2025年07月02日

蓄電池おすすめメーカー|最新ランキング2025自宅に合った選び方
家庭用蓄電池選びでお悩みの方は必見!2025年最新のおすすめメーカーランキングと新築時の導入ポイントを詳しく解説します。人気のニチコン・長州産業などの比較、補助金活用で費用削減、電気代節約効果まで紹介します。
目次
蓄電池があると電気代が節約できる?
月々の電気代が大幅削減の可能性も
子どもの成長に合わせてマイホーム購入を検討する中で、「太陽光発電と蓄電池で電気代がかなり節約できる」という話を耳にされた方も多いのではないでしょうか。 電気代の高騰が続く今、新築時に太陽光発電と家庭用蓄電池を導入することで、月々の光熱費を大幅に削減できる可能性があります。しかし「種類が多すぎてどう選べばいいかわからない」「本当にお得になるの?」と不安に感じる方も多いことでしょう。この記事では、どんなメーカーを選ぶのがおすすめかをご紹介しますのでご安心ください。
そもそも家庭用蓄電池って何?どんなメリットがあるの?
蓄電池は家庭で使える充電池
家庭用蓄電池とは、簡単に言えば「家庭で使える大容量の充電池」です。電力会社から購入した電気や、太陽光発電で作った電気を貯めておき、必要なときに使用できる仕組みです。日没後〜夜間に系統電力(一般的な電気小売事業者)から電気を買わなくても昼間に作った電気が使えたり、災害時の停電の際に蓄電池があると、太陽光発電システムだけよりも安心です。
新築・マイホーム購入時に蓄電池を導入するメリット
月々の電気代を大幅に削減できる
最大のメリットは電気代の削減効果です。太陽光発電と組み合わせることで、発電した電気を自家消費し、電力会社からの購入を最小限に抑えることができます。余剰電力を売電するだけでなく、自家消費することで、FIT制度終了後の売電単価下落リスクに対応できます。 特に今後も電気料金の値上がりが予想される中、「電気代の固定費化」ができるのは家計にとって大きな安心材料となります。
停電時でも普段通りの生活ができる
台風や地震などの自然災害時、停電になっても太陽光発電と蓄電池があれば、自立運転で発電した電気をいつでも使うことができます。全負荷型蓄電池であれば冷蔵庫、エアコン、照明、スマートフォンの充電など、家全体の電気をまかなえるので、普段の生活に近い状態で過ごせるでしょう。
工事費・設置コストの最適化
家屋の建築と同時に太陽光発電や蓄電池の設置工事を行えば、既存住宅への後付けに比べ、足場代などの追加費用が不要になるのと、配線工事や基礎工事などの手間やコストを削減できる可能性があります。 また住宅の設計段階で蓄電池の設置スペースや配線を考慮できるため、効率的で見た目もすっきりとした設置が可能になりまになります。 太陽光発電や蓄電池の導入費用を住宅ローンに組み込むことで、初期費用を抑えつつ、長期的な返済計画を立てやすくなるでしょう。
導入前に知っておくべきデメリット
初期費用がかかる
蓄電池の導入には100万円〜250万円程度の初期費用がかかります。ただし、後述する補助金制度や、月々の電気代削減効果や災害時のメリットを考慮すると、費用対効果は高いといえるかもしれません。
設置場所の確保が必要
機器のサイズによって設置するスペースは異なりますが、敷地内ぎりぎりに建物を建てると、あとで蓄電池の設置スペースが確保できないということも起こりうるでしょう。 新築時であれば設計段階であらかじめ設置場所を確保できます。下の表を目安に設置場所のキャパシティーをシミュレーションしてみてください。
おすすめのトップメーカー5社 蓄電池仕様表

スペース確保の実践ポイント
設置場所の目安:エアコン室外機1台分程度(幅50cm×奥行30cm×高さ70〜100cm)が一般的な家庭用蓄電池の設置スペースです。
搬入経路:幅約80cm(自転車が通れる程度)の搬入経路が必要です。 耐荷重:本体重量が100kgを超える製品も多いため、床の強度にも注意が必要です。 屋内設置の場合:温度・湿度の安定した場所、分電盤やパワコンの近くが推奨されます。 屋外設置の場合:日陰で風通しがよく、直射日光や雨が直接当たらない場所を選んでください。
【2025年】本当におすすめできる家庭用蓄電池メーカーランキング

