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2025年08月08日

ソーラーローンの金利とシミュレーション|おすすめの銀行・信用金庫

ソーラーローンの金利とシミュレーション|おすすめの銀行・信用金庫

一戸建の購入を検討する中、太陽光発電が気になる!という方へ向けて、太陽光発電の初期費用のために「ソーラーローン」にフォーカス。ソーラーローンの基礎知識から利用する上でのメリット・デメリット、銀行や信用金庫など金融機関ごとの特徴を解説します。

目次

ソーラーローンの基礎知識

ソーラーローンは、太陽光発電システムの導入費用に特化したローンであり、その仕組みを理解することこそ、賢く利用するための第一歩となります。このセクションでは、ソーラーローンの基本的な仕組みから住宅ローンとの違い、金利の種類について詳しく解説していきます。

ソーラーローンってどんなローン?

ソーラーローンは、太陽光発電システムや蓄電池などの設置費用を借り入れるための専門的なローンです。一般的な個人ローンと異なり、太陽光発電システムの導入に特化しているため、比較的低金利で利用できることが利用者にとって有利といえそうです。

初期費用を抑えて太陽光発電を導入し、月々の電気代削減分をローンの返済に充てることで、家計への負担を軽減しながら地球環境にも貢献できます。多くの金融機関で提供されており、住宅ローンと比較しても審査基準や融資期間に独自の基準があります。

住宅ローンとの相違点って?

ソーラーローンと住宅ローンは、どちらも住宅に関連する資金を借り入れるものですが、その性質には大きな違いがあります。

住宅ローン
住宅の購入や新築、リフォームなど、不動産そのものに関わる費用を対象とし、一般的に担保が必要となることが特徴です。

ソーラーローン
太陽光発電システムや蓄電池など、住宅に付帯する設備の導入費用に特化しており、多くの場合、担保が不要で借り入れが可能です。

メリット
住宅ローンの借り入れ状況に影響を与えずに利用できるケースが多く、太陽光発電システムの導入を検討している方にとって、選択肢の一つとなります。

ソーラーローンの登場(2000年代後半~)
2000年代以降、 技術革新と生産効率の向上により、太陽光発電システムの価格が徐々に下がり始めました。2009年に「余剰電力買取制度」が導入され、家庭で使いきれなかった電気を電力会社が買い取る仕組みができました。 これにより、初期費用を回収できる見込みが立ちやすくなり、住宅用太陽光発電の導入を検討する人が増えました。この頃に金融機関や信販会社が太陽光発電システムの導入を目的とした「ソーラーローン」を提供するようになったのです。

ソーラーローンと住宅ローンの違いと使い分け

ソーラーローンは住宅ローンより金利が高い場合が多く、例えば三菱UFJ銀行では住宅ローンの最低金利が0.345%ですが、ソーラーローンは1.99%と1.5%以上の差があります。しかし、ソーラーローンには住宅ローンにはない独自のメリットもあります。

住宅ローンに比べて手続きが簡単!

ソーラーローンは保証人不要・無担保での借り入れに対応しており、住宅ローンと比較して手続きが簡単で、融資までのスピードも早い傾向があります。また、頭金なしでも借りられる柔軟性があり、住宅ローンを借りていても手軽に利用できます。

新築時や住宅ローン借り換えを検討中なら、太陽光発電費用を住宅ローンに組み込むことで、より低金利で期間のある安定した借入が実現します。

太陽光発電費用を住宅ローンに組み込むことのメリット

住宅ローンに組み込むと、ソーラーローンよりもさらに金利が安く、長期間の借入が可能ですので、月々の支払金額を少なくすることが可能です。新築時に太陽光発電を導入する場合、住宅ローンに組み込むことで以下のメリットが得られます。

主なメリット
  • 超低金利での借入:住宅ローンの金利(0.3~1.5%程度)はソーラーローン(2~3%)より大幅に低い
  • 長期返済可能:最長35年の返済期間で月々の負担を大幅軽減
  • 売電収入の活用:月10万円の住宅ローンに対し、売電で2万円の収入を得れば、実質的な住宅ローンは8万円
  • 団信保険の適用:万が一の際にローン残高が免除される安心感
  • 工事費削減:新築時同時設置により足場代などの工事費を節約可能

金利の種類

ソーラーローンの金利には、主に「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。

固定金利
固定金利は、借り入れ期間中ずっと金利が変わらないため、返済計画が立てやすいというメリットがあります。市場金利の変動に左右されず、毎月の返済額が一定のため、将来の支出を予測しやすい点が安心材料となるでしょう。

変動金利
変動金利は市場金利の動きに合わせて金利が見直されるため、金利が下がれば返済額も減りますが、金利が上がると返済額が増えるリスクも伴います。一般的に、変動金利の方が当初の利率は低い傾向にあります。

固定金利と変動金利 どっちを選ぶべき?

