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2023年09月26日

オール電化は本当にお得?メリットとデメリット、電気代をご紹介

オール電化は本当にお得?メリットとデメリット、電気代をご紹介

これから家を建てる方や、リフォームを検討している方でオール電化の導入を検討する方は少なくありません。近年の電気代高騰もあり、オール電化って本当にお得なの?と思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、オール電化は本当にお得なのか、メリット・デメリットをご紹介いたします。

オール電化の特徴とガス併用住宅との違いは?

近年、オール電化住宅の人気が高まっています。全国的に導入が進んでいますが、実際どうなの?トラブルはないの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。今回は、オール電化についての基礎から注意点まで説明します。

まずは、オール電化住宅の特徴についてご紹介いたします。大きな特徴としては、調理や空調・給湯などの熱源をすべて電気でまかなう点です。電気・ガス併用住宅ではガスを使用していた設備も、すべて電気で稼働する設備になります。


ガス・電気併用とオール電化の住宅設備の違い


オール電化で必要な代表的な設備

オール電化の住宅に欠かせないのは、電気で稼働する設備です。主な製品としては、以下のようなものが挙げられます。

エコキュート

エコキュートとは、ヒートポンプ技術によってお湯を沸かす給湯器のことです。ヒートポンプ技術は、空気をくみ上げて圧縮することで熱を発生させる技術で、エコキュートでは室外機で取り込んだ外気の熱を利用してお湯を沸かします。

ヒートポンプ技術はエネルギー効率が高いのが特徴で、お湯を沸かす際に空気熱と電気を併用するため、電気のみでお湯を沸かす場合に比べて消費電力を約1/3に抑えられます。さらにエコキュートは、給水タンクの水を断水時にも利用できるため、災害対策としても有効です。


家庭でのエネルギー消費の割合
資源エネルギー庁『エネルギー白書2023』によると、家庭でのエネルギー消費は「給湯」が1位で全体の約3割近くになります。効率よく給湯を行うことがエコで経済的なライフスタイルを実現するカギとなります。

2021年度世帯当たりの用途別エネルギー消費

出典:資源エネルギー庁『エネルギー白書2023』

IHクッキングヒーター

IH

IHクッキングヒーターとは、ガスではなく電力(磁力線の動き)で加熱するクッキングヒーターです。IHは電力で加熱できる特徴だけでなく、様々なメリットがあります。


①熱効率がよく、高火力


磁力線によって、IHに置いたフライパンや鍋自体を発熱させるため、高い熱効率で直火でなくとも高火力で調理をすることが可能です。ガスを利用する場合、周りの熱が逃げてしまう影響で熱効率は50%前後といわれていますが、IHの場合熱効率は約90%です。


②火を使わず安全性が高い


火を使用しないため、火の消し忘れなどによる火災の心配がありません。また、一定の温度に達した場合に火力が弱まったり、電源が切れる安全装置が作動するようになっているので安心です。
また、ガスを使用しないため、ガス漏れなどによる一酸化炭素中毒の心配もありません。


③利便性に優れる


表面に凹凸がないため、使用後の掃除を簡単に行うことが可能です。ただし、IH非対応の調理器具を使用した場合、焦げてしまったり、IHの天板が傷んでしまう可能性があるため、必ずIH対応の調理器具を使用するようにしましょう。

床暖房

床暖房

床暖房は床下を温めることで部屋全体が暖かくなり快適な室内環境を保ってくれるシステムです。床下に温水を流すものが一般的ですが、電気ヒーターで温めるものもあります。

温水を生み出す熱源にはガスや灯油も選択肢にありますが、エコキュートと同様にヒートポンプ式で温める方式が注目されています。ヒートポンプ式温水床暖房を導入することで、比較的少ない電力で部屋を暖めることが可能です。

蓄熱暖房機


蓄電暖房

参考:日本スティーベル株式会社


蓄熱暖房機は電力によって蓄熱レンガを加熱し、加熱されたレンガの放熱を利用して部屋を温めるシステムです。ヒーターやエアコンと異なり、加熱する際に機器を動かすためのエネルギーを使用しないため、消費電力を抑えることが可能です。

また、深夜にレンガを加熱・蓄熱することが可能なため、一般的に安く設定されている深夜の電気料金で利用可能な点も大きなポイントです。

これらのオール電化に適した設備を、自家発電した電力で使用することでさらにエコで経済的なライフスタイルが実現可能になります。

オール電化にするメリット4選

ガスを使わず電気で全てをまかなうことにどんなメリットがあるのでしょうか?オール電化のメリットを最大限に引き出すために、日々の電気の使い方を工夫することが大切です。ここからはオール電化の主なメリットをご紹介いたします!

