太陽光のメンテナンス費用っていくら？

太陽光発電を設置している人も、設置を検討している人も気になるのが「メンテナンス」ですよね。メンテナンスってどうすればいいの？そもそもメンテナンスって必要？太陽光のメンテナンス費用って？この記事ではそんな疑問を解消できるよう、メンテナンスについてご紹介いたします！

1 太陽光のメンテナンスって必要？
- 1.1 理由１：故障や発電量低下を防ぐため
- 1.2 理由２：第三者に損害を与えてしまうリスクを防ぐため
2 メンテナンスってなにをすればいいの？
- 2.1 日々のチェックが重要！～セルフメンテナンス篇～
- 2.2 おや？っと思ったら相談！～メンテナンス業者篇～
3 気になるメンテナンス費用は？
4 まとめ

太陽光のメンテナンスって必要？

そもそも太陽光発電のメンテナンスって必要なの？と疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。結論から申し上げますと、太陽光発電のメンテナンスは必要です！

ここからは太陽光発電のメンテナンスが何故必要なのか、ご説明いたします。

理由１：故障や発電量低下を防ぐため

太陽光発電システムの不具合等に気づけないと、設備の故障や発電量の低下に繋がります。

故障による修理費用の支出や、発電量低下による利益減少は太陽光発電にとって「損失」に繋がります。定期的なメンテナンスは、太陽光発電の損失を防ぐためにも非常に重要です。

理由２：第三者に損害を与えてしまうリスクを防ぐため

太陽光発電の不具合で注意が必要なのが、第三者に損害を与えてしまうケースです。

具体的には、ソーラーパネルを留めていたボルトが緩んでおり、強風で飛ばされたパネルが歩行者に当たり怪我を負わせてしまったケースなどがあります。

第三者に損害を与えてしまうリスクを防ぐためにも、太陽光発電のメンテナンスは重要です。

メンテナンスってなにをすればいいの？

メンテナンスが必要なことはわかったけど、具体的になにをすればいいの？メンテナンスって必ず業者に依頼する必要があるの？と思われる方も多いのではないでしょうか。ここからはご自身で出来る日々のチェック方法と業者に依頼すべき内容をご紹介いたします！

日々のチェックが重要！～セルフメンテナンス篇～

太陽光発電システムは日々変化します。そこで重要なのが日々のチェックです！オススメのチェック項目を２点ご紹介いたします。

●屋根やソーラーパネルの状態を目視チェック

家から出たとき、下から屋根やソーラーパネルの状態をチェックするだけで、日々のセルフメンテナンスにもなります。特に台風など風の強い日の後は、目視チェックを必ずしましょう。ソーラーパネルを留めるパネルが緩んでいてパネルが動いていた…という事態などを発見することができます。

この時注意していただきたいのがセルフメンテナンスで出来るのは、下から見える範囲でチェックすることです。屋根の上まで登ってしまうと、転落の危険性があるので絶対にやめましょう。

●日々の発電量をチェック

日々の発電量をチェックし、発電量を把握することによって機器の不具合に気づく事ができます。例えば、晴天時に普段なら発電しているのに発電していない！ということがあれば、機器の不具合の可能性が高くなります。

おや？っと思ったら相談！～メンテナンス業者篇～

日々のセルフメンテナンスを実施して「もしかして不具合化も？」と思ったり、セルフメンテナンスだけでは心配という方は専門の業者にメンテナンスを依頼することをオススメします。

太陽光のメンテナンスは危険がいっぱい！

太陽光発電のメンテナンスを行うには、高所での作業や専門知識が必要になります。

少しくらい自分で出来るのでは？ご自身でメンテナンスを行うと、屋根からの転落や感電の危険が伴います。また、太陽光発電システムの故障にも繋がる可能性があります。

屋根に登ったり、設備に触れる必要性があるメンテナンスは専門業者へ依頼をしましょう。

気になるメンテナンス費用は？

専門のメンテナンス業者に依頼をするとき、気になるのはやはりメンテナンス費用ですよね。メンテナンス費用はメンテナンス内容によって異なる事が多いです。ここからは、専門業者がどのようなメンテナンスをしてくれるのか、メンテナンス費用とあわせてご紹介いたします！

1.定期点検費用

まずは定期点検にかかる費用です。業者が行う定期点検には

・目視点検

・電気的な測定

上記の2点を通して問題がないかを確認するのが一般的です。

メンテナンス業者にもよりますが、定期点検の費用は1回2万円あたりといわれています。

資源エネルギー庁の資料では、定期点検の頻度は4年毎に1回以上を推奨とされています。

2.パワーコンディショナーの交換

パワーコンディショナーとは、太陽光発電で発電した直流電力をご自宅で使えるように交流に変換する装置です。太陽光発電システムを導入されているご家庭には必ず設置されています。

このパワーコンディショナーは15～20年に一度、交換が必要とされています。パワーコンディショナーの交換費用としては、現時点で20～30万円程度とされています。

しかし、多くのメーカーでは製品保証を設けられているため、保証期間内であれば無料で交換できる場合もあります。これから太陽光発電システムの導入を検討されている方は、保証面もしっかりと確認すると良いでしょう。

3.太陽光パネルの清掃

基本的には、太陽光パネルに付着した砂埃などの汚れは、雨で流れ落ちる製品がほとんどです。しかし、鳥の糞など雨で流れ落ちない汚れは、業者により太陽光パネルの洗浄が必要になります。太陽光パネルの洗浄費用としては基本料金5～6万円+パネルの枚数と設定している業者が多いようです。また、別途足場代が必要になる場合もあります。