2025年現在の金利動向を鑑みると、選ぶなら固定金利のほうでしょう。日銀は2025年1月に政策金利を0.5%に引き上げており、今後も追加利上げの可能性が高く、変動金利の上昇リスクが高まっているためです。

変動金利は固定金利よりも初期の金利が低く設定されますが、将来的に金利が上昇すると返済額が増えるリスクを伴います。一方、固定金利は契約期間中ずっと同じ金利が適用されるため、金利上昇リスクを回避することができるでしょう。

ソーラーローンの金利相場と選び方のポイント

ソーラーローンの金利の相場は2.5%前後とされており、一般的なローンと比べるとかなりの低金利といえます。ただし、金融機関によって金利は大きく異なり、地方銀行では2%以下の低めの設定が特徴で、変動金利が主流となっています。

金利が安いと審査が通りにくいってホント?

一説によると、金利が低い金融機関は審査が通りにくく、逆に金利が高めなところは審査も通りやすい傾向があるといわれています。 銀行や信用金庫は比較的に低金利ですが審査が厳しく、信販会社は金利がやや高めですが手続きが簡単で審査に通りやすいというのが特徴です。
固定金利と変動金利の選択では、変動金利は金利が上昇する可能性もありますが、固定金利よりも低めに設定されています

ソーラーローンのメリットとは

ソーラーローンを利用することで、太陽光発電システムの導入がより身近なものになります。初期費用を抑えられるだけでなく、長期的な視点で家計にもメリットをもたらす点が魅力です。ここでは、ソーラーローンを活用する主なメリットについて詳しく解説します。

初期費用を抑えた導入

太陽光発電システムの導入には、数十万円から数百万円といった初期費用がかかるため、現金での一括支払いが難しいと感じる方も少なくありません。ソーラーローンを利用することで、この高額な初期費用を抑え、無理なく太陽光発電システムを導入できる点が大きなメリットです。

またローンを組むことで、手元に現金を残しつつ、月々の返済額を抑えながら太陽光発電の恩恵を受けられるようになります。太陽光発電に興味があっても費用面で諦めていた方でも、導入のハードルが格段に下がり、手軽に利用できるでしょう。

長期的な借り入れが可能

ソーラーローンの大きなメリットとしては、比較的長期にわたる借り入れが可能である点です。一般的な個人ローンと比べて、ソーラーローンは太陽光発電システムが長期にわたって稼働し、光熱費削減効果や売電収入が期待できるため、返済期間を長めに設定できる傾向があります。

具体的な借入期間
ソーラーローンの中には、10年から20年といった長期での借り入れが可能な商品もあります。長い期間、借りることで月々の返済額を抑えられ、家計への負担を軽減しながら、計画的に返済を進めることができます。

売電収入と光熱費削減による負担軽減

売電とは、太陽光発電システムで発電した電気のうち、自宅で使いきれなかった余剰分を電力会社に売却することで、売電による収入と、電力会社から購入する電気使用量を減らせるという、2つの経済的メリットを得られます。
ソーラーローンを利用してシステムを導入した場合でも、これらの売電収入と光熱費削減効果によって、ローンの返済負担を軽減できる点が大きな魅力です。

【例】月々の電気代が以前より大幅に安くなる
⇒売電によって収入が得られる
⇒実質的なローンの負担額を減らすことができる

長期的な視点で見ると、発電による経済効果がローン返済額を上回るケースもあり、家計にプラスに働く可能性も十分にあるでしょう。導入前に現在の電気使用量や売電単価などを考慮した詳細なシミュレーションを行うことが重要です。

保証人・担保不要

ソーラーローンの多くは、保証人や担保が不要という特徴があります。一般的な住宅ローンなど、まとまった金額を借り入れる際には保証人を立てたり、不動産などを担保として提供したりする必要があるケースがありますが、ソーラーローンは無担保・保証人なしで借り入れが可能ななので、保証人を探す手間や担保となる資産がないなど一切きにすることなくスムーズにローンを申し込むことができます。