メリット1:電気・ガスの基本料金を一本化できる

ガス併用住宅の場合は、ガス・電気それぞれに基本料金が発生しますが、オール電化の場合は電気の基本料金のみとなります。ガス代が不要になると月々の費用を割安に抑えられる可能性があります。

ガス・電気併用とオール電化の基本料金差

参考:スマートライフ(オール電化)|電気料金プラン|東京電力エナジーパートナー株式会社

参考:従量電灯B・C|電気料金プラン|東京電力エナジーパートナー株式会社

参考:一般家庭のガス平均使用量|ガス|関西電力 個人のお客さま


上記の表は、ガス・電気併用とオール電化の基本料金の差の比較表です。東京ガスと東京電力で比較した場合、基本料金で715円/月の差が発生します。月々の金額としては小さな金額ですが、年間で8580円の差額が発生します。

電気代・ガス代共に高騰している今、電気・ガスの基本料金を1本化することにより基本料金が削減できるのは大きなメリットです。


オール電化の電気代の平均は?
オール電化平均価格

出典:関西電力『オール電化世帯人数別の電気代平均額』


電力会社のウェブサイトでは、電気料金のシミュレーションや、お得な使い方などが無料で提供されている場合があるので積極的に活用しましょう。

メリット2:お湯を安く使える

電力会社のオール電化プランは、夜間の電気料金単価が安く設定されています。電気の単価がガスよりも安くなる夜間に、エコキュートでお湯を沸かせば、安くお湯を使うことができます。

夜間に沸かしたお湯をタンクに貯めていくことができるため、安い電気料金で沸かしたお湯を日中に使うこともできます。

メリット3:熱源を持たないため安全性が高い

オール電化の場合、キッチンはガスコンロではなくIHクッキングヒーターとなります。IHクッキングヒーターは炎が発生しないため、ガスと比較すると火災の危険性が低く安全です。

また、ガスのように住宅内に熱源を引き込まないため、ガス漏れなどが原因の一酸化炭素中毒の心配もありません。

災害発生時、電気はガスに比べて復旧が早いとされており、オール電化なら災害時にいち早く安定した生活に戻ることができます。

メリット4:自家発電した電力を使用してお得に

自宅に家庭用太陽光発電が設置されている場合、自家発電した電力を使用可能です。蓄電池を導入している場合は、日中以外も自家発電の電力を使用できるため、さらにお得にオール電化を使用することができます。

オール電化にするデメリットとは

オール電化のメリットを見ると、夜間の安い電気を使って尚且つ火災などの危険も対策ができる非常に優秀な仕組みです。しかし、そんな優秀なオール電化にも注意すべきデメリットがあります。ここからはオール電化のデメリットをご紹介いたします。

デメリット1:昼間の電気代が高くなる

オール電化向けの電気料金プランは、夜間の電気料金単価が安い反面、日中の電気料金単価が割高に設定されています。

そのため、日中に家電を使用するエアコンやドライヤーなどの家電を使用する際には割高の電気料金単価で使用することになります。


<対策>太陽光発電の導入で日中に使用する電力をまかなう
自宅に家庭用太陽光発電などを導入している場合、日中の電力の一部を自家発電した電気でまかなうことが可能です。オール電化を導入する場合、必然的に電気の使用量が多くなるため、自家発電した電気を使用することで電気代を抑えることができます。 オール電化の電気代がやばい?実態と節約のポイント

デメリット2:導入コストが高額

オール電化住宅にする場合、エコキュートや蓄熱暖房機の導入が必要になります。例えばエコキュートに切り替える場合、本体価格にプラスして追加で工事費用が必要になります。

