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2023年11月10日

太陽光発電とHEMS|いらないと言われる理由と効果的な活用方法とは

太陽光発電とHEMS|いらないと言われる理由と効果的な活用方法とは

環境にやさしく、持続可能なエネルギー源として注目を集める太陽光発電。その効果を最大限に引き出すためには、Home Energy Management System(HEMS)との連携が有効です。本記事では、太陽光発電とHEMSの連携による効果的な活用方法や最新の技術動向、課題に対する解決策について詳しく解説します。

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HEMSは本当に「いらない」の?

HEMSとは

HEMS(ヘムス)とは?

HEMSは Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム) の略称です。簡単に言うと、家庭で使うエネルギーを見える化し、自動で制御することで、省エネや電気代の節約につなげるシステムのこと。例えるなら、家のエネルギー管理をする優秀な執事のような存在です。

スマートホーム化の推進や省エネ意識の高まりとともに注目を集めているHEMSは、これからの住まいに不可欠な設備と言えるでしょう。特に新築を検討している方にとって、HEMSの導入はもはや当たり前の選択肢となりつつあります。

令和4年度のHEMS使用率は戸建てで4.1%となっています。また、建物が建てられた時期別にHEMS使用率を見てみると、2011〜2015年に建てられた住宅の使用率は6.9%、2021年以降の使用率は9.2%でした。

新しい住宅に住む世帯ほどHEMSの使用率が高くなっていることがわかりますね。


参考:環境省


しかし、その一方で「HEMSは本当に必要?いらない?」「導入しても意味がないのでは?」といった疑問の声も存在します。

HEMSがいらないと言われる3つの理由とは?

モヤモヤ

HEMSの導入を疑問視する意見には、主に以下のような理由が挙げられます。

導入コストがかかる

HEMS(ヘムス)の導入には初期費用がかかります。システム本体の価格、設置工事費用、対応する家電製品の追加購入などが必要です。

長期的な電気代の節約効果を考慮しても、初期費用の負担が大きいと感じる家庭も少なくありません。

また、古い家電や未対応の家電が多い場合、HEMSの機能を十分に活かせずメリットを感じにくいこともあります。対応家電に買い替えるなどすると、さらに追加コストがかかってしまいます。

システムの複雑さ

多くのHEMSの設定や運用には、連携設定やインターネット接続の確認が必要となります。通信環境が不安定な場合や、インターネット契約がない家庭にとっては導入の障壁となります。

また、使用状況のモニタリングや省エネアドバイスの活用には一定の学習が必要であるため、技術に不慣れな家庭では、せっかく導入したけど活用できなかった…など運用が難しく感じられることがあります。

効果が実感しづらい

HEMSを導入しても、すぐに大きな効果が実感できない場合があります。省エネ効果や電気代の節約効果が徐々に現れるため、導入直後に成果を感じにくいことが懸念されます。

特に、使用状況や生活パターンによっては、期待していた効果が得られない場合もあります。例えば日中不在が多いなどではHEMS導入による削減効果が小さくなる傾向があります。

その場合、高額な初期投資を回収するのに非常に時間がかかる、あるいは回収できない可能性があるため、費用対効果が多いと判断されがちです。

HEMSを導入してできること

ひらめき

HEMSを導入し上手く活用すれば、日々の暮らしがより便利で快適になり、省エネにも大きく貢献できます。

電気の使用状況が見える化ができる

HEMSの最大の特長は、家庭内のエネルギー使用状況をリアルタイムで「見える化」できることです。

見える化とは

太陽光発電、蓄電池をはじめ、エアコンや照明、エネファームといった電気機器をHEMSとインターネットで接続することで、家庭のエネルギー管理の中核を担い、分電盤に接続され、電力やガスの使用状況をリアルタイムで把握したり、過去の使用状況と比較することができるようになります。

スマートメーターや家電製品からデータを収集し、専用のアプリを使えば、スマートフォンやタブレットからいつでもエネルギー状況を確認したり、機器を操作したりすることも可能です。
どの家電がどれだけ電力を消費しているのかを一目で把握できるので、使っていない家電のコンセントを抜く習慣がつくなどの節電行動がすぐできます。無駄な電力使用を抑えることができるのでメリットに繋がりますね。

家電製品を外出先から操作できる

HEMSは、対応する家電製品を遠隔操作することができるため、生活の利便性が向上します。スマートフォンやタブレットを使って、外出先からでも家電を操作が可能です。
例えば、帰宅前にスマートフォンからエアコンをつけておくことで、帰宅時には快適な部屋の温度が保たれたり、消し忘れた照明も外出先からオフにすることができ、非常に便利です。

また、使用パターンに基づいて最適なタイミングで家電を運転させることにより、省エネ効果も期待できます。具体的には、電力料金が安い夜間に洗濯機を運転させるなど、効率的なエネルギー使用が実現します。



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節電のアドバイスがもらえる

一部のHEMSでは、月ごとの使用電気料金の目標値を設定でき、目標値が超えそうな場合はエアコンの設定温度の調節を促してくれるといった節電アドバイスを表示してくれます。
さらに、天気予報と連携し、明日の気温や天気を予測して先を見越した省エネ対策ができるので無駄なエネルギー消費を抑えられます。的確なアドバイスを提示してくれると家族で節電行動をしやすくなりますね。


参照:SHARP

参照:panasonic

太陽光発電とHEMSの効果的な使い方

太陽光パネル

これからは「電気は自分で使う」がお得!