担保が不要ということは、万が一返済が滞った際に自宅が差し押さえられるといったリスクが低いということです。この手軽さも、ソーラーローンが太陽光発電システム導入の選択肢として人気を集める理由の一つといえるでしょう。

ソーラーローンのデメリットと留意点

ソーラーローンは太陽光発電システム導入のハードルを下げる一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットや留意点を事前に把握しておくことで、後悔のない選択ができるようになります。ここでは、ソーラーローンを利用する際に特に注意すべき点について解説します。

金利負担による総支払額の増加

ソーラーローンを利用する際の最も大きなデメリットの一つは、金利負担によって総支払額が増加する点です。太陽光発電システムの導入費用を一括で支払う場合は、金利がかからないため導入費用のみの支払いとなりますが、ローンを組むと元金に加えて金利が上乗せされるため、最終的に支払う総額は現金一括払いよりも高くなります。

【例】金利が低いソーラーローンを選んだ場合
⇒借り入れ期間が長いほど、金利を支払う額が増える
⇒あまりに長いと購入した方が安価だった、という例も

そのため契約前には必ず、金利を含めた総支払額をシミュレーションし、ご自身の返済計画に無理がないかを確認することが重要です。また繰り上げ返済をすることで、トータル的な金利負担を軽減できる可能性もあります。繰り上げ返済には手数料が発生する場合があるため、事前に確認が必要です。

設備トラブルのリスク

太陽光発電システムは長期的に運用する設備であるため、故障やトラブルが発生するリスクも考慮しておく必要があります。パネルの破損やパワーコンディショナーの故障など、様々なトラブルが考えられ、その修理費用は高額になることもあります。

【例】ソーラーローンの返済中に設備が故障
⇒修理費用がかさんでしまう
⇒ローンの返済と修理費用の二重の負担が発生する可能性も

そのため、ソーラーローンを検討する際には太陽光発電や蓄電池システムの保証内容や保険の加入についても十分に確認しておくことが重要です。メーカー保証の期間や範囲、自然災害による損害が補償されるかどうかなど、事前にしっかりと把握しておくことで、万が一のトラブル時にも迅速に対応できます。

審査の厳しさや時間

ソーラーローンは、無担保・保証人なしで借り入れができる商品が多い反面、その審査は比較的厳しく、時間を要する場合があります。

自身の信用情報に注意
金融機関は、借り入れ希望者の返済能力を慎重に判断するため、年収や勤続年数、信用情報などを総合的に審査します。自動車ローンなど他の借り入れがある場合や、ローンの支払いの延滞や遅延、カード代金が未払いなど「信用情報に問題がある場合」は、審査に通らない可能性もあるので注意が必要です。

施工スケジュールを確認
審査にかかる期間も金融機関によって異なり、申込みから融資実行まで数週間かかることも珍しくありません。太陽光発電システムの設置工事のスケジュールを考慮すると、余裕を持ってローンの申込みを行う必要があります。事前に必要書類を確認し、不備がないように準備しておくことで、審査をスムーズに進められるようになります。

ソーラーローンおすすめの金融機関

取り扱いは銀行・信用金庫・信販会社の3つ

ソーラーローンを取り扱う金融機関は、銀行、信用金庫、信販会社の3つに分けられます。それぞれに異なる特徴とメリット・デメリットがあり、提供しているローンの金利や審査基準、融資条件が異なります。以下の表でソーラーローンを取り扱う主要な金融機関と、それぞれの特徴について比較解説をします。
取り扱いは銀行・信用金庫・信販会社の3つ

日本政策金融公庫の融資

銀行、信用金庫、信販会社のソーラーローンのほか、日本政策金融公庫でも中小企業や農林漁業者、一般個人への融資を行っています。ソーラーローンにおいても、特定の条件下で融資を受けることが可能です。

特徴
日本政策金融公庫は政府系金融機関として、民間金融機関の補完的な役割を担っています。環境対策や再生可能エネルギー導入を目的とした融資制度があり、太陽光発電システムの導入もその対象となる場合があります。条件に合致すれば、非常に有利な条件で太陽光発電システムを導入できる可能性があります。