リフォームでオール電化導入を検討している方は、エコキュートなどの本体価格だけではなく、不随する工事費用についても要チェックです。


<対策>補助金を活用する

住宅省エネ2025とは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅の省エネルギー性能を向上させることを目的としたキャンペーンです。新築とリフォームを対象にした4つの補助事業により、家庭部門の省エネ化を促進します。一部の新築住宅を覗き、子育て世帯に限らずすべての世帯が対象になります。


給湯省エネ
参考:住宅省エネ2025

デメリット3:停電が発生すると不便

電気・ガス併用であれば、停電が発生した時もガス給湯器やガスコンロは使用できるため調理やお湯を使うことはできます。しかし、オール電化は電気に大きく依存しているため、万が一停電が発生した際はすべての家電が使えなくなってしまいます。

停電時に備えて、例えばカセットコンロとカセットボンベを用意しておくなど事前の備えが必要です。


<対策>蓄電池の導入で停電時も電気が使える!
家庭用太陽光発電を導入し蓄電池を備えている場合、停電時にも電力を使用することが可能です。ただし、停電時に利用できる電力は限られているため、停電などいざという時にどの設備を優先して利用するか事前にチェックしておくことが大切です。
自立運転モードで安心!停電時でも使える太陽光発電のしくみを解説


コラム
災害時に復旧が早いのはガスより電力?
大規模地震などの自然災害が起こった際、電気・水道・ガスのインフラの復旧が早いのはどれでしょうか。状況により普及日数は異なりますが、一般的にインフラの復旧の順番は「電気」が一番早いと言われています。
東日本大震災や熊本地震の際も電力が一番最初に復旧したというデータがあります。
参考:オール電化で安全・安心(中部電力ミライズ)

オール電化はエリアと関係がある?

オール電化とエリア(地域)には関係があります。オール電化を検討する際には、お住まいのエリアの電力会社の料金プラン、気候、都市ガスの供給状況などを考慮することが、経済性や利便性の面で非常に重要になります。

電気料金プランの違い

料金

日本は地域ごとに電力会社が異なり、提供されている電気料金プランも異なります。電力会社は、このようなオール電化住宅の特性に合わせて、特別な電気料金プランを用意してる場合があります。オール電化向けの電気料金プランの特徴としては、時間帯別料金・定額料金・割引制度が挙げられることが多いです。ご家庭に合ったプランを慎重に選ぶ必要があります。

例えば、東京電力エナジーパートナーではオール電化向けの料金プランを提供しています。


★スマートライフプラン


夜間の電気料金が割安になる時間帯料金プランです。エコキュートや電気自動車の充電など、夜間に電気を多く使う家庭に適しています。


参考:テプコ

住まいのエリアの気候条件

①多雪地域


屋根の融雪や除雪に電気を使用する場合、そのコストも考慮に入れる必要があります。また、エコキュートの室外機(ヒートポンプユニット)が雪に埋もれないような設置場所や対策が必要です。


②日照時間


太陽光発電システムの導入を検討する場合、地域の年間日照時間は発電量に直結するため、経済性を評価する上で重要な要素となります。

都市ガスインフラの有無

都市ガスが整備されていないエリアでは、ガスを使いたい場合はプロパンガス(LPG)を利用することになります。プロパンガスは一般的に都市ガスより料金が高めなため、そのようなエリアでは、新築時などにオール電化が選択肢として有力になることがあります。

オール電化に向いている家庭は?

家電

ここまで、オール電化のメリット・デメリットについてご紹介しました。ここからはオール電化お得に生活できる、オール電化に向いているご家庭のポイントをご紹介します!

昼間に使う電気が少ない家庭

オール電化のメリット・デメリットでもご紹介した通り、オール電化プランの電気料金単価は夜間が安く、日中が割高になります。そのため、日中仕事や学校で家に誰もいない時間帯があるというご家庭はオール電化をお得に活用することができます!


基本的に夜に電気を使用する場合など、使用方法によって光熱費を抑えることが可能です。オール電化では、夜間(午後11時~午前7時)の料金が安いプランが用意されているため、電気を使うのが夜~朝である共働き家庭やお子様が学生で日中に家にいない家庭は、オール電化が向いているといえます。


夜間の電気料金をさらに割安にするプランはこちら!