太陽光発電で余った電気を電力会社に売るときの買取価格は年々安くなっています。一方で、電気料金はどんどん上がっているので、これからの時代は自分で発電した電気をできるだけ自分で使うこと(自家消費)が重要です。

そこで役に立つのがHEMSを併用することです。家庭の電力使用状況を把握し、自己消費の割合を最適化することができます。HEMSは、太陽光発電でつくられた電力を最大限に活かすため、電気の使い方をコントロールしてくれます。

例えば、日中に太陽光で発電した電気を、できるだけ優先的に使用するように調整してくれます。こうすることで、電力会社からの電気を買う量を減らすことが出来るので、電気代を大幅に削減できます。


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コラム
太陽光発電の電気、売るより自分で使う時代へ
2009年に始まったFIT制度という仕組みでは、家庭用の太陽光発電で発電した電気を1kWhあたり48円で買い取ってくれていました。

当時は太陽光発電システムの導入費用が、現在の2倍程度かかっていましたが、技術が進歩して導入費用が下がったことや、再生可能エネルギーへの注目度が高まったことで、太陽光発電の導入が拡大しました。

ですが、太陽光発電を始める人口が増えたため電力会社が電気を買い取る価格は徐々に下がってきています。2024年は1kWhあたり16円です。2025年現在では、15円になることが決定しており、今後も価格は下降していく見込みです。 太陽光発電の買取制度はいつまで続く?!FIT終了後の賢い選択とは?

蓄電池やV2Hとの連携で経済的メリットがある

太陽光発電とHEMSの効果をさらに高めるためには、蓄電池やV2Hシステムとの連携が鍵となります。

蓄電池は、日中に太陽光発電でつくった電気のうち、使い切れてなかった余剰電力を蓄電池に貯めておき、発電できない夜間や雨の日などに使用できます。

V2Hによる電気自動車(EV)の活用では、EVを移動する蓄電池として活用するV2Hシステムも有効です。太陽光発電の余剰電力でEVを充電し、夜間など必要に応じてEVから家庭へ電力を供給します。これにより、蓄電池と同様の効果が得られるだけでなく、災害時の非常用電源としても大きな安心につながります。

HEMS導入を検討する際のポイント

ポイント

HEMS導入を成功させるためには、事前の検討が非常に重要です。以下のポイントをしっかり押さえて、ご自身の家庭に最適なシステムを選びましょう。

HEMS導入で目的の明確化

まず、HEMSを導入して何を実現したいのかを具体的に考えることが最も重要です。目的によって選ぶべきシステムや機能、そしてコストが変わってきます。
「見える化」だけで良いのか、自動制御まで求めるのかご家庭に合せて考えることが必要です。

補足ですが、現時点では見える化だけで十分でも、将来的に蓄電池やEV(電気自動車)、V2Hなどを導入する可能性がある場合は連携に対応できる拡張性のあるHEMSを選んでおくと安心です。

主要な機器がHEMS連携に対応しているか

HEMSの自動制御機能を最大限に活用するには、制御したい機器が導入するHEMSと連携可能である必要があります。多くのHEMSや対応機器では経済産業省に認定されたECHONET Liteという通信規格が採用されています。

メーカー独自の企画を採用している場合もあるので、太陽光発電のパワーコンディショナなどは型番によって連携可否があるため導入前に確認が必要です。

ECHONET Lite(エコーネットライフ)とは?

