2025年07月08日

蓄電池の容量|家庭用の目安は?家族構成別、最適容量の考え方
【この記事はどんな人の役に立つか】
この記事では、蓄電池の基礎知識から、あなたの家庭に最適な容量の選び方、実際の費用対効果まで、新築時に蓄電池の導入を検討している方に必要な情報を分かりやすく解説します。
- 新築・建て替えで太陽光発電と蓄電池の導入を検討している方
- 電気代削減と停電対策の両方を実現したい方
- 将来的に向けてエネルギー自立型の暮らしに興味のある方
- 専門用語が分からず、基礎から理解したい方
- ハウスメーカーや工務店との打ち合わせで失敗したくない方
目次
【一目でわかる】家族構成別、蓄電池容量の早見表
家族構成に基づいた容量(目安)を早見表にしました。

- 家族構成を確認
- 現在の月間電気代とこの表の目安を比較
- 推奨する容量を参考に詳細の検討へ
- オール電化住宅の場合は+1〜2kWh
- 在宅ワーク中心の場合は-1kWh程度
※築年数や断熱性能によっても調整が必要です
【結論】家庭用蓄電池の最適容量は6〜9kWh
一般的な家庭では6〜9kWhの容量が最適という結果になりました。新築で太陽光発電とセットで蓄電池を導入する場合も、この範囲がおすすめの容量です。
最適容量を決める3つの基本的な考え方
家族構成別の目安がわかったところで、なぜ6〜9kWhの容量が最適なのか「考え方」について解説します。
考え方1:電気使用量の30〜50%をカバーする容量であること
基本原則- 1日の電気使用量:12〜15kWh(4人家族平均)の場合
- 蓄電池でカバーすべき割合:30〜50%
- リストテキストテキスト
- リストテキストテキスト
- 必要な容量:4〜7.5kWh → 実質的には6〜8kWhか?
確かに蓄電池に太陽光で発電した電気をフルに蓄えればいいのでは?と思いますが、デメリットともいえる以下の4つがあります。 1.蓄電池の蓄電量には限りがある 蓄電池が電気を貯められる量は無限ではなく、製品の容量によって蓄電できる電気の量も違ってきます。ならばより大きい容量をと思いがちですが、蓄電池は容量が大きくなるほど、1kWhあたりの単価は下がりますが、総額は大幅に上昇します。そのため家の電気を蓄電池で100%カバーするのは現実的ではありません。
具体例:- 6kWh:約130万円(1kWhあたり約22万円)
- 12kWh:約240万円(1kWhあたり約20万円) → 容量2倍でも総額は1.8倍に
2. 電気代削減効果が頭打ちに 電気使用量の100%をカバーしても、電気料金の削減効果は100%にはなりません。
理由:- 基本料金はカットできないから
- 太陽光発電が発電した電気の消費分が重複するため
- 深夜電力の安い時間帯以外での放電は削減効果が薄いため
- 50%カバー:電気代の30〜40%削減
- 100%カバー:電気代の60〜70%削減 → 容量2倍でも削減効果は1.5〜2倍程度
3. 投資回収期間の延長を招く
6kWh蓄電池の場合:- 初期費用:85万円(補助金後)
- 年間削減額:6万円
- 投資回収期間:約14年
- 初期費用:160万円(補助金後)
- 年間削減額:9万円
- 投資回収期間:約18年
蓄電池の寿命15〜20年を考えると、容量が大きすぎると投資が回収しきれないリスクが高まります。 4. 使い切れない電気は無駄になる 一般的な4人家族の場合、実際に蓄電池から使用する電力は1日6〜8kWh程度です。12kWhの容量があっても、毎日4〜6kWh分は使われずに終わることが多く、無駄になります。
考え方2:太陽光発電の余剰電力量から逆算
太陽光発電を設置している場合は、日中に発電した電気のうち、使い切れずに余る分(余剰電力)を効率的に蓄電することが重要です。この余剰電力量から逆算して蓄電池容量を決める方法が最も実用的で経済的です。
計算式太陽光発電容量(kW) × 3〜4時間 × 余剰率50% = 推奨蓄電池容量
具体例- 5kW太陽光発電の場合
- 5kW × 3.5時間 × 50% = 8.75kWh
- 推奨容量:8〜9kWh
考え方3:停電時の必要最低限+α
災害時の停電対策を重視する場合は、最低限の生活を維持するのに必要な電力量から容量を決める方法があります。ただし、計算上の最低電力だけではいざという時に不安なので、実際には季節による変動分や不測の事態に備えて、プラスαの余裕を見込むことも大切です。
最低限の電力(24時間)- 冷蔵庫・照明・通信機器:約5kWh
- 安心のため+1〜2kWh余裕を持って計算
- 結果:6〜7kWh以上が望ましい
考え方1〜3までの、3つの考え方すべてを満たすのが「6〜9kWh」の容量帯という結果になりました。
なぜ6〜9kWhなのか?