電気代さげるなら

災害時に備えておきたい家庭

電気・水道・ガスといった主要なライフラインが寸断した場合、復旧にかかる時間が最も早いのは電気ということが分かります。


復旧日

引用:中国電力



オール電化住宅の場合、電気蓄熱式床暖房機やエコキュートを使用しています。前もってお湯や熱を貯めておけるので、停電しても水やお湯を使うことができます。

また、温水器の場合は直接タンクからお湯を取り出すこともできるため、非常用水としても利用できます。飲料水としては使用できませんが、370リットルの貯湯タンクなら、家族4人で3日分の生活用水をまかなえるといわれます。

2024年に発生した能登半島地震では、広い範囲で断水が長期化し深刻な水不足が問題となっています。トイレの水が流せない、お風呂に入れないなど、日常生活に支障をきたすだけでなく、健康・衛生面にも影響するため、生活用水の確保は非常に重要です。

エコキュートがあることで、タンクの中のお湯を生活用水として使うことができます。例えば手洗い、トイレの水、入浴などはもちろん、湯たんぽなどに入れて暖をとることも可能です。

太陽光発電を導入している家庭

太陽光パネル

オール電化と太陽光発電は、非常に相性が良いことはご存知でしょうか?太陽光発電を導入することにより、オール電化のデメリットである割高になってしまう昼間の電気代をカバーすることができます。

また、蓄電池も併せて導入した場合は、日中自家発電した電力を必要なタイミングで使用することが可能になるため、停電が発生した際の対策も可能です。


引越しを考えている

新しい住まいに移るタイミングは、ライフスタイルを見直しができより絶好な環境を整えるチャンスです。購入または、賃貸予定の物件がオール電化に対応しているか確認しましょう。

もし対応していない場合はオール電化への切り替え工事が可能であれば使用できます。近年ではオール電化を採用する新築物件が増加傾向にありますので、引越しのタイミングでオール電化に切り替えるご家庭も増えているようです。

オール電化生活を始めるためのステップ

3点

電力会社の選択と申し込み

オール電化に対応した電気料金プランを提供している電力会社を選び、申し込みを行います。近年は多くの新電力が登場しており、様々なプランを比較検討できます。

手続きは、主に電力会社へ加入や契約変更などが必要になります。詳細は各電力会社からの説明を受けると良いでしょう。

電気料金プランの比較検討

ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な電気料金プランを選ぶことが重要です。電力会社のウェブサイトなどでシミュレーションを行い、どのプランが一番お得か計算してみましょう。ご自身のライフスタイルに合わせて、最適なプランを比べることが重要です。


電気代さげるなら


物件によっては、オール電化に対応するための電気配線工事などが必要になる場合があります。信頼できる業者に相談し、見積もりを取りましょう。

オール電化と相性がいい、エコでお得な住まいとは

住宅

ZEHとオール電化

ZEH(ゼッチ)という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、一次エネルギー(電気に変換される前の石炭などのエネルギー資源)を極力使用しない住宅のことです。

高断熱設備や高性能設備で使用エネルギー量を減らし、太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用したエネルギーを創るシステムが整っていることがZEHの条件です。家庭の年間エネルギー収支をゼロまたはマイナスにすることを目指すZEHを実現させるために欠かせないのがオール電化です。ZEHを取り入れるには高額な初期費用がかかりますが、政府もZEHの普及に力をいれて取り組んでいるため補助金制度を利用することができます。

2020年のハウスメーカーが新築する注文戸建住宅においては、約56%がZEHとなっており、新しいエコでお得な住まいの形が広がっています。


参照:家庭向け省エネ関連情報 省エネ住宅

まとめ

この記事では、オール電化のメリット・デメリットを把握しオール電化は本当にお得なのかご紹介いたしました。光熱費は生活するうえで必ず必要なものですが、毎日使うエネルギーだからこそ、後悔のない選択をしたいですね。 現在の電気料金を抑えたい方や、オール電化に興味がある方はこれらの情報を参考に、ご自身にとって最適なオール電化プランを見つけて、上手に活用をすれば最大限にオール電化の効果を実感できるはずです。

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ソーラーメイト編集部

太陽光発電と再生可能エネルギーに関する深い専門知識を持つレネックス株式会社のスタッフが、最新の情報や役立つ知識を発信しています。

レネックスは、太陽光発電の国内新築住宅シェアNo.1のハンファジャパンの子会社として豊富な経験と実績があります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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