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2025年10月30日

非FITとは?FITとの違いやメリット・デメリットなど全て網羅

非FITとは?FITとの違いやメリット・デメリットなど全て網羅

非FITの基礎をやさしく解説します。FIT・FIP・卒FITとの違い、売電先と価格の考え方、非化石証書とトラッキングを網羅し、低圧/高圧の導入手順、企業事例と注意点まで。2025年の最新動向にも触れ、次の一歩が分かるチェックリスト付き。

目次

この記事で分かること

「非FITって何?」「FITと何が違うの?」「売電先はどこ?」──太陽光発電を検討する企業の方から、こんな声をよく聞きます。

非FIT(非FIT電気)は、固定価格買取制度(FIT)を使わずに、市場価格や相対契約で電気を売る仕組みです。2025年現在、電気代高騰やRE100対応を背景に、多くの企業が注目しています。

この記事では、非FITの基本から実務まで、初めての方にも分かるように解説します。

  • 非FIT・FIT・FIP・卒FIT の違い
  • 非FIT 売電先の探し方と買取価格
  • 非化石証書とトラッキング(RE100・CSRD基準)
  • 導入フローと企業の活用例

読み終わる頃には、自社に適した供給方法が見えてきます。

非FITとは

固定の保証なし、市場と自家消費で価値を作る

非FITとは、固定価格買取制度(FIT)を利用せずに発電した電気のことです。太陽光や風力などの再生可能エネルギーでも、FITの認定を受けなければ「非FIT電気」になります。

FITは国が20年間の買取価格を保証しますが、原資は「再エネ賦課金」です。一方、非FITは賦課金を使わず、発電事業者が自ら売電先を探し、市場価格や相対契約で電気を売ります。

保証はありませんが、その分自由度が高いのが特徴です。

  • 自家消費で電気料金を削減
  • 企業や自治体と直接契約して安定供給
  • 市場価格が高いときは収益を最大化

2025年現在、電気代が高い状況で「電気を自分で作って使う」取り組みが加速しています。非FITは、電気の価値を自分で決める時代の新しい選択肢です。

出典

環境価値は証書で100%主張(要基準)

電気には「電気そのもの」と「環境価値」 の2つの価値があります。

FIT電気は環境価値が国に帰属し、「CO2ゼロの電気」と主張できません。しかし、非FIT電気は環境価値も発電事業者に残るため、適切に証書を運用すれば「100%再生可能エネルギー」と主張できます。

その鍵が「非化石証書」です。

項目 FIT電気 非FIT電気
環境価値の帰属 発電事業者
100%再エネ主張 できない できる(証書+トラッキング)
RE100対応 証書購入で可 トラッキング付き証書で基準クリア

ただし、100%再エネの主張には基準があります。RE100やCSRD(EU企業サステナビリティ報告指令)では、「どこの発電所で作った電気か」を示すトラッキング情報が必須です。

非FITは、この基準を満たす運用ができるため、企業の環境開示や気候変動対策で強力な武器になります。

出典

違い:FIT・FIP・卒FIT

原資の違い(賦課金 vs 市場)

最も大きな違いは、「誰がお金を払うか」です。

FITは、国が20年間の買取価格を保証します。原資は「再エネ賦課金」──私たち全員が電気料金に上乗せして負担しています。2025年現在、この賦課金は電気料金の約10%を占め、「電気代が高い」理由の一つです。

FIPは、市場価格に「プレミアム(上乗せ額)」を加える制度です。原資は賦課金ですが、発電事業者は市場で電気を売る必要があり、価格変動リスクを負います。

非FITは、賦課金を使いません。発電事業者が自ら売電先を見つけ、市場や相対契約で価格を決めます。国民負担はゼロです。

卒FITは、FITの買取期間(10年または20年)が終了した電気です。制度上は「非FIT」の一種ですが、すでに設備投資を回収済みのため、比較的低い価格でも供給できます

制度 原資 価格の決まり方 国民負担
FIT 再エネ賦課金 国が固定価格を保証(20年) あり
FIP 再エネ賦課金 市場価格+プレミアム(変動) あり
非FIT なし 市場・相対で自由に決定 なし
卒FIT なし 市場・相対(低め) なし
出典
  • 資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 よくある質問」