具体的な根拠について
前述の3つの考え方(電気使用量の30〜50%、太陽光発電の余剰電力、停電対策)を総合的に判断すると、6〜9kWhという容量帯に収まります。これには家庭の電力使用パターンと蓄電池の経済性が最適化される理論的な根拠があります。
1.3〜4人家族の標準的な電気使用量にぴったり- 一般的な家庭の1日の電気使用量:約12〜15kWh
- そのうち蓄電池でカバーすべき分:約6〜9kWh
- 太陽光発電との組み合わせで最大効果を発揮
- 初期費用:約150〜200万円(補助金活用後)
- 年間削減効果:約7〜8万円
- 投資回収期間:約15年以内
- 子どもの成長を見越した十分な容量
- 電気自動車の導入にも対応可能
- 在宅ワークの増加にも対応
家族構成別、蓄電池容量の目安
家族構成や生活スタイルによって最適な容量は変わります。
夫婦2人〜子ども1人:6kWh- 電気使用量がまだ少ない時期
- 将来家族が増えることも見込んでやや大きめを選択
- 初期費用を抑えつつ、効果を実感できる
- 最もバランスの取れた選択
- 日中の太陽光発電の余剰電力を有効活用
- 夜間の電気代削減効果を最大化
- 電気使用量が多い大家族向け
- 災害時の安心感を重視する方におすすめ
- オール電化住宅にも十分対応
生活パターン別容量診断
ここではより具体的に生活パターンに応じた容量の選択方法をシミュレーションします。鍵となるのは日中「不在か、在宅か」で、太陽光が発電している時間帯に電気を直接消費できるかできないかによっても容量が微妙に違ってきます。
パターン1:日中、不在の場合
- 太陽光発電の余剰電力が多い
- 夜間・休日に集中的して電気を使用
- 推奨容量:標準目安+1kWh=8〜9kWh ※4人家族なら8〜9kWh、3人家族なら8kWh程度
- 理由:余剰電力を最大限活用するため
パターン2:日中、在宅の場合
- 在宅時の日中の電気使用量が増加
- 太陽光発電中に直接消費する機会が増える
- 推奨容量:標準目安と同等 ※3人家族:7kWh 4人家族:7〜8kWh 5人家族:9kWh
- 理由:直接消費により蓄電池の需要は相対的に減少
住宅タイプ別の容量診断
住宅の設備や性能によっても電気使用量は大きく変わります。オール電化かガス併用か、また住宅の断熱性能の違いによって、同じ家族構成でも必要な蓄電池容量が変わってくるため、住宅タイプに応じた検討が必要です。
オール電化住宅の場合- IH・エコキュート・電気暖房の使用
- 電気使用量が通常の1.5〜2倍
- 推奨容量:標準目安+2〜3kWh
- 調理・給湯はガス使用
- 電気使用量は比較的少なめ
- 推奨容量:標準目安と同等
- 冷暖房効率がよい
- 電気使用量は抑えられる傾向
- 推奨容量:標準目安-1kWh程度
家庭用蓄電池の基礎知識

蓄電池があると何が便利なの?
