の安心」と「家計の節約」を叶える準備を、今ここから始めましょう。
今、大分県の蓄電池補助金は利用できる?
大分県の2025年度蓄電池補助金は、現在募集を行っていません。ただし、2026年度も同様の時期に募集の可能性が高く、今からの準備が重要です。
本記事では2025年度の情報を振り返り、2026年度の申請に向けて今から押さえておきたい重点ポイントを解説します。
※2025年度補助金情報は、大分県公式HP掲載情報(2025年12月15日時点)に基づき記載しています。募集要項や手引きは必ず大分県公式HPで最新情報をご確認ください。
【2025年度実績】大分県の蓄電池補助金制度を分かりやすく解説
2025年度補助金の正式名称は「個人及び事業者向け自家消費型太陽光発電設備等導入事業費補助金」です。
募集期間|2025年度(令和7年):募集終了
交付申請期間:2025年6月2日(月)~2025年11月28日(金)まで【必着】
- 2026年1月30日までに実績報告が提出できる事業に限ります。
- 令和7年3月31日以前に契約・発注した事業は補助金を受けることができません。申請時点で(交付決定を受ける前に)既に着手金等を支払っている場合や、工事に着手している場合も対象外です。
- ココがポイント!
- 補助金は年度ごとに県の予算枠が設定され申請期間が限られています。申請受付は先着順で予算額に達した日で募集を終了します。
補助対象(誰が、何に、いくらもらえる?)
| 補助対象者(誰が) |
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|---|---|
| 補助対象設備(何に) |
|
| 補助金額・上限(いくら) | 2025年度の補助上限額は、太陽光発電設備と蓄電池の合算で200万円でした。出力1kwあたりの金額等は、大分県公式HPの2025年度募集ページをご確認ください。 |
- ココがポイント!
- 個人、民間事業者、リース・PPA事業者の違い
- 個人:大分県内の住宅に太陽光発電設備と蓄電池を導入し、発電した電気を自ら消費する方
- 民間事業者:法人・個人事業主が店舗等事業所に導入する場合
- リース、PPA事業者:個人宅であってもリースまたはPPAにより導入する方
大分県の蓄電池補助金│見落とし厳禁の条件・注意点
「知らなかった」「うっかりしていた」で補助金を受け取れないことがないよう、見落とし厳禁の条件・注意点をまとめました。
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- FIT・FIP制度との併用不可
- 補助金を受け取るなら、太陽光で発電した電気を住宅なら30%以上は自分で使うことが条件です。売電を目的とする制度(FIT/FIP)は利用できません。
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- 自家消費率の条件
- 補助金を受け取るなら、太陽光で発電した電気を住宅なら30%以上は自分で使う必要があります。
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- 設備の適正使用義務
- 環境省の基準に従い、法定耐用年数が経過するまで補助金の目的に沿って使用することが求められます。
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- 他の補助金との重複不可
- 本補助金の対象経費と重複して、国の他の補助金を受けることはできません。
-
- 虚偽申請は厳禁
- 不正や要綱違反があった場合、補助金の取消しや返還を求められます。
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- 設置後の報告義務
- 太陽光発電設備等を設置した翌年度から5年間、自家消費量の報告が必要です。
- ココがポイント!
- 補助金は「受け取って終わり」ではなく、継続的な運用と報告が求められる制度である点も理解しておきましょう。
大分県の蓄電池補助金│申請から受け取りまでの流れ
- ▼交付申請(書類提出1回目)
-
- ▼交付決定
- 交付申請から約5週間後、県からの交付決定通知書が出ます
- 申請書類に不備がなく、内容が適切な場合、交付決定までに概ね30営業日を要します。交付決定が出たら、工事を着工してください。
- 実績報告の際に工事前後のカラー写真が必要です。着工前に必ず建物全景と施工箇所の写真を撮影してください。
- ▼設置工事実施
- ▼実績報告(書類提出2回目)
- ▼補助金支払手続き
- ココがポイント!
-
- 書類の提出は「交付申請」と「実績報告」の2回です。
- 特に重要なのが「交付決定後に着工する」ことです。決定前に工事を始めると補助金は受けられません。
大分県の蓄電池補助金│書類提出は2回(申請・実績報告)
書類提出1回目(交付申請)
補助金を受けるための最初の書類提出です。
| 提出書類 | 申請書、事業計画書、見積書、納税証明書など |
|---|---|
| 提出方法 | 窓口に直接提出、郵送、メール |
- ココがポイント!
-
- 申請書などの様式は、大分県HPからダウンロードしてください。記入例のPDFも参考になります。
- 見積書は2社以上の提出が必要です。価格が適正であることを確認するため、同一の機器及び数量で2社以上の見積書を添付
- 全ての書類が揃い、記入漏れがない場合に、内容審査開始となります。
書類提出2回目(実績報告)
事業完了後速やかに報告書類を提出してください。
| 提出書類 | 実績報告書、領収書、施工写真など |
|---|---|
| 提出方法 | 窓口に直接提出、郵送、メール |
| 提出期限 | 「事業完了後60日」もしくは「2026(令和8)年1月30日(金)」のいずれか早いほう |
- ココがポイント!
-
- 事業完了とは、補助対象設備の設置が完了した日ではなく、実績報告に必要な書類が揃った日です。
- 実績報告書などの様式は、大分県HPからダウンロードしてください。記入例のPDFも参考になります。
- 災害等やむを得ない事情により提出期限を超過する場合は、大分県に相談してみましょう。
- 全ての書類が揃い、記入漏れがない場合に、内容審査開始となります。
大分県の蓄電池補助金│交付請求
- 実績報告の提出後、額の確定通知を受けてから、補助金交付請求書を提出してください。(精算払)
- 補助金交付請求書の様式は、大分県HPからダウンロードしてください。
- ココがポイント!