環境価値と100%主張の可否

FIT・FIP電気は、環境価値が国に帰属します。「CO2ゼロの電気を使った」とは言えず、RE100対応には別途非化石証書の購入が必要です。

非FIT電気は、環境価値が発電事業者に残ります。非化石証書(非FIT指定)とトラッキング情報を適切に運用すれば、「100%再生可能エネルギー」と主張できます

制度 環境価値 100%再エネ主張 RE100対応
FIT/FIP 不可 証書購入が必要
非FIT 発電事業者 可能 トラッキング必須で対応可
〈用語整理〉
非化石証書の公式名称は、①FIT非化石証書、②非FIT非化石証書(再エネ指定あり)、③非FIT非化石証書(再エネ指定なし)です。
本文では理解しやすさを優先した簡略表記を使用しています。

「環境に配慮している」と対外的に示したい企業にとって、非FITは強力な選択肢です。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」
  • 京セラ「非FIT電気と非化石証書の関係」

FIPの算定とリスク(価格変動)

FIPは「市場価格+プレミアム(補助金)」で収入が決まります。一見自由度が高そうですが、価格変動のリスクがあります。

昼間の晴天時は太陽光発電が一斉に稼働し市場価格が下がり、夕方や曇天時は上がります。

FIPでは、この変動に対応しながら発電事業者自身が市場で売る必要があるため、FITより運用の手間が増えます。プレミアムの算定ルールも複雑で、毎月変動するのです。

一方、非FITは価格設定を自分で選べるため、リスクと収益のバランスを調整できます。一部を安定確保し、残りで高値を狙うハイブリッド型の対策も可能です(詳しくは後の章で解説)。

非FITは契約内容を自分で設計できるため、企業の状況に合わせた柔軟な対応ができます。

出典
  • 資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 よくある質問」

非FIT非化石証書 × トラッキング

3区分(FIT指定/非FIT指定/非FIT無指定)

「非化石証書って何種類あるの?」──証書には3つの区分があります。

区分 由来 環境価値 RE100対応
FIT指定 FIT電気 あり 対応可
非FIT指定(再エネ) 非FIT電気(太陽光・風力等) あり 対応可(トラッキング必須)
非FIT無指定 原子力等 あり 不可

企業がRE100や環境開示で「100%再エネ」を主張するには、「非FIT指定(再エネ)」の証書+トラッキング情報が必要です。

「FIT指定じゃダメなの?」と思われるかもしれませんが、FIT電気は賦課金由来のため、一部の国際基準では「追加性がない」と見なされる場合があります。

一方、非FIT指定は市場で自由に取引される再エネ由来のため、価値が高く評価されます。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」
  • 京セラ「非FIT電気と非化石証書の関係」

RE100・CSRDの基準と環境情報の開示

RE100(事業運営を100%再エネで賄う国際イニシアチブ)やCSRDでは、「どこの発電所で、いつ作った電気か」を示すトラッキング情報が必須要件です。

単に「再エネ証書を買いました」だけでは不十分です。環境情報の開示では、以下が求められます。

  • 発電所の所在地
  • 発電時期(年月)
  • 電源種別(太陽光・風力等)

非FIT電気は、こうした情報を証書に紐づけられるため、CO2削減の実績を対外的に証明できます。気候変動対策や投資家向けの開示資料で、説得力が大きく向上します。

2025年以降はトラッキング運用が標準になりつつあります。

出典
  • 京セラ「非FIT電気と非化石証書の関係」
  • RE100電力「RE100とは

非FIT 売電先(探し方)

相対(需要家・企業・自治体)/小売/卸(JEPX)

「非FIT電気はどこに売ればいいの?」──売電先は大きく3つのルートがあります。

① 相対契約(需要家・企業・自治体と直接契約)

発電事業者と電気を使う企業・自治体が直接契約します。価格や供給条件を自由に決められるため、長期的な安定供給を実現しやすいのが特徴です。

② 小売電気事業者(小売)

小売電気事業者に卸売りする方法です。小売事業者が複数の需要家に供給するため、窓口が一本化され、手間が減ります。ただし、買取価格は相対契約より低めになる傾向があります。

③ 卸電力市場(JEPX)

