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2025年05月14日

太陽光パネルの寿命を伸ばすには?劣化を防ぎ30年以上長持ちさせよう

太陽光パネルの寿命を伸ばすには?劣化を防ぎ30年以上長持ちさせよう

太陽光パネルの寿命がどのくらいかご存知でしょうか? 実は、適切な対策やこまめなメンテナンスを行うことで、30年近く使い続けられると言われています。太陽光パネルの寿命に影響を与えるさまざまな原因、そして大切な太陽光発電システムを長持ちさせるための具体的な対策やチェックポイントについて、分かりやすくご紹介します!

電気代さげるなら

太陽光パネルの役割と寿命とは?

太陽光パネルの基本的な役割と仕組み

まず、太陽光パネルがどのようにして電気をつくるのか、その基本的な役割と仕組みをおさらいしましょう。

太陽光発電は、太陽の光エネルギーを利用して電力を生成するシステムです。屋根の上などに設置された太陽光パネルが太陽光を受け取ると、その光エネルギーを電力に変換します。太陽光パネルは、主にシリコンという半導体材料の薄い板(セル)が多く組み合わさってできています。このシリコンセルが太陽の光を吸収することで光電効果という現象が発生し、直流の電気が生まれます。

しかし、家庭で使える電気は交流なので、生み出された直流電力は「パワーコンディショナ(パワコン)」という機器によって交流電力に変換され、家庭内の電化製品で利用されたり、電力会社に売電されたりします。これが太陽光発電の基本的な仕組みです。

太陽光パネルの「寿命」の実態とは

太陽光パネルの寿命について語る際、「耐用年数」という言葉がよく使われます。
太陽光パネルの耐用年数は、一般的に25年~30年程度と言われています。これは、国が定める「法定耐用年数」(減価償却資産の耐用年数等に関する省令で定められたもの。太陽光発電設備は17年)とは異なり、メーカーが製品の性能を保証する期間や、実際の使用実績に基づいた目安と考えると良いでしょう。


太陽光発電メーカーの出力保証も15年~25年と設定されているものが多く、この期間内に発電効率が一定の基準(例えば公称最大出力の80%や90%など、メーカー保証の内容によって数値は異なります)を下回った場合、メーカーが無料または有償で修理・交換を行うというものです。


しかし、実際には30年以上にわたり安定的に稼働している太陽光発電システム(特に産業用)の事例も存在しており、耐用年数が過ぎたからといってすぐに故障し、全く発電しなくなるという訳ではありません。経年劣化による出力低下は年間0.5%~1.0%程度と緩やかで、多くのメーカーが出力保証で「25年で80%~85%の出力」を保証していることからも、寿命末期でも一定の発電量は期待できます。使い方や定期的なメンテナンス次第では、期待以上に長く使えるケースも少なくありません。購入する際は、この点を知っておくと良いでしょう。


寿命を左右するのは太陽光パネルだけじゃない?

太陽光発電システムの寿命を考えるとき、太陽光パネル本体だけに注目しがちですが、実はシステム全体にはさまざまな部分が含まれており、それぞれに寿命があります。


太陽光パネル(太陽電池モジュール):

前述の通り、25年~30年が寿命の目安と言われます。主な劣化の原因としては、パネル表面のガラスの汚れや傷、内部のセルのわずかな出力低下、配線の接続不良などが挙げられます。「ホットスポット」と呼ばれる局所的な発熱による劣化も問題となることがあります。


パワーコンディショナ:

太陽光パネルで発電した直流電力を交流電力に変換する重要な機器です。寿命は太陽光パネルと比較して短く、約10年~15年とされています。寿命が近づくと変換効率が低下したり、異常な音やエラー表示が発生しやすくなります。


設置架台:

太陽光パネルを屋根や地面に固定するための金属製の台座です。素材や設置場所の環境にもよりますが、一般的に20年~30年程度の耐久性があります。しかし、サビや腐食、固定ボルトの緩みなどが発生する可能性があり、放置するとパネルの脱落などの問題に繋がることもあります。基礎部分のチェックも重要です。


