- 太陽光発電の仕組み
- 2024.10.01
2026年02月17日
関西電力の売電価格はどこで見る?単価一覧と確認手順
関西電力の売電価格は、確認するページがどこなのかを把握することがポイントです。FIT期間中と卒FIT以降で参照先が違うことや、公式サイトの単価一覧、ハガキ・Webサイトの見方、通知が届かない時の連絡先までまとめて整理しました。
目次
関西電力:売電価格の重要ポイント
関西電力の売電価格を調べる場所は、FIT期間中か卒FITを迎えたかで変わります。
FIT期間中なら関西電力送配電の「買取単価および買取期間」ページ、卒FIT以降は関西電力の「余剰電力買取」ページです。場所さえ分かれば、確認は意外とシンプルです。どちらも管内で適用される単価が載っているので、認定年度と設備容量を照らし合わせると金額が分かります。
この記事では、関西電力エリアで売電価格を調べる手順と、2025年・2026年の単価の相場感、卒FIT以降の選び方を整理しました。
出典(公式サイト)
- 関西電力「買取単価および買取期間(個人のお客さま)」
- 関西電力送配電「買取単価および買取期間」
関西電力の売電価格で混乱しやすい点
関西電力管内で売電価格を調べる際、混乱しやすいのが「FIT期間中」と「卒FIT以降」の違いが挙げられます。
FIT期間中は「年度の単価」
FITとは固定価格買取制度のことで、認定を受けた年度の単価が10年間(10kW未満)または20年間(10kW以上)固定されます。関西電力送配電が窓口で、単価は国が決めた調達価格に準拠した形です。
認定年度ごとに単価が違うため、いつ認定を受けたかで金額が変わります。2024年度認定と2025年度認定では、同じ住宅用でも単価に差が出ます。期間中は原則として契約の変更や停止ができず、認定時の条件が続く仕組みです。
卒FITを迎えると売電先を自由に選べる
FIT期間が終わると、固定価格での買取義務がなくなります。関西電力を含む各電力会社や新電力が独自の単価を提示しており、売電先を自由に選べます。
関西電力で引き続き買い取ってもらう場合、卒FIT向けの単価が別途設定されていて、FIT期間中よりも下がります。契約期間や更新の扱いは事業者ごとに違うため、条件を見てから決める流れになります。
出典
- 関西電力送配電「買取単価および買取期間」
- 関西電力「買取期間が終了する太陽光発電からの余剰電力買取(卒FIT)」
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関西電力の単価一覧
公式の一覧表にたどり着けると、確実な情報が得られます。関西電力管内で売電単価を調べる時は、関西電力送配電のWebサイトが確実です。
送配電の単価表の詳細
関西電力送配電の「買取単価および買取期間」ページを開くと、年度別・設備容量別に単価が一覧表になっています。10kW未満と10kW以上で期間も単価も変わるので、自分の設備がどちらか先に見ておくと良いかもしれません。
ページ内には「個人のお客さま」と「法人のお客さま」の区分があります。住宅用なら個人向けの資料がスムーズです。
一覧表の注記はまずこの3点をチェック
一覧表の下に小さく書かれている注記には、適用条件や手続き上の注意が載っています。特に大事な3点をまとめました。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 認定年度の考え方 | 設備認定を受けた年度で単価が決まる |
| 買取が始まる日 | 電力受給開始日から10年または20年 |
| 変更・停止の可否 | FIT期間中は原則として変更不可 |
出典
- 関西電力送配電「買取単価および買取期間」
- 資源エネルギー庁「過去の買取価格・期間等」
関西電力の売電価格の目安
大枠がつかめるだけで、疑問が解消されるかもしれません。関西電力管内の売電単価は、認定年度と設備容量によって幅があります。ここでは2024年・2025年・2026年の単価を整理しました。
10kW未満と10kW以上の違い
住宅用の10kW未満は、余剰電力の買取が対象です。2024年度の認定なら単価は16円/kWh、2025年度は認定時期で単価が変わる仕組みです。
- 2025/9月末までの認定なら15.00円/kWh
- 2025/10月以降の認定は1~4年目が24.00円/kWh
5~10年目が8.30円/kWhと2段階になっています。
- 24円・8.3円は「2025年10月以降の初期投資支援スキームによる単価」であり、従来のFIT単価とは制度上の枠が異なります。ご自宅がどちらの区分かは、送配電の単価一覧表で認定時期と合わせて確認すると安心です。