日本卸電力取引所(JEPX)で市場取引する方法です。市場価格に連動するため、電気代が高騰する時間帯は収益を最大化できますが、価格変動リスクもあります。

「どれを選ぶべき?」──企業の規模や目的に応じて、複数ルートの併用も検討しましょう。

出典

高圧/低圧の適し方と加入条件

売電先を探す際、高圧・低圧の区分も重要です。

区分 容量 適用 特徴
低圧 50kW未満 住宅用・小規模事業所 手続きがシンプル
高圧 50kW以上 工場・メガソーラー JEPX参加可(条件あり)

「加入条件は?」──売電先によって異なりますが、一般的には以下が求められます。

  • 過去の発電実績(または想定電力量)
  • 設備の仕様書
  • 契約期間・供給開始時期

高圧の場合、協議・立会い・承諾といった手続きが加わるため、低圧より時間がかかります。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」

非FIT買取価格(考え方)

固定 vs 市場連動(レンジで算定)

「非FIT買取価格はいくら?」──これは非FITで最もよく聞かれる質問です。

結論から言うと、価格は契約内容によって変動します

価格体系 決まり方 メリット デメリット
固定単価 契約時に価格を決定 収益が安定 市場高騰時の恩恵なし
市場連動 JEPXの市場価格に連動 高値時は収益増 価格変動リスクあり
〈補足〉
本文の「固定単価/市場連動」は、電力料金プラン一般で使われる価格構造です。非FITの買取条件は事業者ごとに個別設定されるため、実際の条件は各社の約款・見積をご確認ください。

買取価格のレンジは、数円/kWh台~十数円/kWh台と幅があります(詳細は各電力会社の一次情報で確認してください)。

FITの固定価格より低めですが、電気代高騰時には高めの収益を狙えます。

出典

電力量・時間帯・エリア差の読み方

買取価格は、電力量・時間帯・エリアによって変わります。

電力量:年間の発電量が多いほど、交渉で有利になります。高圧(50kW以上)は、低圧より高めの価格設定になる傾向があります。

時間帯:昼間の晴天時は太陽光発電が一斉に稼働するため、市場価格が下がります。逆に、夕方や曇天時は価格が上がります。蓄電池を組み合わせてピーク時に売電すれば、収益を最大化できます。

エリア差:北海道・東北・九州など、再エネ導入が進んでいるエリアは市場価格が低めです。一方、需要が多い都市部は高めの傾向があります。

JEPXの市場価格や各電力会社の公開情報を定期的にチェックしましょう。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」

導入フロー(低圧/高圧)

必要資料と社内体制(法務・経理・設備)

「非FITを始めるには何が必要?」──まずは資料の整備と社内体制の確認から始めましょう。

必要資料(例)
  • 設備の仕様書(パネル容量、パワコン仕様等)
  • 過去の発電実績(または想定電力量)
  • 会社の登記簿謄本
  • 契約書・覚書のひな型
社内体制の確認ポイント
  • 法務部門:契約内容のリーガルチェック
  • 経理部門:請求・入金の処理フロー
  • 設備部門:計量器の設置・保守

「全部自社でやる必要はある?」──いいえ。売電先や小売事業者がサポートしてくれます。まずは会社の状況を整理し、検討を始めることが大切です。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」

低圧:申込→接続→計量(窓口・目安期間)

低圧(50kW未満) の導入フローは比較的シンプルです。

  1. 申込:売電先(小売事業者等)の窓口に申込書を提出します。
  2. 接続協議:電力会社(一般送配電事業者)と接続の協議を行います。
  3. 計量器設置:スマートメーターや計量器を設置します(電力会社が対応する場合が多い)。
  4. 供給開始:計量器の設置完了後、売電が開始されます。

目安期間低圧で1~1.5か月が標準目安(北陸電力)。ただし、設計・機器調達・協議等を含めると3か月以上となる場合があります(大手電力の標準フローでも最大3か月の区切りあり)。

出典
  • 北陸電力「非FIT電気の買取」

高圧:協議・契約・立会い(条件確認)