接続箱・ケーブル類:

発電した電気を集めたり、各機器を繋いだりする配線や接続箱も、経年劣化や紫外線、風雨などの影響を受けます。寿命の目安は、環境にも寄りますが、20年~30年だと言われます。ケーブルの被覆の劣化や接続部分の緩みは、発電ロスや漏電、最悪の場合は火災の原因にもなり得るため注意が必要です。

このように、太陽光発電システムの長期的な運用を考えると、一部の機器だけでなく、システム全体の品質とメンテナンスが重要になります。

主要機器の劣化要因と寿命延長のポイント

点検

パワーコンディショナの寿命を延ばす秘訣

太陽光発電システムの中でも比較的寿命が短いパワーコンディショナですが、いくつかのポイントに注意することで、その寿命を最大限に延ばすことが期待できます。


温度と湿度:

パワーコンディショナは精密な電子機器です。そのため、高温・多湿の環境は内部部品の劣化を早める原因となります。特に夏場の閉め切った場所や、風通しの悪い場所への設置は避けましょう。


直射日光・風雨:

屋外設置型のパワーコンディショナもありますが、可能な限り直射日光や風雨、振動が少ない場所への設置が推奨されます。メーカーの指定する設置条件を把握し、守ることが大切です。


塩害対策:

海岸地域では塩害による腐食が進みやすいため、防塩仕様のモデルを選定したり、設置場所に注意したりする必要があります。

パワコンの劣化要因と具体的な対策

多くのパワーコンディショナには、内部を冷却するための換気ファンとフィルターが付いています。このフィルターがホコリなどで目詰まりすると、通気性が低下して内部温度が上昇し、結果として機器の劣化を早めてしまいます。そのため、こまめな清掃や定期的なフィルター交換が重要です。メーカーによっては、交換スケジュールの目安を提案している場合もあります。

また、異音やエラー表示がないか、ファンの回転は正常かなど、日常的なチェックも有効です。異常を早期に発見できれば、大きな不具合に繋がる前に対処できる可能性があります。

自然災害から太陽光発電システムを守る備え

自然災害

天災による太陽光発電システムの損傷

太陽光発電システムは屋外に設置されるため、残念ながら台風、地震、落雷、大雪といった自然災害(天災)による損傷リスクは避けられません。


  • 台風:強風によるパネルの飛散や破損、架台の倒壊などが想定されます。
  • 地震:パネルの落下やズレ、架台の変形、配線の断線などが起こりえます。
  • 落雷:パワーコンディショナなどの電子機器が誘導雷によって故障するケースがあります。
  • 大雪:雪の重みでパネルが割れたり、架台が変形したりすることがあります
  • 雹(ひょう):大粒の雹がパネルに当たると、ガラスの破損やコネクタにダメージを与えることがあります。

自然災害による損傷は、発電性能の大幅な低下や、最悪の場合はシステムの損壊を引き起こし、修繕にかかる経済的な負担も大きくなります。


被害を最小限に抑えるための事前の備えと復旧対策

太陽光パネルが天災によって損傷を受けた場合、まずはどこがどのように破損したかを安全な範囲で確認し、速やかにメンテナンス専門業者へ連絡して修復作業を依頼しましょう。自分で屋根に登るなどの危険な作業は絶対に行わないでください。

また、火災保険や地震保険に、太陽光発電設備が補償対象として含まれているか確認しましょう。多くの場合、オプション(特約)で対応可能です。見積りを取り、契約内容を事前に把握しておくことが大切です。

発電効率と安全性を高めるメンテナンスの重要性

点検

定期的なメンテナンスが重要な理由

「太陽光発電はメンテナンスフリー」と耳にすることもあるかもしれませんが、長く安心して価値ある資産として活用し続けるためには、適切なメンテナンスと定期点検が不可欠です。