10kW以上の場合、全量買取か余剰買取かで扱いが変わります。企業向けや投資家向けの設備が多く、単価も設備規模によって幅が大きいため、詳細は関西電力公式サイトの一覧表を確認することをおすすめします。
2025年度と2026年度の単価の見方
2025年度の単価は、経済産業省が2024年内に公表した調達価格に準拠しています。2026年度の単価は、2025年10月以降の扱いが翌年度にもまたがって適用される形で、公式の一覧表で更新されます。
過去の傾向を見ると、年度が進むごとに単価は下がる方向で推移してきました。認定を検討中なら最新の案内を見ておくのが確実です。以下の表も参考にしてみてください。
| 年度 | 10kW未満(住宅用) | 10kW以上 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 16円/kWh | 9~10円/kWh程度 | 従来型の単価 |
| 2025年度(9月末まで) | 15.00円/kWh | 10.00円/kWh程度 | 地上設置10kW以上50kW未満 |
| 2025年度(10月以降) | 24.00円/kWh(~4年) 8.30円/kWh(5~10年) |
8.30円/kWh程度 | 2段階の単価設計 |
| 2026年度 | 関電サイトで更新 | 関電サイトで更新 | 2025年10月以降の扱いが継続 |
詳細は関電のサイトで
ここで示した数字はあくまで目安です。契約前には関西電力送配電の公式ページで最新の一覧を見ることもおすすめします。
電話での問い合わせも可能ですが、Web上の資料の方が年度ごとの比較がしやすく、過去の単価も一覧で見られます。
出典
- 関西電力「買取単価および買取期間(個人のお客さま)」
- 関西電力送配電「買取単価および買取期間」
- 資源エネルギー庁「2025年度以降の調達価格」
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関西電力エリアでの売電単価の適用年度と締切
締切を整理すると、焦りも減るかと思います。売電単価は「いつ認定を受けたか」で決まるため、年度の考え方と手続きの流れを押さえておくと安心です。
認定年度によって変わる売電単価
FIT期間中の単価は、設備認定を受けた年度で固定されます。たとえば2025年4月に認定された設備なら、2025年度の単価が10年間(または20年間)適用される仕組みです。
注意したいのは、申請した年度と認定された年度がズレる場合があることです。年度末に近づくほど審査に時間がかかり、認定が翌年度にずれ込むケースも見られます。
すでに運転を始めている設備でも、認定年度は変わりません。途中で単価が上がったり下がったりすることはなく、期間中は最初の条件が続きます。
手続きの流れ
設備認定の申請は、事業計画認定制度に準拠した内容で進めます。関西電力管内でも、管轄は資源エネルギー庁です。以下に手続きの流れをまとめています。
| 時期 | やること | 備考 |
|---|---|---|
| 2月 | 書類準備 | 年度内認定を希望するなら2月中に揃える |
| 3月 | 申請提出 | 3月末が目安、余裕を持って |
| 申請後 | 認定待ち | 審査期間を考慮、書類不備で遅れることも |
| 認定後 | 接続契約 | 関西電力送配電と手続き |
| 工事完了後 | 運転開始 | 認定時の単価が適用される |
認定を受けた時点で単価が確定するため、契約前に年度をまたぐかどうかを見ておくと後悔しにくくなります。また手続きの詳細は、関西電力送配電の案内ページに記載されています。
期限の確認先
年度内の認定を目指す場合は、想定より前倒しで準備しておくと安心です。締切や必要書類は年度・状況で変わることがあるので、最新情報は資源エネルギー庁の案内も合わせて確認しておきましょう。
申請後に内容の修正が必要になると、さらに時間がかかります。提出前のチェックは慎重にしておくと安心できるかと思います。
出典
- 関西電力送配電「買取単価および買取期間」
- 資源エネルギー庁「初期投資支援スキームに関する資料」
関西電力の売電の確認方法
確認できるだけで、家計の見通しが立ちます。関西電力管内で売電を始めると、買取料金の情報は定期的にハガキで届きますが、Webでも見られます。
ハガキで通知が届く
売電を開始すると、関西電力送配電から「受給電力量のお知らせ」というハガキが届きます。月ごとの発電量と買取金額が記載されているので、手続き後に最初に届くハガキで内容を見ておきましょう。