金利
他の金融機関と比較して低めの設定

返済期間
長期の借り入れが可能である点が特徴

対象・審査
融資の対象者や条件が厳しく定められており、審査には時間を要する傾向があります。また一般的なソーラーローンとは異なり、事業性や政策的な側面が重視されるため、誰もが利用できるわけではありません。

注意点
詳細な条件については、日本政策金融公庫のウェブサイトを確認するか、直接問い合わせて相談することをおすすめします。

ソーラーローン金融機関一覧

ソーラーローン金融機関一覧
太陽光発電や蓄電池を設置するため専用のソーラーローンや、住宅ローンやリフォームローンの使途に太陽光発電システムの設置が認められているローンなど様々です。金融機関ごとにそれぞれの特徴を紹介します。

都市銀行のソーラーローン

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行では専用のソーラーローンはありませんが、「ネットDEリフォームローン」という商品名で金利年2.14%〜3.025%(保証料込)という融資を行っています。借入金額は50万円以上1,000万円以内、借入期間は6ヵ月以上15年以内で、太陽光発電システムの設置もリフォーム資金として利用可能です。
メガバンクの中では唯一太陽光発電向けの金利優遇を行っており、同行の住宅ローン利用者には優遇金利が適用されます。変動金利のため固定金利が基本の金融機関と比べて割安な場合があります。

みずほ銀行

みずほ銀行では専用のソーラーローンはありませんが、「リフォームローン」という商品名で住まいのリフォームやオール電化・太陽光発電設備の設置など幅広く利用できるローンを展開しています。
返済期間は最長15年、最長6ヵ月の元金返済据置も可能で、太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方にとって、返済計画に柔軟性のあるローンとして有効です。借入時の取引状況等によって店頭表示の基準となる金利から引き下げがあり、住宅ローン利用者向けの優遇制度も用意されています。

その他銀行でのソーラーローン

イオン銀行

イオン銀行では太陽光発電システムや蓄電池の設置専用の「ソーラーローン」を提供しています。全期間固定金利制で、新規借入時に決定する金利が適用されます。そのため借入開始の月によって金利が異なる仕組みです(その後はずっと同じ金利で推移)。
新規の太陽光発電設備購入のみに使え、他社からの借り替えはできません。保証料は借入利率に含まれているため別途負担する必要がありません。返済は指定口座からの自動引落としで、返済日も10日・20日・30日から選択可能です。

楽天銀行

楽天銀行は全国に支店がある大手銀行として太陽光発電設備の導入に利用できるローンを提供しています。ネット銀行の特性を活かし、オンラインでの手続きが可能な点が特徴です。
リフォームローンの枠組みで太陽光発電システムの購入・設置に対応しており、住宅ローンを利用している場合は優遇金利が適用されて2%程度の低い金利で借りることもできます。

地方銀行のソーラーローン

滋賀県銀行

滋賀銀行の「太陽光・蓄電池専用ローン(スピードローン ジャストサポート)」は、太陽光発電システムと蓄電池に特化した専用ローン商品です。実質年率1.825%〜5.575%の変動金利で、借入可能額10万円〜1000万円、借入期間6ヶ月〜20年と幅広い条件に対応しています。
全国対応が可能で、滋賀銀行に口座がない方でも申込でき、契約までスマートフォンで完結する利便性が大きな特徴です。審査回答も1日程度と迅速で、最下限金利での比較では他行と比べて返済総額が最も低くなる競争力の高い商品として位置づけられています。
地方銀行でありながら全国展開している点が他行との大きな差別化要素となっています。

千葉銀行

千葉銀行の「太陽光発電ローン」は、太陽光発電システム専用のソーラーローンです。住宅ローンとの最大の違いは担保提供が不要な点で、これにより手続きに必要な書類が少なく、借入れまでの時間が短縮されます。
住宅ローン返済中の方でも利用可能で、仮審査には見積書が不要なため、費用の目処が立った時点で申込できる柔軟性があります。千葉銀行と取引がない方でも申込可能ですが、正式申込までには口座開設が必要です。
事業者への分割支払いにも対応し、繰上返済もインターネットで手数料無料で行えるなど、利用者の利便性を重視した商品設計が特徴です。