発電量の維持・向上:

パネル表面の汚れ(砂埃、鳥の糞、落ち葉など)は発電効率を低下させる原因になります。定期的な清掃(専門業者に依頼するのが安全かつ確実)で発電量を維持できます。


不具合の早期発見・対処:

目視では分かりにくいパネル内部の劣化(マイクロクラックやホットスポットなど)や、配線の接続不良、パワーコンディショナの異常などを専門家がチェックすることで、大きなトラブルに発展する前に早期に発見し、対処することが可能です。

設備の劣化や損傷を放置すると、漏電や感電、火災といった事故に繋がるリスクも高まります。 資源エネルギー庁のガイドラインでも、4年に1度程度の定期点検が望ましいとされています。費用は点検内容や業者によって異なりますが、1回あたり2万円程度が相場と言われています。見積りを複数の業者から取得し、サービス内容と費用を比較検討しましょう。

自分で気づける劣化のサイン

専門家による点検が基本ですが、日常的に以下の点に注意してみましょう。


発電量の急激な低下:

モニターで日々の発電量データをチェックし、過去同時期と比較して明らかに発電量が減少していれば異常の可能性があります。


パワーコンディショナのエラー表示:

エラーコードが表示された場合は取扱説明書を確認し、業者に相談してみましょう。


異音・異臭:

パワーコンディショナや接続箱から普段と違う音や臭いがしたら要注意です。


パネルの外観変化:

目視できる範囲でパネルの割れ、フレームの歪み、大きな変色、焼けたような跡がないか確認しましょう(高所確認は必ず専門業者へ)。

長期的な運用を支えるアフターサービスとサポート

サポート

契約前に確認したい保証内容と点検サービス

太陽光発電システムの導入を検討する際、初期費用や発電シミュレーションだけでなく、メーカーや販売施工会社の提供するアフターサービスの内容を比較することが非常に重要です。


保証内容:

製品保証、出力保証の期間や条件、自然災害補償の有無などをチェックしましょう。メーカー保証の範囲をしっかり把握しておくことが大切です。


定期点検の有無と内容:

無料または有償で定期点検を実施してくれるか、点検項目は何かを確認します。


サポート体制:

トラブル発生時の連絡先、対応の迅速さ、修理体制なども重要な選定ポイントです。お客様からの評判や事業実績なども参考にすると良いでしょう。

寿命が来た太陽光パネルの「その後」:廃棄・リサイクル

太陽光パネルもいつかは寿命を迎えます。その際の廃棄や撤去に関する情報も事前に知っておくと安心です。
信頼性の高いアフターサービスを提供する企業を選び、長期的なパートナーとして付き合っていくことが、太陽光発電システムを長く、お得に、そして安心して運用し続けるための鍵となります。


まとめ

太陽光発電システムは、初期費用がかかるため、その費用回収に時間がかかると言われています。しかし、太陽光パネル自体の寿命は長く、適切なメンテナンスをこまめに実施することで、より多くの発電量と売電収入が期待でき、結果として費用回収を早め、経済的なメリットを最大限に引き出すことが可能になります。
「あっ、うちのパネル、しばらく点検してないな…」と気づいた方は、ぜひこの機会に専門業者に相談してみることをお勧めします。
また、これから太陽光発電の導入を検討される方は、複数のメーカーや販売施工会社から見積りを取り、発電シミュレーションや費用だけでなく、保証内容やアフターサービス体制をしっかりと比較検討することが、後悔しないための重要な段階です。関連サイトやコラムも参考に、ご自身の状況に合った最適なプランを選びましょう。

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ソーラーメイト編集部

太陽光発電と再生可能エネルギーに関する深い専門知識を持つレネックス株式会社のスタッフが、最新の情報や役立つ知識を発信しています。

レネックスは、太陽光発電の国内新築住宅シェアNo.1のハンファジャパンの子会社として豊富な経験と実績があります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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