ここでは特に太陽光発電と併用する場合について紹介します。
1. 電気代の大幅削減- 太陽光で発電した、余った電気を無駄なく活用できる
- 夜間の安い電気を蓄えて、昼間の割高な電気代を節約できる
- 月の電気代を30〜50%削減できる
- 停電中でも太陽光発電による昼間の充電で電力を継続的に確保
- 太陽光発電単体では夜間使えない電力を蓄電池で24時間利用可能
- 卒FIT後も太陽光発電の経済効果を維持できる
- 電力の自給自足率向上により外部価格変動の影響を軽減できる
- 6kWhの蓄電池:冷蔵庫なら3日間、エアコンなら6時間使える
- 9kWhの蓄電池:一般的な家庭の夜間電力をほぼカバーできる
【実践】我が家に最適な容量を知る3つの方法
方法1:電気代から逆算する方法
検針票や電気代の明細書さえあれば、複雑な計算をしなくてもすぐに目安となる容量が分かる方法です。家電の消費電力を一つずつ計算する必要がないので、初心者の方でも手軽に試せます。
現在の電気代から必要容量を計算 1,月の電気代を確認- 例:月15,000円の場合
- 年間電気代:18万円
- 年間6〜8万円削減したい場合
- 必要な蓄電池容量:7〜9kWh
- 現在の月間電気代:15,000円
- 目標削減額:月5,000円(年間6万円)
- 推奨蓄電池容量:7kWh
- 予想される月間電気代:10,000円
方法2:停電対策重視で考える方法
災害時の備えを最優先に考えたい方におすすめの方法です。停電時に「最低限何が使えれば安心か」「快適に過ごすには何が必要か」を具体的にイメージして容量を決めます。
「停電時に何を動かしたいか」から逆算 最低限の生活を維持する場合(24時間)- 冷蔵庫:約4kWh
- LED照明(リビング・寝室):約1kWh
- スマートフォン充電:約0.1kWh
- 合計:約5kWh → 6kWhの蓄電池がおすすめ
※上記に加えて
- テレビ:約1kWh
- Wi-Fi・パソコン:約0.5kWh
- 扇風機・暖房器具:約1kWh
- 合計:約7.5kWh → 9kWhの蓄電池がおすすめ
方法3:太陽光発電とのバランスで考える方法
太陽光発電を既に設置している、または同時に導入することを検討している方に最適な方法です。発電量と使用量のバランスから、最も経済効果の高い蓄電池容量を算出できます。
新築で太陽光発電も同時導入する場合- 1日の発電量:約20kWh(晴天日)
- 日中の使用量:約6kWh
- 余剰電力:約14kWh
- 蓄電池で蓄える分:14kWh × 50% = 7kWh
- 推奨容量:7〜8kWh
上記の3つの方法のいずれかなら、太陽光発電で作った電気を最大限に活用できるでしょう。
新築時に知っておきたい!容量選びの重要ポイント
ポイント1:「同時に使える電力」も重要
蓄電池には「容量(どのくらい蓄えられるか)」と「出力(どのくらい同時に使えるか)」の2つの性能があります。なので容量だけでなく「同時に使える電力」も重要です。
失敗例:「10kWhの大容量蓄電池を選んだのに、停電時にエアコンと電子レンジを同時に使えなかった」
なぜそんなことが起きるの?- 容量は十分でも、同時に使える電力(出力)が小さかった
- エアコン(2kW)+ 電子レンジ(1.5kW)= 3.5kW必要
- でも蓄電池の出力は3kWまでしか対応していなかった
新築時の蓄電池タイプの選び方
蓄電池には停電時にどの範囲まで電気を供給するかによって、2つのタイプがあります。新築時にどちらを選ぶかで、停電時の生活レベルと導入費用が大きく変わります。
全負荷型:家中すべての電気をカバー- 停電時でも家中のコンセント・照明がすべて使える
- エアコン、IH、洗濯機なども制限なく使用可能
- 停電していることを忘れるほど普段通りの生活ができる
- 導入費用は特定負荷型より50〜80万円程度高くなる
- リストテキストテキスト
※コストを抑えたい方
- 事前に指定した回路(例:リビング、寝室、冷蔵庫など)のみ使用可能
- 停電時に使える家電や部屋が限定される
- 全負荷型より初期費用を抑えられる
- 後から使用範囲を変更するには追加工事が必要
全負荷型VS特定負荷型 どちらを選ぶべき?
