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- 2023.11.16
2023年12月08日
東京都は、2030年までに「カーボンハーフ」の実現に向けた取り組みを強化しており、『東京ゼロエミ住宅』は、省エネ設備や高い断熱性能を備えた、都独自の住宅基準です。助成金や税の減免などのメリットがある他、快適性向上から光熱費削減、健康促進まで多岐にわたる効果が見込めることから、将来的な住環境の指針として期待されています。
目次
東京ゼロエミ住宅は、東京都独自の省エネ住宅の概念です。都が定めた基準に適合する、高い断熱性能や省エネ性能の高い設備を活用した新築住宅が認定され、地球環境への負荷を軽減する目的でつくられました。 断熱性能に優れており、1年を通して温度差が少なく、部屋間の温度差も小さいことから、ヒートショックの発生も抑える効果も期待できます。また、冷暖房の使用が減るため、大幅な省エネに繋がり、CO²の削減にも貢献します。 東京ゼロエミ住宅は、快適な生活と環境保護を両立させる新しい住まいの形です。
ゼロエミとは「ゼロエミッション」の略で、CO₂排出を極力削減することを指します。ゼロエミ住宅はエネルギーの効率的な利用を通じて、地球にやさしく、持続可能な未来を目指しています。 東京都では、2050年までに世界のCO₂排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、2030年までの中間目標に「カーボンハーフ」を掲げています。都内の温室効果ガス排出量の約30%が住宅からの排出と言われており、環境性能の高い住宅の普及によって、排出量削減を試みているのです。
かんたんに再エネライフを始めるなら?
ゼロエミ住宅に認定されるためには、再生可能エネルギーを除く、住宅の省エネ性能基準をクリアする必要があります。2024年4月時点では、断熱性能と設備の省エネ性能に応じた3つの水準が設けられています。
これらの水準は、ZEHの判断基準よりも高く設定されており、水準2と3ではより高い省エネ性能が要求されます。 再生可能エネルギーの設備(太陽光発電や蓄電池など)の設置は、現時点で可能な限り望ましいとされていますが、2024年10月以降は、原則設置が要件化されます。
ゼロエミ住宅の建物・躯体技術は、断熱性能に優れています。特に、屋根、天井、床の断熱性向上や外壁の断熱性能向上、高断熱ドア・窓の導入が求められています。
ゼロエミ住宅では、高効率給湯器、全室LED照明、高効率エアコンが必須であり、節湯水栓や高断熱浴槽の設置も推奨されています。これらの最新設備を備えることで光熱費を削減しつつ、エコで快適な住まいを実現できます。
照明設備 | ・LEDであること ・上記に加えて、玄関、トイレ、洗面・脱衣所、廊下および階段のうち一か所以上に人感センサー付きLEDを設置すること |
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暖房設備 | ・主たる居室において高効率ルームエアコンを1台以上使用すること ・上記に加えて、電気ヒーター暖房器または電気蓄熱暖房器を使用しないこと |
冷房設備 | ・主たる居室において高効率ルームエアコンを1台以上使用すること |
給湯設備 | 以下、いずれかの設備を設置に加えて、設置された全ての設備が一定の要件を満たすものであること ・電気ヒートポンプ給湯器 ・潜熱回収型ガス給湯器 ・潜熱回収型石油給湯器 ・ヒートポンプ・ガス瞬間式併用給湯器 ・コージェネレーション設備 |
浴槽 | ・JISにおける高断熱浴槽の性能を満たしていること |
水栓 | ・2バルブ水栓以外の水栓であること ・上記に加えて、台所および洗面水栓は水優先吐水機構付であり、浴室シャワー水栓は手元止水機構付であること |
機械換気設備 | ・比消費電力の値が0.1以下であること ・第一種換気設備の場合は、この要件は適用しない。 |
配管方式 | ヘッダーにより分岐されており、分岐後の全ての配管の径が13A以下であること。 |
ゼロエミ住宅で太陽光発電が要件化されます!
ゼロエミ住宅は、ZEH(ゼッチ)と比較しても独自性が際立っています。ZEHはエネルギー消費の抑制に焦点を当てる一方で、ゼロエミ住宅はエネルギー消費削減だけでなく、CO₂排出や廃棄物削減など、総合的な環境対策を目指しています。
ゼロエミ住宅では、建物の省エネ性能に応じて3つの水準がありますが、建築主は達成度によって最大210万円の助成金を得ることができます。 また、太陽光発電システムや蓄電池の導入には別途助成金が用意されるので、経済的な面でも魅力的な住まいです。
助成金の対象者は、都内で住居を新築する施主(個人・法人)に加えて、太陽光発電システムや蓄電池をリースする事業者となります。建物は指定期間以降に工事に着手したもので、東京ゼロエミ住宅の認証要綱に適合することが条件です。 助成対象の住宅は、戸建住宅・集合住宅など都内の新築住宅で、床面積の合計が 2,000平方メートル未満が条件となります。不動産取得税の減免もあることから、助成と減免のダブルメリットが大きな魅力です。
ゼロエミ住宅は、断熱性能が向上したことで部屋と部屋の温度差が少なく、ヒートショックを予防できます。また、冷暖房を稼働させた場合にも、暖まりや涼しくなるスピードが早く、環境が快適な生活をサポートしてくれます。
高断熱や省エネ設備を採用することで、ゼロエミ住宅は光熱費を大幅に削減できます。効率的な空調に加えて、太陽光発電も導入すれば、冷暖房費の3割カットが実現します。
断熱性が向上することで結露を抑制し、カビやダニの発生を減少させることができるため、室内の空気がクリーンで健康的な住環境となります。また、木材の腐敗や建材の劣化も防ぐことから、住宅の耐久性も向上します。ゼロエミ住宅は、快適性と健康、住宅の長寿命まで同時に実現する理想の住まいです。
ゼロエミ住宅は、省エネ性能の向上だけでなく、CO₂排出や廃棄物の削減など、総合的な環境対策に貢献しています。その快適性やエネルギー効率、環境への配慮が融合し、新たな住まいの形として、総合的な価値が生まれています。
ゼロエミ住宅は、2021年に導入された「ゼロエミッション東京」の目標に向け、住宅の省エネ性能向上に注力しています。今後、基準の多段階化や新たな省エネ技術の導入が進むことで、ますます高性能で環境にやさしい住まいが実現するでしょう。ゼロエミ住宅は、未来の住環境のリーダーとして注目を集めています。
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