大分銀行

リフォームローンで他行・他社で借入したリフォームローンや太陽光発電ローンなどの借り換えや一本化にも利用できる商品を提供しています。大分銀行アプリのダウンロードや給与振込などの取引条件により金利の引下げが受けられるサービスもあります。
また、がん保障特約付きの団体信用生命保険も選択可能で、万が一の際の保障も充実している点が他行との差別化要素となっています。

広島銀行

ファミリーローン「エコ・ソーラープラン」として太陽光発電設備購入などを対象としたソーラーローンを展開しています。融資金額は10万円以上500万円以下、融資期間は6ヶ月以上15年以内で設定されています。
申し込みから購入先等への支払いまで来店不要で手続きが可能で、担保・保証人不要、団体信用生命保険付きという利便性の高さが特徴です。

福岡銀行

リフォームローン「かいぞうくん」で、太陽光発電や蓄電池システムの設置に対応しています。居住不能信用費用保険付きで、自然災害等で居住不能状態となったとき最長6カ月のローン返済額を保障するという独自のサービスを提供しています。
さらに団体信用生命保険も付帯し、年2.8%からの金利設定で、住宅ローン利用中の顧客には優遇金利を適用するなど、災害リスクへの対応を重視した商品特性が際立っています。

静岡銀行

「しずぎんソーラーローン」として太陽光発電向けの専用ローンを提供し、日照時間補償という独自のサービスを展開しています。基準となる地域の日照時間が静岡銀行の定める日照時間よりも短かった場合に1時間当たり100円の補償金を支払うという制度を設けているのも珍しい取り組みです。
太陽光発電の発電量に直接影響する日照時間をカバーする補償は他行にはない特色で、太陽光発電導入のハードルを下げる提案として注目されています。

北海道銀行

北海道銀行の「エコリフォームローン」は、太陽光発電システム導入を含む環境配慮型リフォーム全般に対応したローンです。太陽光発電システム以外にも、ヒートポンプ式給湯・暖房、オール電化、省エネガスシステム、バイオトイレなどの幅広いエコ設備が対象となっています。
保証会社(道銀カード株式会社)の審査を通過することが必須条件となっており、北海道地区における環境配慮型住宅設備の普及促進を目的とした商品として位置づけられています。

信用金庫のソーラーローン

埼玉縣信用金庫

埼玉縣信用金庫の「さいしん太陽光発電&エコリフォームプラン」は、太陽光発電システムを含む幅広いエコ関連設備に対応したローン商品です。融資金額1万円以上1,000万円以内、融資期間最長15年の変動金利型で、太陽光発電、エコキュート、エネファーム、家庭用蓄電池、HEMS機器、V2Hシステムなど多様なエコ設備が対象となっています。
担保・保証人不要で、勤続年数2年以上の安定継続した収入がある方が対象です。埼玉県の自治体とも連携し、環境配慮型設備の普及促進を目的とした商品設計で、エコライフ全般をサポートする総合的なローンサービスとして提供されています。

城南信用金庫

東京都全域と神奈川県川崎市、横浜市、相模原市など県下16市町村で営業する城南信用金庫。「節電プレミアムローン」は、省電力・省エネルギーにつながる設備投資を行う家庭をサポートする個人向けローンです。最大の特徴は金利設定で、固定金利タイプながら1年間は無利息、2年目以降は1.000%という他の金融機関では見られない破格の低金利を実現しています。
ただし、借入上限金額が300万円と一般的なソーラーローンよりも低く、返済期間も3年〜8年と短期間に設定されているため、小規模な太陽光発電システム導入向きといえるかもしれません。

多摩信用金庫

東京西部地域を中心とする多摩信用金庫の「たましん長期リフォームローン『リフォーム上手』」は、太陽光発電システム導入を含む住宅リフォーム全般に対応したローン商品です。自宅の改築など、リフォーム全般から他の金融機関からの借り換えまで幅広く利用できます。
リフォーム資金の一環として太陽光発電システム導入費用をカバーする柔軟性の高い商品設計が特徴です。

岡崎信用金庫

岡崎信用金庫は愛知県岡崎市を中心とした地域で、環境に配慮した住宅設備導入を積極的に支援する地域密着型の金融サービスを提供しています。
「環境サポートローン」は、太陽光発電システムを含む環境配慮型設備の導入を支援するリフォームローンです。営業地区内に住んでいるか勤務している場合が対象で、住宅ローン利用者や公共料金の口座振替指定がある場合には金利優遇制度があります。