- オール電化住宅:IHやエコキュート、電気暖房も使いたいなら全負荷型必須
- 小さなお子さんがいる家庭:夜間の照明確保などを考えると全負荷型が安心
- 在宅ワークが多い家庭:仕事継続のため全負荷型がおすすめ
- 予算を重視する家庭:最低限の電力確保なら特定負荷型でも十分
オール電化住宅を検討している方は、全負荷型がおすすめです。
ポイント2:将来の家族計画を考慮する
5年後の生活を想像しながらシミュレーションしてみましょう。
実例:東京都練馬区・Tさん家族の場合Tさんは2023年に新築一戸建てを購入した際、当時4歳の長男がいる3人家族でした。当初の電気使用量は月350kWh(約12,000円)で、太陽光発電と同時に6kWhの蓄電池の導入を検討していました。しかし、将来を見据えて8kWhを選択した結果、以下のような変化にも対応できています。
導入時(2023年・子ども1人・4歳)- 月間電気使用量:350kWh
- 在宅時間:平日夜・休日のみ
- 主な電気使用:基本的な家電のみ
- 月間電気使用量:420kWh(20%増加)
- 在宅時間:学童保育により平日も在宅時間が増加
- 主な電気使用:学習用タブレット、プリンター、デスクライトの追加
- 月間電気使用量:550kWh程度(現在から30%増加予想)
- 在宅時間:中学生は部活動で不規則、小学生の第二子は学童利用で夕方以降在宅
- 主な電気使用:2つの個室のエアコン、ゲーム機、スマートフォン複数台の充電、学習机2台分の照明・機器
このような変化を考えると、現在の使用量より1〜2kWh大きめの容量を選んでおくことが賢明といえそうです。
ポイント3:事業者との打ち合わせで確認すべきこと
新築時は太陽光発電と同時に蓄電池の設置を検討する最適なタイミングです。後から「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせ時にしっかりと確認しておくべきポイントを紹介します。
必ず確認すべき3つのポイント 1,設置場所の確保について- 蓄電池本体の設置スペース(屋外or屋内)
- メンテナンスのためのスペースが必要かどうか
- 近隣への騒音対策
- 既存電気設備との接続可能性
- 太陽光発電との連携方法
- 将来の増設可能性
- メーカー保証の内容と期間
- 定期点検の頻度と費用
- 故障時のサポート体制
容量選びでよくある失敗パターンと対策

失敗パターン1:「とりあえず小さめで」と選んで後悔
失敗事例- 家族:夫婦+子ども1人
- 選択した容量:4kWh
- 太陽光発電:5kW
- 夏のエアコン使用で夜中に電池切れ
- 太陽光発電の余剰電力を活用しきれない
- 年間削減効果が期待の半分以下
この事例では容量不足による機会損失を計算して判断することが重要です。4kWhではなく7kWhを選んでいれば、年間約4万円多く削減でき、3kWh分の追加費用(約40万円)も10年程度で回収できたでしょう。「安く済ませたつもりが、結果的に損をする」ことを避けるため、必ず複数の容量での経済効果シミュレーションを比較検討しましょう。
失敗パターン2:「大は小を兼ねる」で過大な容量を選択
失敗事例- 家族:夫婦2人
- 選択した容量:12kWh
- 太陽光発電:4kW
- 電気使用量に対して容量が過大
- 投資回収期間が20年以上に延長
- 設置スペースを無駄に占有
この事例では現実的な電気使用量を把握することが重要でした。夫婦2人なら6kWhが適正で、12kWhとの価格差約100万円を考えると過剰な投資といえます。容量選びでは「年間の電気使用量データを12ヶ月分確認」し、「最も電気を使う月でも80%程度の稼働率」になる容量を選ぶことが大切です。
失敗パターン3:季節変動を考慮しなかった
失敗事例- 春の電気使用量だけで容量を決定
- 夏・冬の電気使用量の急増を想定していなかった:12kWh
蓄電池の容量は必ず年間を通した電気使用量の変動を考慮して決定しましょう。特に夏季・冬季の電気使用量ピーク時でも対応できる容量を基準とすることが重要です。
【費用】現実的な予算と経済効果を知ろう
容量別の導入費用(2025年現在)
6kWh蓄電池の場合- 本体価格:約100万円
- 工事費:約30万円
- 総額:約130万円
- 本体価格:約130万円
- 工事費:約35万円
- 総額:約165万円
- 本体価格:約150万円
- 工事費:約40万円
- 総額:約190万円
補助金でどのくらい安くなる?
国の補助金(2025年度)- DER補助金:最大60万円
- 条件:指定された機器であること
- 東京都:最大60万円
- 神奈川県:最大20万円
- 大阪府:最大15万円
- 総額:165万円
- 国補助金:▲60万円
- 自治体補助金:▲20万円
- 実質負担額:85万円
年間どのくらい電気代が安くなる?
モデルケース:年収600万円・4人家族・月電気代15,000円 7kWh蓄電池導入の場合- 導入前:月15,000円(年間18万円)
- 導入後:月8,000円(年間9.6万円)
- 年間削減額:8.4万円
- 投資回収期間:約10年
- 深夜電力の活用:年間4万円
- 太陽光発電の自家消費向上:年間3万円
- 基本料金の見直し:年間1.4万円
「元を取る」には何年かかる?