家庭内の様々な機器(家電製品など)をネットワークでつなぎ、相互に通信して制御するための共通規格です。HEMSを構成する上で非常に重要な役割をしてくれます。

必要な機能を見極め、予算に合った製品を選ぶ

HEMSには様々な製品があるため、価格も約20,000円〜200,000円と幅広いです。通常はこの費用に加えて設置工事費用がかかります。

基本機能に加えて、どのような制御機能が必要か上述したように目的の明確化で定めたHEMSで何を実現したいかを元にご自身の予算内で最適な製品を選びましょう。

信頼できる専門業者に依頼する

HEMSの設置には、電気工事やネットワーク設定、機器間の連携設定など専門的な知識が必要です。そのため、連携させる太陽光発電や蓄電池などの知識も豊富な業者がいいでしょう。

万が一の場合のためにも設置後のサポート体制(トラブル対応、メンテナス)がしっかり整っているかも確認しておくと安心です。

補助金の確認

HEMS導入時に活用できる補助金【2025年版】

HEMSの導入には初期費用がかかりますが、国や地方自治体によってHEMS導入に対する補助金制度が設けられている場合があります。2025年現在活用できる補助金についてご紹介します。


子育てグリーン住宅支援事業

この事業では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、高い省エネ性能を有する住宅の新築やリフォームに対して補助金が交付されます。

補助金対象

交付申請の予約期間は申請開始〜予約上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)となっています。公式サイトを確認しましょう。


参考:子育てグリーン住宅支援事業



話題のGX志向型住宅とは?HEMSとの関係性を以下のブログで詳しく紹介しています。




DER補助金

家庭やビルに設置された太陽光発電・電気自動車・空調設備などを総合的に管理するシステムに関する補助金です。昨年度の情報では、HEMSに対して定額5万円の補助がありました。 2025年度の詳細はまだ公開されていません。



地方自治体の補助金

多くの地方自治体でもHEMSの導入に対して独自の補助金制度を設けています。

地方自治体

参考:クール・ネット東京

参考:千葉県

参考:愛知県豊田市


対象となる条件などを事前にチェックし、積極的に活用しましょう。補助金の詳細については、各自治体にお問い合わせください。

HEMSのおすすめメーカーと機種3選を紹介

  • パナソニック|AiSEG2(HOME IoT)
  • シャープ|COCORO ENERGY(ココロエナジー)
  • NextDrive|Cube J

パナソニック|AiSEG2(HOME IoT)

パナソニックのHEMS「AiSEG2(HOME IoT)」は、すまいの「できたらいいな」を「時短・便利」、「安心」、「自家消費」の3つのポイントでサポートしてくれます。


【主な特徴】

・外出先からおうちの機器状態を確認・操作できる
・おうちの火災警報器と連携!火災発生を検知するとAiSEG2やスマートフォンにお知らせ
・家全体の使用電力量を判断して機器を自動制御


価格は、戸建てに最適なもの(7型モニター機能付)で92,200円、集合住宅用のモニター無しで46,000円です。※価格・詳細はサイト参照


参照:Panasonic「おすすめプラン」

シャープ|COCORO ENERGY(ココロエナジー)

シャープのHEMS「COCORO ENERGY(ココロエナジー)」は、クラウド上のAIがHEMSと連携し、電気の使用状況や外部の情報をもとに、エネルギーを最適にコントロールしてくれます。


【主な特徴】

・太陽光発電でつくった電気をAIでムダなく有効活用
・「AI 雷注意報連携」機能を搭載
・太陽光発電と家電が連携し、家電の電気代を抑制
・家族で節電、「電力見える化」
・外出先からスマートフォンで機器操作
・もしもの安心に、見守り機能


価格は、JH-RVB1(機器連携コントローラ)で93,500円、JH-RV11(クラウド連携エネルギーコントローラ)で142,450円です。※価格・詳細はサイト参照


参照:シャープ「HEMS(ヘムス)/COCORO ENERGY」

NextDrive|Cube J

NextDriveの「Cube J」は、無線でスマートメーターに接続でき、専用アプリで電力データを取得したり、家電の消費電力を制御することができます。コンセントに挿すだけで作動するため、ローコストで施工費用がかかりません。


【主な特徴】

・国際的なデザイン賞で認められた UI/UX
・ダッシュボードビューで電力データを確認
・通知を受け取って、予算内に収める助け
・自宅のスマートデバイスをどこからでもコントロール
・様々な通信に対応
・デジタルエコシステム、サードパーティのサービスと接続


物理的なモニターではなく、手元のスマホで確認するタイプであり、価格は約2万円と非常にローコストです。


参照:ENECONNECTサービス紹介

まとめ

「いらないかも…」とHEMSの導入を迷っている方へ参考になったでしょうか。HEMSはエネルギーの「見える化」による効率的な電力使用と環境負荷の軽減に大きく寄与します。 さらに太陽光発電と併用したら電気代の節約や快適な生活環境の維持、そして持続可能な社会への貢献を目指す方にとって、HEMSは非常に有効なツールです。費用対効果を考慮しつつ、長期的な視点での導入を検討してみてはいかがでしょうか。


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ソーラーメイト編集部

太陽光発電と再生可能エネルギーに関する深い専門知識を持つレネックス株式会社のスタッフが、最新の情報や役立つ知識を発信しています。

レネックスは、太陽光発電の国内新築住宅シェアNo.1のハンファジャパンの子会社として豊富な経験と実績があります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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