信販会社のソーラーローン

オリコ(オリックスコーポレーション)

オリコの「ecoソーラーローン」は、太陽光発電システムや蓄電池の導入費用を分割払いで支払えるクレジットサービスです。オリコが加盟店に対して代金を一括で立替払いし、利用者からは分割で回収する基本的な仕組みを採用しています。利用対象は個人・個人事業主・法人で、一部繰上返済にも対応しています。

ジャックス

ジャックスの「ソーラーローン・蓄電池ローン」は、金融機関との保証業務協定を基盤とした独自の仕組みが特徴です。ジャックスが加盟店に代金を立替え、利用者側は分割で支払いますが、金融機関が関与することで信頼性の高い融資体制を構築しています。
商品購入前にWebから事前審査の申し込みが可能で、審査結果はメールで通知される効率的なシステムを導入。固定金利で一部繰上返済にも対応しています。

アプラス

アプラスの「ソーラーローン」は、付加価値サービスの充実度で他社と差別化を図っています。固定金利・無担保で審査結果を通常1〜2日で回答するスピード重視の体制に加え、大手保険会社の動産総合保険が自動付帯するのが大きな特徴です。
さらに利用するごとにTポイントが貯まるメリットも。販売店が手続きを完全代行するため利用者の負担が最小限に抑えられ、個人・法人・個人事業主で金利差がない平等な条件設定も魅力です。

最適なソーラーローンの選び方

ソーラーローンを選ぶ際は、まず金利の種類と借入条件など、比較検討することが重要です。以下のポイントを確認して、最適な選択肢を見つけましょう。

金利タイプの選択
  • 固定金利:返済計画が立てやすい
  • 変動金利:当初金利が低い傾向

借入条件の確認
  • 融資額が希望する太陽光発電システムの費用に対応しているか
  • 返済期間が自身の返済計画に合うか

金融機関別の特徴
  • 銀行・信用金庫:金利は低めだが審査が厳しい
  • 信販会社:手続きが簡単だが金利が高め

優遇制度の活用
  • 住宅ローン利用者向けの特別金利
  • 取引実績による金利引き下げ

総返済額での比較
  • 繰上返済手数料の有無
  • 保証料が金利に含まれているか別途必要か

最終判断のポイント
複数の金融機関のソーラーローンのパンフレットや専用ホームページで条件を比較し、必要に応じて窓口で相談を行うなどして、売電収入や光熱費削減効果を含めた総合的な収支シミュレーションをもとに判断するとよいでしょう。

ソーラーローンよくある質問FAQ

この項では、ソーラーローンに関するよくある質問とその回答をまとめました。これらの情報を参考にソーラーローンを利用するかどうか、判断してください

Q.太陽光発電が故障したらどうなる?

太陽光発電システムが故障した場合、基本的にはメーカー保証や施工会社の保証によって修理・交換が対応されます。

保証期間と内容
  • 太陽光パネルの出力保証:20年〜25年程度
  • パワーコンディショナーなどの機器保証:10年〜15年程度

保証期間内であれば無償修理の対象となることが多いですが、故障期間中も、ローンの返済は続いています。故障かな?と思ったら、放置せずに早めの対応を心がけましょう。
また契約をする太陽光発電システムが、地震や台風など自然災害による保証もあるかどうか、チェックしておきましょう。
カバーされていない場合は、火災保険の特約などで太陽光発電システムを補償対象に含めることが重要です。

Q.返済に補助金制度を活用できますか?

補助金制度を活用することで、ソーラーローンの負担を軽減することが可能です。ただし、これらの補助金は「返済」に直接充てるものではなく、初期費用を削減することで借入額自体を減らすことに利用するとよいでしょう。

国の補助金制度
    • ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金
⇒対象となる住宅や条件が限定されている
⇒太陽光発電単体ではなく、住宅全体のエネルギー効率化が対象

地方自治体の補助金制度
    • 多くの自治体が独自の太陽光発電導入補助金を設けている
⇒例:東京都の「東京ゼロエミ住宅」導入補助金制度
  • 自治体によって対象条件や補助額が異なる

補助金活用のポイント
    • 予算に上限があるため先着順の場合が多い
⇒募集期間や申請条件を事前に確認すること
    • 早めの申請手続きが重要
⇒補助金申請は太陽光発電システム設置前に行う必要がある

効果
補助金を活用することで初期費用が軽減され、ソーラーローンの借入額を減らすことができます。これにより月々の返済負担も軽くなり、より経済的に太陽光発電システムを導入できます。

0円ソーラーと比べるとどっちがお得?

