2023年12月15日
太陽光発電は停電時に使えない?!自動運転モードを覚えよう!
自然災害や停電時、太陽光発電は非常に頼りになりますが、効果的な活用には正しい知識が不可欠です。特に、自立運転や連系運転の切り替え手順、停電時に動かせる・動かせない家電の選定が重要です。この記事では、太陽光発電を最大限に活かすためのポイントに迫ります。
目次
実質0円で太陽光発電をつけるなら、ソーラーメイトみらいがオススメ!
資金準備やローンの金利手数料、短期解約時の多額の解約金も不要!太陽光発電の導入方法のデメリットを解消します。
太陽光発電とは?導入メリットを解説
光熱費の削減が見込める
太陽光発電を導入する理由は色々とありますが、良く挙げられるメリットに光熱費の節約があります。日が出ている時間帯は、ソーラーパネルで得た電気を自家消費することができるので、電力会社から購入する電力量の削減につながります。
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売電による収入が見込める
さらに、売電による収入も太陽光発電の大きな魅力です。発電した電力を自家消費しきれず余った場合は、その余剰分を電力会社に売ることができます。太陽光発電のスタートから10年間、相場よりも高い価格で買い取ってもらえるFIT期間となります。太陽光発電システムの導入コストの回収が期待できます。
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地球温暖化対策に有効な手段
また、温暖化防止への貢献も重要なメリットです。太陽光発電は再生可能エネルギーであり、二酸化炭素を排出することなく電力を生成できます。このため、太陽光発電は地球環境への負荷を軽減し、気候変動への対策に一翼を担っています。
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太陽光発電があると停電時の安心感が違う!
自立運転機能の重要性
先にあげた3つのメリットはもちろん、太陽光発電の最大の強みは災害対策になるという点です。災害によって地域で停電が起きた際、太陽光発電があれば日中の電力を自分でつくることができます。
太陽光発電はソーラーパネルとパワーコンディショナ(パワコン)で主に成り立っていますが、パワコンに自立運転機能が備わっていることで、停電時においても安定してご自宅に電力供給することができるのです。
災害や緊急事態に備える上で、太陽光発電の自立運転機能について把握しておくことはとても大切です。
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連系運転と自立運転の違い
太陽光発電のパワーコンディショナは通常、連系運転モードと自立運転モードの2つを備えています。連系運転は通常の運転モードで、発電した電力を電力会社に売電することが可能です。一方で、自立運転は発電した電力を自家消費するモードで、停電時にも家庭内で利用可能な電力を確保します。
自動切り替えと手動切り替えの違いは
自動切り替えと手動切り替えの違い
自立運転に切り替える方法には、自動切り替えと手動切り替えの二つのオプションがあります。自動切り替え機能が備わっている場合、停電を感知すると自動的に自立運転モードに切り替わり、ユーザーは手動での対応を行う必要がありません。これに対して、手動切り替えは、パワーコンディショナを手動で自立運転モードに切り替える必要があります。使用状況や好みによって、どちらの方法を選択するか検討すると良いでしょう。
延長コードとタップの重要性
自立運転コンセントはパワコンに備わっていますが、家電がある場所とパワコンが離れていてコンセントまで届かないケースが多くあります。「延長コード」と「電源タップ」を用意しておけば、非常時に家電を動かすことなく使用できます。
停電時に動かせる家電
動かせる家電は決まっている
自立運転モードでは、通常1,500Wまでの電力供給が可能です。冷蔵庫、電気ポット、炊飯器、電子レンジ、ノートパソコン、携帯電話の充電器など、消費電力が1,500W以下の機器はほぼ問題なく使用できます。
ラジオやテレビなどの非常時に役立つ機器
停電時にはラジオやテレビなどの機器が役立ちます。これらの機器は通常、消費電力が比較的低く、自立運転機能がある太陽光発電によって電力供給が可能です。情報収集や緊急時のアナウンスなど、停電中でも有益な情報を提供してくれます。