蓄電池おすすめメーカーTOP5
実際の販売実績と利用者満足度に基づく、2025年最新のおすすめメーカーを紹介します。
1位:ニチコン
圧倒的な人気と信頼性
2025年上半期で家庭用蓄電池シェアNo.1です。豊富な製品ラインナップと確実な品質で、初めて蓄電池を導入する方にも安心しておすすめできます。
ニチコンの特徴
- 4.1kWhから16.6kWhまで、家族構成に応じて容量を選択可能
- 停電時も家全体に電気を供給できる「全負荷型」製品が充実
- 10~15年の長期保証で購入後も安心
- 全国の施工業者が対応しており、アフターサービスも充実
2位:長州産業
太陽光発電との相性抜群
太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合におすすめです。商品別の人気ランキングでは、長州産業の12.7kWh蓄電池が1位を獲得しています。
長州産業の特徴
- 太陽光発電システムとの連携が非常にスムーズ
- AI機能が家庭の電力使用パターンを学習し、自動で最適運用
- 新築時の同時施工でコストダウンが期待できる
- 屋内・屋外どちらにも設置可能
3位:パナソニック
住宅設備のプロが作る安心品質
住宅設備の技術力を活かし、使いやすさと信頼性を両立した製品を提供しています。
パナソニックの特徴
- 住宅設備メーカーならではの統合制御システム
- コンパクトな屋内設置型で美観を損ねない
- 他の住宅設備(エコキュートなど)との連携が可能
- 充実した保証とアフターサポート
4位:京セラ
選べる容量設計が魅力
Enerezza(エネレッツァ)シリーズで知られ、ライフスタイルに合わせて容量を選択できる柔軟性が特徴です。
5位:シャープ
太陽光発電の老舗
太陽光発電システムで長年の実績を持ち、蓄電池でも確かな技術力を発揮しています。
新築・マイホーム購入時の蓄電池選び方ガイド
我が家に必要な容量の決め方
蓄電池選びで最も重要なのが「容量選び」です。容量は「kWh(キロワットアワー)」という単位で表され、数字が大きいほど多くの電気を貯められます。
家族構成別の容量(一般的な目安)
- 3~4人家族:7~10kWh
- 5人以上の大家族:10~15kWh
- オール電化住宅:10kWh以上推奨
容量選びの具体例
例えば、子どもが1人いる3人家族で、月の電気使用量が350kWh程度の場合、7〜8kWh程度の蓄電池があれば安心して電気を使えるでしょう。
新築時にはハイブリッド型がおすすめ
一緒に購入するならハイブリッド型
ハイブリッド型蓄電池とは、太陽光発電システムと家庭用蓄電池の両方の機能を1台のパワーコンディショナで実現する蓄電システムです。新築時に太陽光発電と蓄電池を同時に設置する場合は太陽光発電の制御装置(パワコン)と蓄電池の制御装置が一体になった「ハイブリッド型」が効率的で設置費用も抑えられます。 蓄電池のみの購入も可能ですが、太陽光発電と蓄電池がそれぞれ別のパワーコンディショナを持つことになるため、変換ロスが発生する可能性があります。また太陽光発電と蓄電池を別々に設置する場合、施工費用が高くなる可能性があります。
停電時の安心感で選ぶ
全負荷型なら家全体の電力をまかなえる
停電時に家全体の電気をカバーできるのが全負荷型です。エアコン、IHクッキングヒーター、エコキュートなど、200V機器も含めて普段通りに使用できます。
特定負荷型は必要最小限の電力をカバー
事前に設定した特定の部屋や機器のみに電力を供給するタイプです。費用は抑えられますが、停電時の利便性は限定的となります。
気になる費用と新築時導入のメリット
新築時の導入費用相場
設置費用の目安(工事費込み)
- 7~10kWh:120~180万円
- 10~15kWh:180~250万円
新築時の同時施工では、以下のメリットがあります。
- 効率的な配線工事で工事費を削減できる
- 住宅ローンに組み込むことで金利負担を軽減できる
- 設計段階から最適な設置場所を計画できる
実際の家計への影響をシミュレーション
4人家族の場合(目安)
- 1カ月の電気代:約15,000円
- 導入後の電気代:3,000~7,000円
- 月間削減額:8,000~12,000円
- 年間削減額:96,000~144,000円