ハガキには、その月の余剰電力量と買取単価、合計金額が載っています。電気代の明細とは別に届くため、保管しておくと後で見返しやすくなります。届くタイミングは検針日の翌月が目安です。
Webの確認は会員サービスの「うち電」
関西電力の会員サービス「うち電」に加入すると、Webで過去の買取料金も見られます。ハガキを紛失した場合や、過去の推移を一覧で見たい時に便利です。
うち電にログイン後、「売電情報」のメニューから月別のデータを表示できます。電気料金と合わせて見れば、実際の収支が把握しやすくなります。以下表にまとめています。
| 確認方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ハガキ | 自動で届く、保管しやすい | 紛失すると再発行に時間がかかる |
| うち電(Web) | 過去のデータを一覧表示、いつでも確認可能 | 会員登録が必要 |
ハガキが来ない時の対処
ハガキが来ない場合、まず見ておきたいのは住所変更の手続きが済んでいるかどうかです。引っ越し後に届け出をしていないと、旧住所に送られてしまいます。
関西電力送配電のFAQページには、「受給電力量のお知らせ・買取料金等の確認方法」という項目があります。
ハガキが届かない理由や再発行の手続きも載っているので、困った時はこちらを見ることをおすすめします。電話での問い合わせも可能ですが、Web上のFAQの方が24時間確認できて便利です。
出典
- 関西電力送配電 FAQ「受給電力量のお知らせ・買取料金等の確認方法」
卒FIT以降の関西電力の売電について
継続できると分かるだけで安心します。FIT期間が終わった後も、関西電力で引き続き売電することは可能です。ただし単価や取扱いは変わります。
単価は「卒FITの案内ページ」で確認
卒FIT以降の買取単価は、関西電力が独自に設定しています。FIT期間中よりも下がるのが一般的で、具体的な金額は関西電力の「買取期間終了後の太陽光発電(卒FIT)のご案内」ページに載っています。
単価は年度や時期によって見直される場合があるため、契約前に最新の情報を見ておきましょう。他の電力会社や新電力と比較したい場合も、まずは関西電力の条件を押さえておくと判断しやすくなります。
契約期間と更新
卒FIT以降の契約は、1年ごとの自動更新が基本です。FIT期間中のように10年・20年の固定ではなく、毎年見直しが入る形です。
| 項目 | FIT期間中 | 卒FIT以降 |
|---|---|---|
| 契約期間 | 10年または20年(固定) | 1年ごと(自動更新) |
| 単価 | 認定年度で固定 | 年度ごとに見直しあり |
| 変更 | 原則不可 | 契約更新時に可能 |
| 対象エリア | 関西電力管内 | 関西電力管内 |
途中で売電先を変更したい時は、契約更新のタイミングで手続きを進めます。変更には一定の期間が必要なので、早めに動いておくと安心です。
対象エリア(管内)
卒FIT以降も関西電力で売電する場合、対象は関西電力管内の設備に限られます。管内は、以下の地域が該当します。
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
- 奈良県
- 和歌山県
- 兵庫県(一部を除く)
- 福井県の一部
- 三重県の一部
- 岐阜県の一部
引っ越しなどで管内を離れる場合、売電契約も変更が必要になります。権利の譲渡や停止の手続きについては、関西電力のサポート窓口で案内しています。
関西電力の「貯めトクサービス」という選択肢もあります。
出典
- 関西電力「買取期間が終了する太陽光発電からの余剰電力買取(卒FIT)」
- 関西電力「買取期間終了後の太陽光発電(卒FIT)のご案内」
卒FITを迎えた方の売電先の選び方
条件を先に見ておくと、後で困りにくいです。卒FIT以降は売電先を自由に選べますが、単価だけで決めると、あとで条件面で困ることもあります。契約期間や解約・変更のしやすさも一緒に見ると安心です。
見るのは単価より条件
一括比較サイトで「一番得な単価」を探すのも一つの方法ですが、契約期間や変更の手続き、停止した時の扱いも合わせて見ておきましょう。
単価が高くても、途中で条件が変わったり、手続きが複雑だったりすると使いにくくなります。電力会社によっては、電気の契約とセットにすることで単価が上がるプランもあります。
ただしセット契約は、別の理由で電力会社を変えたい時に制約になる場合もあるため、柔軟性とのバランスで考えるといいかもしれません。
売電先を変更する場合は
売電先を途中で変更する場合、契約更新のタイミングや必要書類が会社ごとに違います。変更手続きに1~2か月かかるケースもあるため、余裕を持って動くと安心です。