-
- 補助金交付請求書に必要事項を記入し、提出することで補助金の振込手続きが進みます。
- 補助金交付請求書に記載する口座情報は必ず通帳を見ながら記載しましょう。口座情報が誤っている場合は支払いが大幅に遅れます。
【来年度】大分県の蓄電池補助金を確実に受け取るには?
初めての手続きでも安心!あなたができること
初めての申請でも心配はいりません。ここで紹介するポイントを実践すれば、再提出や手続きの遅れを防ぐことができます。
- 早めに準備! 早めに申請!
- 大分県の申請手引きをしっかり確認!
- 申請書類の記入事項は、複数の目で入念に確認!
- 申請時・実績報告時の提出書類は手元に控え(コピーや作成したデータ等)を保管!
補助金は、申請期限を守り条件を満たして初めて受け取ることができます。申請には細やかな条件や期限があります。大分県公式HPに掲載される「申請手引き」をしっかり確認しましょう。
余裕を持って早めに施工会社と相談し、申請要件を確認しましょう。申請書類の記入事項も複数名で確認することで、不備による再提出を防ぐことができます。
書類提出後、窓口機関から提出書類を元にお問い合わせをすることがあります。申請時・実績報告時の書類はお手元に控え(書類のコピーや作成したデータ等)を保管しておきましょう。
今、あなたができること
補助金は年度ごとに要件等が変わりますが、2025年度の募集情報を参考に2026年度の申請に向けて準備を進めることはできます。今、あなたができる具体的なアクションはこちらです。
- 蓄電池のメーカー・機種を比較検討したい場合は、メーカーから資料請求!
- 入手できる書類から準備!
- 例)
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- 納税証明書(発行後3カ月有効)
- 申請者の確認書類(運転免許証の写し、住民票の写し等)
- 登記簿謄本(持ち家の証明)
- 今、抱いている小さな疑問点・不明点を放置しない!
- ココがポイント!
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- 補助金は年度ごとに要件等が変わりますが、2025年度の募集情報を参考に2026年度の申請に向けて準備を進めることはできます。
- 補助金について今、抱いている疑問点・不明点は後回しにせず情報収集等を進め、2026年度の募集開始時にスムーズに申請できる環境を整えましょう。
- 大分県とは別に、市町村が独自に補助金制度を設けている場合があります。お住まいの自治体(市役所・役場)の公式HPを確認してみましょう。
大分県があなたの家庭の蓄電池導入を後押し!
大分県の再エネ導入計画と「家庭向け蓄電池」の位置づけ
「環境立県おおいた」を掲げる大分県は、再生可能エネルギー導入に積極的な地域です。豊富な温泉資源を活かした地熱発電が地域に定着し、再エネ自給率は全国でも高水準となっています。
気象庁の統計では年間日照時間が比較的長く、太陽光発電にも適した環境が整っています。蓄電池を併用することで、再エネ自給率を一層高め、停電時における地域のレジリエンス(回復力)向上も期待されています。
こうした背景から大分県は、2025年度は一定の条件下で住宅用太陽光発電設備と蓄電池の同時導入に対して、全国的に見ても高額補助を実施し、家庭での導入を強く後押ししています。
「蓄電池を導入したいけど初期費用がネック…」「高性能の蓄電池が気になるけど価格が…」といった家庭の導入ハードルがグッと下がり、再エネ普及と災害に強い暮らしを同時に実現する施策として関心が高まっています。
参考:気象庁HP「過去の気象データ検索(大分市 1991~2020年)」
蓄電池で家族の安心をお得に実現
森林が多く良質な水資源に恵まれた大分県ですが、近年多発する天候の急変や災害を受け、どの世代にとっても「停電時の家庭での電力確保」がより重要になっています。
停電リスクが高まる中、多くの家庭が抱えるのは「もし停電したら?」という漠然とした不安ですよね。
- 真夏や真冬にエアコンが使えないのは困る!
- 復旧までどのくらい時間がかかるのかな?
蓄電池で手に入れる安心の未来に向けて、準備を進めていきましょう。
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まとめ
大分県の蓄電池補助金は、導入費用の負担を軽減し、停電時の安心を家庭にもたらす制度です。
補助金を活用すれば「蓄電池を自宅に設置したいけど、高額だから…」と諦めていた蓄電池導入が、現実的でお得な選択肢に変わります。「生活の安心」と「家計の節約」を同時に実現することができます。
大分県が家庭での再エネ活用を強く後押ししている今こそ、情報収集と準備を進め、来たるべき2026年度の申請に備えましょう。
FAQ
大分県公式HP「よくある質問」の中から厳選してご紹介します。
Q1 もう設置をしてしまったのですが、補助金の申請はできますか?
A1 できません。交付決定後の設置が補助条件となります。
Q2 太陽光発電設備のみの導入は補助対象になりますか?
A2 個人での申請は対象外です。民間事業者が対象になります。
Q3 蓄電池のみの導入は補助対象になりますか?
A3 対象外です。
Q4 自家消費率30%以上はどのように確認するのですか?
A4 次年度から5年間の自家消費量の報告を求めますので、年間発電量及び年間売電量が確認できる書類の提出をお願いします。
※自家消費量の報告については、大分県HPに掲載の「補助金の手引き」をご確認ください。2025年度の場合はこちら(PDF、P12)です。
※本記事は、大分県公式HP掲載情報(2025年12月15日時点)に基づき作成しました。
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