高圧(50kW以上)は、低圧より手続きが増えます。

  1. 事前協議:売電先や電力会社と、供給条件・接続条件を協議します。
  2. 契約締結:協議がまとまったら、契約書を締結します。価格・期間・計量方法・停止条項など、条件を細かく確認しましょう。
  3. 工事・立会い:高圧設備の接続工事を行います。電力会社の立会いが必要なため、日程調整が発生します。
  4. 承諾・供給開始:工事完了後、電力会社の承諾を得て供給開始となります。

目安期間高圧で約2か月が標準目安(北陸電力)。ただし、設計・機器調達・協議等を含めると3か月以上、場合によっては6か月以上かかることもあります。

契約条項(特に停止条項や価格改定条項)を法務部門と確認し、後から揉めないようにすることが重要です。

出典
  • 北陸電力「非FIT電気の買取」

前倒し不可、段取りが重要

「急いでいるので、短縮できませんか?」──残念ながら、前倒しは基本的に困難です。

電力系統への接続には、安全確認や工事日程の調整が必須です。標準目安を守り、早めの申込と段取りの可視化で遅延を防ぎましょう。

対策
  • 早めの申込:導入を決めたら、すぐに動き出す
  • 段取りの可視化:社内でスケジュールを共有
  • 窓口との密な連絡:不明点はすぐに確認

「2025年度中に開始したい」なら、今すぐ資料を整備し、売電先への一括見積を始めましょう。

出典
  • 北陸電力「非FIT電気の買取」

企業の活用例(電気料金/CO2/開示)

電気料金削減:自家消費×最適供給

「電気代が高い!」──2025年現在、多くの企業が直面する課題です。非FITは、自家消費最適な供給先の選定で、この悩みを解決できます。

自家消費のメリット
  • 発電した電気をそのまま社内で使い、買電量を削減
  • 電気料金の高い昼間のピーク時に最大効果
  • 余剰分は売電して収益化
最適供給の提案
  • 自社の電力量と使用パターンを分析
  • 相対契約・小売・市場を比較し、最適ルートを選択
  • 複数拠点を持つ企業は一括スキームで効率化

「どのくらい削減できる?」──規模や設備によりますが、電気料金の10~30%削減を実感している企業もあります。まずは自社の電力使用状況を資料化し、供給事業者に提案を依頼しましょう。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」

CO2削減・RE100対応:トラッキング運用

環境開示やRE100対応を目指す企業にとって、非FITはCO2削減の実績を明確に示せる手段です。

トラッキング運用のポイント
  • 非化石証書(非FIT指定・再エネ)を購入し、環境価値を確保
  • トラッキング情報で「どこの発電所で作った電気か」を証明(RE100では必須要件)
  • RE100やCSRDの基準に沿った開示資料を作成

「100%再エネを主張できる?」──はい、可能です。ただし、基準を順守することが必須です。

証書の種類(FIT指定か非FIT指定か)とトラッキングの有無を確認し、社内の環境情報と整合させましょう。

こうした取り組みは、投資家や取引先からの評価向上にもつながります。気候変動対策を加速させたい企業には、非FITが最適です。

出典
  • 京セラ「非FIT電気と非化石証書の関係」
  • 関西電力「非FIT電気とは」

中小企業・賃貸での小さな始め方

「うちは中小企業だから、非FITは無理では?」──いいえ、小さく始める方法があります。

中小企業の導入例
  • 自社の倉庫や事務所の屋根に小規模パネルを設置
  • 低圧(50kW未満)で手続きを簡素化
  • まずは自家消費で電気料金削減を実感
賃貸オフィスの場合
  • 自社所有の別拠点で発電し、バーチャルPPAで配分
  • 証書と電気料金削減効果を賃貸拠点にも適用

「2025年向けに何から始める?」──まずは資料を整備し、方針を定義しましょう。「電気料金削減が優先」なのか「CO2削減・開示が優先」なのかを明確にすれば、取り入れやすい形が見えてきます。

今後、再エネ導入は企業の競争力に直結します。小さく始めて実感を得ることが、成功への第一歩です。

出典

リスクと対策

価格変動:固定+連動のハイブリッド

非FITの最大のリスクは価格変動です。市場連動の場合、電気代が下がると収益も減ります。

対策
  • 固定単価と市場連動のハイブリッドで分散
  • 例:50%を固定単価で安定確保、50%を市場連動で高値を狙う
  • 今後の市場動向を見ながら、比率を調整