スマートフォンは優先的に充電しよう
スマートフォンは日常生活で欠かせないツールですが、停電時にも活用できます。通信手段や緊急連絡手段を確保できます。停電時においてもコミュニケーション手段を確保し、安全・安心な時間を過ごしましょう。
動かせない家電とその理由
医療機器や暖房機器のリスク
医療機器やガス・灯油を用いた暖房機器などは、停電時に動かすべきではありません。これらの機器は人々の安全に直結する役割を果たしているからです。もし発電量が不足した場合、機器が正常に動作しなくなり、深刻なダメージを及ぼす可能性があります。事前に、停電時における代替手段を考えておく必要があります。
調理器具は取り扱いに要注意
電気コンロ、調理器具などは慎重に扱う必要があります。発電量が不足すると正常に動作せず、また誤った操作をした場合、火災やけがの原因になる可能性があります。特にパソコンや電子レンジなどは高い消費電力を必要とするため、停電時には安易に使用せず、適切なタイミングで使うよう留意しましょう。
太陽光発電と停電時の家電使用の注意点
消費電力の制御と家電の優先順位
停電時に太陽光発電を活用する際は、消費電力を制御し、家電の優先順位を考慮することが重要です。高消費電力の家電は稼働を控え、非常用の機器や充電が必要なものに優先的に電力を供給することで、限られた発電量を最大限に活用できます。
復旧後の連系運転へのスムーズな切り替え
停電が復旧した際には、太陽光発電システムを連系運転にスムーズに切り替えることが重要です。適切な手順に従って切り替えることで、通常の電力供給への移行が円滑に行われます。説明書を確認しながら、安全かつ効果的な運用を心掛けましょう。
自動運転の切り替え方法とは
切り替え手順とその際の留意点
停電時、自立運転へのスムーズな切り替えが欠かせません。手動切り替えの際には以下の手順が一般的です。
1.主電源のブレーカーをオフにする
停電が発生したら、まず家庭の主電源ブレーカーをオフにします。これにより、太陽光発電システムが外部電力との接続を遮断します
2.太陽光発電のブレーカーをオフにする
次に、太陽光発電システム専用のブレーカーもオフにします。停電中に発電した電力を外部に流さないようにするためです。
3.自立運転モードへの切り替え
パワーコンディショナーなどの機器には、自立運転モードへの切り替えが可能なスイッチや操作パネルが備わっています。それを操作して自立運転モードに切り替えます。
4.自立運転用コンセントに接続
自立運転モードに切り替えた後、特定のコンセントが用意されています。ここに必要な家電製品や機器のプラグを差し込むことで、太陽光発電で生成された電力を利用できます。 これらの手順は一般的なものであり、機器やメーカーによって操作が異なる場合があります。
蓄電池の活用で備えをさらに万全に
蓄電池の導入は、停電時や夜間などに発電した電力を蓄え、必要な時に利用できる利点があります。太陽光発電システムと組み合わせることで、安定した電力供給が可能となり、非常時に備えたエネルギー管理が行えます。蓄電池の容量や性能によって異なりますが、計画的な使用により節電効果も期待できます。
蓄電池の自立運転モード
太陽光発電と蓄電池を連携することで、停電時でもさらに安心して過ごすことができるようになります。蓄電池のモードが自動切換えになっていない場合は、いざという時、忘れずにご自身で自立運転モードに切り替えるようにしましょう。
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ハイブリッド蓄電池なら更に安心!
ハイブリッド蓄電池システムであれば、停電時の出力が大きくなるため、定められた1.5kWを超えて出力することが可能です。例えば、自立運転出力5kVAの蓄電池が設置されていれば、停電時には最大5,000Wの電力を供給可能です。
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まとめ
太陽光発電の非常時に役立つポイントについてご紹介いたしました。停電時に蓄電した電池を使用できるのはとても安心ですが、蓄電量には限りがあるので、非常時にどこに電力を使用するのか優先順位を日ごろから把握しておくことも大切です。いざとなった時にすぐ切り替えられるよう操作方法も確認しておきましょう!
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