15年間のトータル的メリット
- 削減効果累計:144万円~216万円
- 導入費用:150万円(10kWh想定)
- 実質的なメリット:0円~66万円
2025年に利用できる補助金制度
国の補助金「DR補助金」最大60万円
2025年現在、最も利用しやすい国の補助金が「DR補助金」です。設備費・工事費の1/3、最大60万円まで支給されますので、大変おすすめです。
DR補助金の特徴
- 太陽光発電の設置は必須ではない
- 実証実験への参加が条件だが、特別な作業は不要
- 施工業者が手続きを代行
- ただし、申請が殺到しており早期終了の可能性大
2025年度も申請が殺到しており、予算残が急速に減っているのが現状です。実際、6月末時点で予算残は20%前後となっており、予算が上限に達した時点で申請受付が終了するため、公式の申請期間終了前に打ち切られる可能性が高いと思われます。
自治体の補助金と併用でさらにお得
東京都をはじめ、市区町村などの自治体でも独自の蓄電池補助金(またはサポート制度)を実施しています。DR補助金と併用することで、さらに費用負担を軽減できる可能性もありますが、年度途中で予算が終了することも多いため、早めの申請をおすすめします。
併用例(東京都の場合)
- DR補助金:60万円
- 東京都補助金:60~120万円
- 合計:120~180万円の補助
住宅ローン減税との相乗効果
新築住宅の場合、蓄電池を含む設備投資は住宅ローン減税の対象にもなります。金利負担の軽減と税制優遇の両方でメリットを享受できます。
新築時の太陽光発電との連携効果
なぜ太陽光発電とセットがおすすめなのか
光熱費の大幅削減
太陽光発電と蓄電池のセットにより、日中は太陽光で発電した電気を使用し、余った電気は蓄電池に貯めておくことができます。夜間や雨天時には蓄電池の電気を使用することで、電力会社からの購入電力を大幅に削減できます。
売電収入の確保
蓄電池があることで、売電に回す電力と自家消費する電力を最適にコントロールできます。現在の売電価格と電力購入価格の差を考慮すると、自家消費を優先しつつ、余剰分を売電する運用が最も経済的です。
拡張型太陽光発電システムで柔軟な導入が可能に
新築時に太陽光発電と蓄電池の同時導入を迷われている方には、
Q.READYのような拡張型太陽光発電システムを検討するのもおすすめです。
最大の特徴は、現在のライフスタイルに合わせて自由にシステム構成を選択でき、将来的にも柔軟に拡張できることです。まず太陽光発電システムだけで始めて、ライフスタイルの変化に応じて蓄電池やV2H(電気自動車連携)システムを後から追加できるため、初期費用を抑えながら段階的にスマートハウス化を進められます。
4つの導入パターンから選択可能
- Style A:太陽光発電システムのみ導入(まずは売電・自家消費から開始)
- Style B:太陽光発電+蓄電池を導入(電気代削減・停電対策を重視)
- Style C:太陽光発電+V2H(電気自動車をお持ちの方)
- Style D:太陽光発電+蓄電池+V2H(フルスペック構成)
特に注目すべきは、電気変換ロスの少なさです。従来の太陽光発電に後から蓄電池を追加する場合、それぞれ別のパワーコンディショナが必要で電気の変換ロスが発生しますが、1台のパワーコンディショナで太陽光発電と蓄電池の両方を制御するため、効率的な電力利用が可能です。 また、災害時の全負荷対応により、停電時でも家全体の電気をまかなえる安心感があります。200VのエアコンやIH調理器具も普段通り使用でき、最大20時間の電力供給が可能です。 このような拡張型システムを選択することで、新築時の初期投資を抑えつつ、将来的なニーズに応じて最適なエネルギーシステムを構築できるでしょう。
工務店・ハウスメーカーとの打ち合わせで確認すべきポイント

設計段階で確認すべき3つのポイント
1. 設置場所の最適化
蓄電池の設置場所は、美観・メンテナンス性・騒音の3つの観点から検討が必要です。設計段階から相談し、最適な場所を確保しましょう。
2. 将来の拡張性
将来的に電気自動車(EV)の導入や、蓄電容量の増設を検討する可能性があれば、配線や設置スペースに余裕を持った設計にしておくことも重要です。