自己購入の資金がある、ソーラーローンが組めるという方は、ソーラーローンを組んだ方がお得とされています。ソーラーローンで自己購入すれば、太陽発電設備は完全に自分のものとなり、発電した電気の自家消費や売電収入をすべて享受できます。
特にFIT制度を利用できる最初の10年間の、売電単価が高い時期に収入となとなるのは大きなメリットです。
一方、0円ソーラーは初期費用がかからない代わりに、契約期間中は売電収入が得られず、発電した電気の恩恵も限定的です。長期的な経済効果を重視するならソーラーローンが有利ですが、まとまった資金がない、借り入れをしたくない場合は0円ソーラーも有効な選択肢となります

ソーラーローン 返済シミュレーション

ソーラーローン-返済シミュレーション
太陽光発電システムの導入をローンを組んで行う場合、具体的な返済額や経済的なメリット・デメリットを事前に把握しておくことが重要です。ここではソーラーローンを利用した場合の返済シミュレーションについて、具体的な項目を挙げて解説します。

ローン返済シミュレーション

ソーラーローンの返済シミュレーションを行うことで、毎月の返済額や総支払額を具体的に把握できます。シミュレーションには、以下の要素が必要です。

シミュレーションに必要な要素
借り入れ希望額
  • 太陽光発電システムの導入費用に基づいて決定
  • 見積書や補助金額を考慮して設定

金利設定
  • 利用を検討している金融機関のソーラーローン金利を参考
  • 固定金利:金利変動リスクがない
  • 変動金利:金利変動リスクを考慮して設定

返済期間
  • 長期間:月々の返済額は少なくなるが総支払額は増加
  • 短期間:月々の返済額は多くなるが総支払額は減少
  • 自身の家計状況に合わせて無理のない期間を選択

シミュレーションで確認できる項目
  • 月々の返済額
  • 総返済額
  • 支払う金利の総額

シミュレーションの活用方法
多くの金融機関のウェブサイトには、無料で利用できるローンシミュレーターが用意されています。複数の金融機関のシミュレーターを使って条件を比較し、最適な返済計画を検討しましょう。

売電収入を返済に充てられる?

太陽光発電システムを導入すると、発電した電気の余剰分を電力会社に売却して収入を得ることができます。この売電収入をソーラーローンの返済に充てることで、実質的な家計負担を軽減できます。

売電収入の仕組み

    • 自家消費:発電した電気をまず自宅で使用
⇒余剰電力:使いきれなかった分を電力会社に売却
  • 売電収入:売却した電力量×売電単価で計算

年間売電収入の計算方法

計算に必要な要素
  • 太陽光パネルの容量(kW)
  • 年間発電量(kWh/年)
  • 売電単価(円/kWh)

計算式
年間売電収入 = 太陽光パネル容量 × 1kWあたりの年間発電量 × 売電単価

返済への効果

例:月額15,000円のソーラーローン返済の場合
  • 売電収入:4,200円/月
  • 実質返済負担:15,000円 – 4,200円 = 10,800円/月

売電収入をローン返済に充てることで、月々の実質的な家計負担を約30%軽減できるという試算ができました。
※売電収入は天候や季節によって変動します。売電単価は年度や電力会社によって異なります

まとめ

ソーラーローンは太陽光発電システムの導入における初期費用の負担を軽減する有効な手段の1つです。金利負担はありますが、売電収入や光熱費削減効果により実質的な返済負担を抑えることができます。
銀行、信用金庫、信販会社など様々な金融機関が太陽光発電システムや蓄電池導入に利用できるローンを提供しており、それぞれ金利や審査基準が異なります。 重要なのはご自身の家計状況に合わせた適切なローン商品の選択です。
返済シミュレーションを活用し、売電収入や電気代削減効果を含めた具体的な計画を立てることで、環境にも家計にも優しい太陽光発電のある暮らしを実現できるでしょう。
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ソーラーメイト編集部

太陽光発電と再生可能エネルギーに関する深い専門知識を持つレネックス株式会社のスタッフが、最新の情報や役立つ知識を発信しています。

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