2023年11月06日
太陽光パネルを守る、これからの雪対策について具体的な方法を徹底解説!
冬季における太陽光パネルの課題として挙げられるのが、雪の影響です。積雪による発電量の低下や損傷のリスクを回避するためには、適切な対策とメンテナンスが欠かせません。この記事では、雪が太陽光パネルに及ぼす問題点から、効果的な対策や融雪装置の選び方、そしてメンテナンスの重要性について掘り下げていきます。冬の季節における太陽光パネルの適切な管理方法について、詳しく解説します。
目次
太陽光パネルに影響を及ぼす雪の問題点
太陽光パネルの発電量への影響とは?
太陽光パネルの効率的な発電を阻害する要素の一つに、積雪があります。太陽光パネルに雪が積もってパネルの表面を覆ってしまうと、太陽光の吸収を妨げてしまい、発電量が下がります。多少の積雪であれば、太陽光パネルの表面は温かく、雪は自然に溶けるため、大きな問題になりませんが、雪の厚さが増すと太陽光の透過量も減少し、発電量の低下につながります。積雪で起こる、太陽光発電への影響について詳しく解説しています。
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雪による太陽光パネルの損傷のリスクとは?
雪の重みが太陽光パネルに加わることで、パネル本体や架台、屋根材に損傷が生じるリスクがあります。明らかに破損している場合は、感電の恐れがあるため、必ず業者に連絡して確認してもらいましょう。また、雪の重さによる圧力で、目には見えない細かいヒビ(クラック)がパネルに入ってしまい、このような損傷が積み重なることで、最終的に破損に至る可能性があります。
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雪の除雪方法と太陽光パネルの効果的な掃除方法は?
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太陽光パネルに雪が積もった場合の対処法
一般的な太陽光パネルの積雪荷重は1㎡あたり550kgまで耐えることが出来ます。数日で積雪量2m超える場合は、こまめに除雪作業をすることがオススメです。積雪が多く心配な場合は、パネルの強度が強く耐荷重性能の高い積雪が多い地域用の太陽光パネルを導入することも考えましょう。 また、普段からあまり雪が降らない地域では、何日間も雪が降り続けることは珍しいため積もったとしても数10センチ程度です。なので、数日待てば自然にパネルの雪は溶けます。 どうしても雪下ろし作業が必要な場合は、事故やケガのリスクを回避するために専門業者に依頼しましょう。
融雪機能付きの太陽光パネルを導入
融雪機能付き太陽光パネルは、雪の多い地域向けに販売されている太陽光パネルです。電気を逆流させることでパネルを加熱し、表面に積もっている雪を溶かします。数分で発熱するので、短時間で除雪を終わらせることができます。融雪装置の後付けも可能です。後付けする融雪装置は、パネルのセルとセルの間に熱源を貼り付けるものや、パネルの裏側に融雪フィルムを貼り付けるタイプなどがあります。 一例として、熱源のテフロンヒーターをまとわせたメッシュをソーラーパネルの上に被せることで、従来の融雪装置をつけることが難しかったケースでも対応できる商品も出てきています。
効果的な太陽光パネルの雪対策の工夫
効果的な太陽光パネルの雪対策の工夫として、傾斜角度の調整やパネルの設置場所の選定があります。傾斜角度を15度~30度に調整することで、雪の滞留時間を短くし、雪対策の負担を軽減することができます。また、設置角度が急すぎると太陽光が当たりにくく発電効率が落ちるため角度の付け方には注意は必要です。 さらに、安全面では屋根に積もった雪が勢いよく落下すると、思わぬ大怪我や事故につながる恐れがあるため、雪止めを設置することも大切です。
太陽光パネルに向いている雪止めとは
雪止めには様々なタイプがありますが、太陽光パネルが付いた屋根に適しているのは「金網ネット型」です。太陽光パネルは滑りやすい素材なので、勢いよく落ちた雪を広い面で支えることができる金網ネット型がオススメです。
また、金網ネット型の雪止めをつけることで、太陽光パネルを屋根に目いっぱい設置することができるというメリットもあります。
雪に負けない太陽光パネルの架台の強度も重要
架台の強度を上げる
太陽光パネルの重量は1枚あたり15kg~20kgですが、一般的な住宅で4kWの太陽光発電システムの場合、10枚程度が載っている計算になります。すると、パネル自体の重さ約200kgに加えて架台で約100kgとなり、計300kgと大きな重量になることが分かります。
太陽光パネルはある程度、積雪荷重に耐えることはできますが、一晩で大雪が降った場合にはパネルが割れたり架台が曲がったりと大きな被害が出てしまう可能性があります。
多雪地域の場合は、太陽光パネルのスペックだけでなく、重量に耐えることができる適切な架台を選択することも大切です。
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雪国に強い販売店・施工会社を選ぶポイント
雪国での実績が豊富にある
雪が多く降る地域で太陽光発電システムを設置する場合、通常と異なり色々と気を付けるべきポイントがあります。気候にあった太陽光パネルの選定をはじめ、パネルの設置角度や雪止めの設置方法など、特別な知識が必要です。雪国での実績が豊富にある施工会社を選ぶことが重要になります。
安さにつられない
これは雪国に限ったことではありませんが、見積もりが他社と比較して圧倒的に安い場合は気を付けた方が良いと言えます。もちろん企業努力によるところもありますが、安さにつられて悪徳業者に任せてしまった場合、大切なご自宅に被害が出てしまうだけでなく、近隣トラブルに発展する可能性もあります。
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シュミレーションを行う
積雪量が多い地域の場合は、設置前のシュミレーションが特に大切です。
お住まいの地域の垂直積雪量のデータを参考に、適切な太陽光パネルや架台を選ぶだけでなく、設置工法などもシュミレーションしましょう。
また、雪国だからといって太陽光発電に不向きとは限りません。一年間の発電量をシュミレーションすることで収益予測を立てることができます。
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まとめ
こちらの記事では、積雪が多い地域で太陽光パネルを守る「雪対策」について解説をしました。太陽光パネルは屋外に設置しているので雪の影響を大きく受けやすいです。なので、これからの季節に備えて、太陽光パネルを守るための雪対策が出来ているか事前にチェックをしておくのが安心です。万が一雪で破損した場合なども考えて、すぐに相談できる雪に強い業者を選んでおくと良いですね。
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