関西電力管内では、新電力への切り替えも可能です。ただし新電力の中には、買取を停止する可能性がある企業もあります。契約前に「停止した場合の案内があるか」を見ておくと、後で慌てずに済みます。
参考(比較の入口として)
- 新電力ネット「太陽光の買取プラン(関西電力管内)」
- Price-Energy「卒FIT 売電プラン(近畿)」
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電気代の節約は売電だけに頼らない
電気代まで含めると、気持ちがラクになります。売電単価が下がる傾向にある中で、余剰電力を自分で使う選択肢も検討する価値があります。
自家消費のほうが良いケース
卒FIT以降、売電単価が大幅に下がると、余剰電力を売るよりも自分で使った方が収支が良くなる場合があります。特に電気代が高い時間帯に蓄電池に溜まった電気を使えば、電力会社から買う電気の量を減らせます。
蓄電池の導入には初期費用がかかりますが、補助金を使える自治体もあります。回収期間は10~15年程度が目安ですが、電気代の削減効果も含めて計算すると判断しやすくなります。売電と自家消費を組み合わせる使い方もあります。
蓄電池は「貯めて使う」
蓄電池を導入すると、昼間に発電した電気を貯めておいて、夜間や電気代が高い時間に使えます。売電単価が下がった分を、電気代の削減で補う考え方です。
導入の負担を減らすため、国や自治体の補助金を活用できる場合があります。ただし補助金の予算は年度ごとに変わるため、検討する時は最新の情報を見ておきましょう。蓄電池の容量や性能は製品によって違います。
貯めトクは「預ける」発想
関西電力の「貯めトクサービス」は、余剰電力を預けて電気料金の割引に充てる仕組みです。蓄電池を設置せずに、発電した電気を有効活用できます。
預けた電力量に応じて割引が受けられるため、売電単価が下がった後の選択肢として検討できます。
契約の詳細は関西電力の公式ページで案内されています。ただし預けた電力を現金で受け取るわけではないため、収支の考え方は通常の売電とは異なります。
| 方法 | 初期費用 | 使い方 | 収支の考え方 |
|---|---|---|---|
| 蓄電池導入 | あり(補助金活用可) | 昼間貯めて夜間使う | 電気代削減+売電 |
| 貯めトクサービス | なし | 余剰を預けて割引 | 電気代割引 |
| 従来の売電のみ | なし | 余剰を全て売る | 売電収入のみ |
出典
- 関西電力「『貯めトクサービス』申込受付開始(2019年プレスリリース)」
- 関西電力「貯めトクサービス概要(PDF)」
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まとめ
関西電力管内で売電価格を見る時は、FIT期間中なら関西電力送配電の一覧表、卒FIT以降なら関西電力の卒FIT向けページです。
認定年度で単価が決まるため、2025年・2026年の手続きは締切を意識して進めましょう。ハガキやWebサイトでも買取金額を確認できます。
卒FIT以降は売電先を選べますが、単価だけでなく条件も合わせて判断すると後悔しにくくなります。
出典
- 関西電力送配電「買取単価および買取期間」
- 関西電力送配電 FAQ「確認方法」
- 関西電力「卒FIT 余剰電力買取」
FAQ
関西電力の売電価格に関して、よくある疑問を短くまとめました。
Q.関西電力の売電価格はどこで見る?
A.FIT期間中は関西電力送配電の「買取単価および買取期間」ページです。
卒FIT以降は関西電力の「卒FIT 余剰電力買取」ページに単価が載っています。認定年度と設備容量で金額が変わるため、一覧表で自分の区分を照らし合わせてください。
Q.関西電力からハガキが来ない時はどうする?
A.住所変更の手続きが済んでいるか見てください。
引っ越し後に届け出をしていないと、旧住所に送られます。関西電力送配電のFAQページに「受給電力量のお知らせ・買取料金等の確認方法」という項目があり、再発行の手続きも載っています。
Webサービス「うち電」に登録しておけば、ハガキが届かなくても過去のデータを見られます。
Q.卒FIT以降も関西電力に売れる?
A.売れます。FIT期間が終わった後も、関西電力で引き続き余剰電力を買い取ってもらえます。
ただし単価はFIT期間中よりも下がり、契約は1年ごとの自動更新です。卒FIT向けの単価や条件は、関西電力の公式ページで見られます。他の電力会社への変更も可能です。
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