3. 他の住宅設備との連携
エコキュート(電気給湯器)やHEMS(住宅エネルギー管理システム)など、他の設備との連携を考慮した設計にすることで、より効率的なエネルギー管理が可能になります。
施工業者選びの注意点
メーカー認定施工店を選ぶ
蓄電池は精密機器のため、認定を受けた施工店での設置が安心です。施工をしっかりと行うことで、保証の面でも有利になります。
アフターサービスの確認
設置後の定期点検やトラブル時の対応についても事前に確認しておきましょう。地域密着型の施工店なら、迅速な対応が期待できます。
FAQ よくある心配事とその解決策
「本当に元が取れるの?」という疑問
多くの方が感じる疑問ですが、現在の電気料金の上昇傾向を考慮すると、適切な容量と運用により、投資回収は十分現実的といえるでしょう。特に新築時の同時導入なら、工事費削減と住宅ローン活用により、さらに有利な条件で導入できます。
「技術の進歩で将来もっと安くなるのでは?」という疑問
確かに蓄電池の技術は進歩していますが、補助金制度の縮小や電気料金の継続的な上昇を考慮すると、現在が導入の好機といえます。特に2025年のDR補助金は予算が限られており、早期の検討をおすすめします。
「メンテナンスが大変そう」という不安
現在の蓄電池は基本的にメンテナンスフリーです。10〜15年に一度のバッテリー交換程度で、日常的な手入れは不要です。多くの製品で10年以上の保証もついており、メンテナンス面での心配は最小限です。 現在の家庭用蓄電池は基本的にメンテナンスフリーであり、日常的な手入れや大掛かりな定期メンテナンスは不要です。10〜15年程度のタイミングでバッテリー交換が必要となります。多くの製品で10年以上の保証が付帯しており、10年〜15年の保証が標準です。 とはいえ何か異常があれば専門業者へ連絡や、簡単な目視点検(異音・異臭・表示エラーの確認)は常に行うように習慣づけましょう。なお保証期間を過ぎた後の修理・交換は有償となります。
最新技術トレンドと将来性
AI制御で「ほったらかし」運用が可能
最新の蓄電池には、AI(人工知能)による自動制御機能が搭載されています。家庭の電力使用パターンや天気予報を学習し、最も効率的な充放電を自動で実行するため、難しい設定や操作は不要です。
電気自動車との連携でさらなる効果
将来的に電気自動車を購入する際には、V2H(Vehicle to Home)システムにより、車のバッテリーも家庭の蓄電システムとして活用できます。これにより、災害時の備えを充実させたい方にはおすすめです。
スマートハウス化の基盤として
蓄電池は将来のスマートハウス(住宅のIT化)の基盤設備としても機能します。HEMS(住宅エネルギー管理システム)と連携することで、家庭全体のエネルギー使用状況を最適化できます。
新築時の蓄電池導入で理想の住まいを実現
家庭用蓄電池は、電気代削減と災害時の備えという両面で、新築・マイホーム購入時に検討する価値の高い設備です。特に2025年現在は、充実した補助金制度により、これまでで最も導入しやすい環境が整っています。
新築時導入の3つのメリット
- 住宅ローンに組み込むことで初期負担を軽減
- 設計段階から最適な設置計画が可能
- 太陽光発電との同時施工でコスト削減
選び方のポイント
- 家族構成に応じた適正容量の選択(3~4人家族なら7~10kWh)
- 信頼性の高さ(ニチコン、長州産業、パナソニックなど)
- 補助金制度の活用で費用負担を軽減
まとめ
マイホーム購入という人生の大きな決断の中で、先々の光熱費高騰への不安を解消し、快適で安心な住まいを実現したい方には、蓄電池の導入をおすすめします。その際、太陽光発電とセットで導入することで自家消費を増やし、結果的に電気料金の削減に貢献できます。
最初に太陽光発電システムを導入してから、あとで蓄電池を追加することもできます。
Q.READYなどの拡張型太陽光発電システムなら、太陽光発電の導入から、蓄電池やV2Hが後付けでき、組み合わせも自由に選べて便利ですので、「現時点での導入は迷っているけれど、いずれ導入したいかも」という方にはおすすめです。
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