投資回収期間の目安- 6kWh:約12年
- 7〜8kWh:約10〜12年
- 9kWh:約13〜15年
- 一般的な寿命:15〜20年
- メーカー保証:10〜15年
- つまり、保証期間内に投資回収可能
このモデルケースでは、補助金を最大限活用すれば実質負担額を大幅に抑えられ、7〜8kWh蓄電池なら10年程度で投資回収できるため、経済性と実用性のバランスが最も優れているといえるでしょう。
【比較】蓄電池主要メーカーの特徴を知ろう
ここでは家庭用蓄電池市場でシェアが高く、新築時に多くのハウスメーカーが取り扱っている代表的な3社に絞って解説します。
ニチコン:コスパ重視の選択
業界トップシェアを誇り、信頼性と技術力で高い評価を受けています。特に、V2H(Vehicle to Home)システムや創蓄連携システムなど、太陽光発電との連携に強みがあります。
おすすめポイント- 比較的リーズナブルな価格設定
- 将来の電気自動車連携(V2H)にも対応
- コンパクトな設計で設置しやすい
- 4.1kWh:約90万円
- 12kWh:約180万円
- 初期費用を抑えたい
- 将来の電気自動車導入を考えている
パナソニック:安心の老舗ブランド
高性能で信頼性の高い製品を提供しており、特に創蓄連携システムやV2H対応モデルなど、高機能な製品に定評があります。
おすすめポイント- 太陽光発電との連携が得意
- 15年の長期保証
- 全国どこでもサポート体制が充実
- 5.6kWh:約120万円
- 7.2kWh:約150万円
- 安心・安全を重視したい
- 太陽光発電もパナソニックで統一したい
シャープ:AI制御が魅力
AIが電力使用状況や天気予報を学習し、最適な充電と放電を自動制御することで、電気代の節約や災害時の停電対策に役立ちます。
おすすめポイント- AI(人工知能)が最適な充放電を自動制御
- クラウド連携で常に最新機能を利用可能
- 停電時の自動切り替えが早い
- 6.5kWh:約140万円
- 13kWh:約220万円
- 最新技術を使いたい
- 手間をかけずに最適運転したい
容量選択で迷った時の最終判断基準って?
迷った時は「ワンサイズ上」を選ぶべき理由
電気使用量は年々増加傾向に- 在宅ワークの定着
- 家電の増加・高性能化
- 子どもの成長による使用量増
- 増設には追加工事費用が必要
- 同じメーカー・型番でないと増設不可の場合が多い
- 保証期間がずれる問題がある
- 7kWhと9kWhの価格差:約20〜30万円
- 年間削減効果の差:約1〜2万円
- 追加投資回収期間:約10〜15年(蓄電池の寿命内)
予算が厳しい場合の優先順位
新築時に太陽光発電と蓄電池の同時導入が予算的に厳しいという場合は、無理をせず段階的な導入をおすすめします。以下の優先順位で検討してみてください。
- まず太陽光発電を優先:蓄電池なしでも一定の電気代削減効果あり
- 必要最小限の容量で導入:後から蓄電池の増設を検討する
- 補助金の活用を最大限に:導入のタイミングを調整
新築時に導入する場合のチェックリスト
契約前に確認すべきこと
提案された容量の根拠は明確か?□我が家の電気使用パターンに基づいているか □将来の家族計画を考慮しているか □太陽光発電とのバランスは適切か
設置場所・工事内容は適切か?□蓄電池の設置場所は確保されているか □近隣への騒音対策は大丈夫か □将来のメンテナンスに支障はないか
保証・サポート体制は充実しているか?□メーカー保証の内容と期間 □工事保証の内容 □故障時のサポート体制
経済効果のシミュレーションは現実的か?□補助金を含めた実質負担額 □年間削減効果の根拠 □投資回収期間の妥当性
導入後に気をつけること
適切な使い方を覚える□基本的な操作方法 □停電時の使用方法 □異常時の対処法
定期的なメンテナンス□年1回の点検 □清掃・動作確認 □保証書・取扱説明書の保管
まとめ
家庭用蓄電池の容量選びについて、新築を検討している方向けに詳しく解説してきました。太陽光発電システムとの組み合わせを検討している場合は、Qセルズの Q.READYのような、太陽光発電と蓄電池を一体的に提案できるシステムも選択肢の一つです。 豊富な実績と専門的な知識を持つメーカーや販売店に相談することで、あなたの家庭に最適な容量の蓄電池が見つかるでしょう。 適切な容量の蓄電池を選択することで、長期的な電気代削減、災害時の安心、そして快適で持続可能な暮らしを実現できます。新築という絶好のタイミングを活かして、後悔のない蓄電池選びをしてください。
【業界最短4年の契約期間】工事費のみで始める太陽光発電 ソーラーメイトみらい
ソーラーメイトみらいは、太陽光発電を工事費のみで導入できるサービスです。
契約期間中、昼間の電気代は大手電力会社より安く、システムを購入するより手軽でお得に太陽光をスタートできます!