「電気代はどうなる?」──2025年現在は高めですが、将来は不透明です。リスクを最小限にするには、一部を固定契約にし、変動リスクを抑えることが重要です。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」
  • 資源エネルギー庁「FIT・FIP制度」

契約対策:計量・精算・入金・停止条項

契約内容の確認不足は、後々のトラブルにつながります。

チェックすべき条項
  • 計量方法:どの計量器を使うか、データの確認方法
  • 精算・入金:支払いサイト、遅延時のペナルティ
  • 停止条項:設備故障や系統トラブル時の対応

「何に注意?」──特に停止条項は要注意です。「発電が止まったら違約金が発生する」という条件が隠れている場合もあります。法務部門と契約書を精査し、条件を明確にしましょう。

会社のリスク管理として、契約前に複数の売電先を比較し、最も有利な条件を選ぶことが大切です。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」

証書在庫・購入・割当

(100%主張の基準順守)

「証書を買ったのに、100%再エネと主張できなかった」──こんな失敗を防ぐには、証書の在庫管理と割当が重要です。

対策
  • 購入タイミング:年度末に在庫が不足するリスクがあるため、早めに確保
  • 割当ルール:複数拠点がある場合、どの拠点にどれだけ割り当てるかを明確化
  • 基準順守:RE100やCSRDの要件に沿った証書(非FIT指定+トラッキング)を選ぶ

「100%主張のために何が必要?」──証書の種類と量を、自社の電力使用量と照らし合わせて管理しましょう。環境情報の開示資料と整合させることで、対外的な信頼性が向上します。

出典
  • 京セラ「非FIT電気と非化石証書の関係」
  • 関西電力「非FIT電気とは」

まとめ

まずやること(一括チェック)

非FITの導入は、段取りが成功の鍵です。まずは以下をチェックしましょう。

①契約区分(高圧/低圧)と年間電力量を資料化

自社の設備規模と電力使用量を整理します。

②CO2・開示の基準定義(RE100/CSRD)

環境開示の目的を明確にし、必要な証書とトラッキングを確認します。

③証書方針(100%主張/トラッキング要否)

「100%再エネ」を主張するか、コスト優先かを決めます。

④相対・小売・卸へ一括見積

複数の供給先に見積を依頼し、最適な条件を比較します。

今後、非FITは企業の電気料金削減とCO2削減を同時に実現する強力な手段になります。2025年、今すぐ動き出しましょう。

関連記事(内部リンク)
さらに理解を深めたい方は、以下の記事もご覧ください。
出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」
  • 資源エネルギー庁「FIT・FIP制度」

FAQ

Q1. 非FITの買取価格はどこで決まる?

A. 市場や相対条件で算定されます。金額は数円/kWh台~十数円/kWh台のレンジで変動します。

「固定単価/市場連動」は電力料金プラン一般の価格構造で、非FITの買取条件は事業者ごとに個別設定されます。詳細は各電力会社の約款・見積でご確認ください。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」
  • 北陸電力「非FIT電気の買取」

Q2. 非FIT 売電先の探し方は?

A. 需要家・小売・卸(JEPX)を一括で当たり、高圧/低圧や目的で適した先を選びます。相対契約は価格交渉の自由度が高く、小売は窓口が一本化されて手間が減ります。複数見積で比較しましょう。

出典
  • 北陸電力「非FIT電気の買取」
  • 関西電力「非FIT電気とは」

Q3. 100%再エネの主張に必要なものは?

A. 非化石証書(非FIT指定・再エネ)+トラッキング情報を基準どおりに運用すれば、100%再エネと主張できます。RE100やCSRDでは、発電所の所在地や時期の情報が必須要件です。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」
  • 京セラ「非FIT電気と非化石証書の関係」
  • RE100電力「RE100とは」

Q4. 小規模や中小企業でも導入できる?

A. 可能です。まず資料整備→方針定義→小さく開始して実感を得る流れがおすすめです。低圧(50kW未満)なら手続きも比較的シンプルです。賃貸オフィスでもバーチャルPPAで対応できます。

出典
  • 関西電力「非FIT電気とは」
  • 資源エネルギー庁「FIT・FIP制度」
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